選挙は負けても結果は出た! | 臨床美容師のつぶやき(豊後大野市共育塾)

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都知事選投票率は60.62%、平成以降で2番目の高さにはなり、前回2020年を5・62ポイント上回わりました。石丸さんの当選には最低でも67%は欲しく、そこまではいかずに二位に甘んじました。8時に当確が出てからはバスケを観ていました(笑)


冷静な分析は明日以降になるでしょう。しかし組織票の蓮舫さんに勝ったのはやはり凄いことです。相手はプロ集団でこちらはボランティア団体のようなものでした。運営にはプロも参加しましたが、これまでとは違った展開だったと思います。


「選挙は負けて結果は出た!」は変かもしれませんが、感覚的には小差で負けたような気分です。やはり蓮舫さんに勝てたのは大きいです。これは自民党も否定されたのに近いです。既存政党へのダメ出しだからです。


既存政党は名前は変えなくても、中身は大きく変える必要はあると思います。まだ次の話をするのも急すぎますが、次回は衆院選で岸田さんに挑むような発言もありました。今回の大健闘も、安芸高田市での実績が大きく影響したと思います。


そこで気になるのが安芸高田市長選ですが、反石丸派の藤本さんが当選したようです。70歳の熊高さんは石丸市政の継続をめざしましたが、結果として組織に負けました。やはり非常に不利な戦いだったと思います。


これも石丸流にいえば、市民が選んだ結果となります。汚職事件のあとの石丸さんのときとは違い、今回は逆の意味で戦いにくかったと思います。新市長の藤本さんも舵取りは難しいと思いますが、前に戻すのであれば簡単です。そしてそれが民意になります。


もちろん二元代表制ですから、対立するだけではもちろんダメです。根回しでなく、事前協議も必要かもしれません。これは石丸さんもよく言っている話し合いです。正しい話し合いと、根回しではニュアンスが違います。


どちらにしても古い政治は否定されるでしょう。新しい政治をどのようにするのか、これは国全体で考えることですね。過去は否定ではなく貴重な体験です。過去は一極集中的でしたが、新しい政治は本物の利益分散型にすることです。


そして政治をビジネス化しなくて経営にすることです。つまり、ビジネスは「儲かるか?」という利益追求の側面が強いのに対し、経営は利益追求だけでなく、組織の理念や目標に基づいた長期的な視点での活動を含んでいるからです。


そこのバランスは経営でも市政でも同じと思います。都知事選の結果は都民の思いの結果だと思います。そして安芸高田市長選は残念でしたが、やはりリーダーの存在は大きいです。同じ人はいませんから、その人なりでがんばるしかありません。


形は違っても本物は残ります。負けて勝つではないですが、都知事選も予想以上の結果だったと思います。古い政治古い考えの打破ができなければ、先が明るくなりません。さらに勇気をもらった選挙戦でした。お疲れさまでした。ではまた明日。