エコノミックガーデニング | 臨床美容師のつぶやき(豊後大野市共育塾)

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いくら良い言葉を並べても、お金がからむと真実が見えない。こころを商品化する社会にも同じ不安を感じる。そんなこころの悩みを和ダンボがつぶやきます。豊後大野市共育塾(場所ココミオ)では、そんな問題をみんなで語り合っています。お問い合わせは美容室WAKOまで。

近年の人口減少社会において、地域の活性化を促進するためには地元の中小企業がその地域に合った形で元気になることが重要になります。そこで、「エコノミックガーデニング」という、アメリカ発祥の地域経済活性化施策があります。


地域の中小企業を育むための環境づくりをガーデニングに擬(なぞら)えてこのように呼ばれています。 地域という土壌にさまざまな産業や事業、活動の種や苗を植え、それぞれが自力で育つための環境を整えることで、地域経済を元気にしていこう、という考え方です。


千葉県山武市では、「さんむエコノミックガーデニング推進協議会」を立ち上げています。従来型の地域活性化とは違い、地域の商売人や農業者が深く繋がり合うことで生み出す「相互利益の創造」をめざしています。


つまり、「我々の、我々による、我々のための、ビジネスモデル構築」をつくるということです。すでに山武市の商売人や農業者が、公共事業や企業誘致等からの仕事ばかりに頼ることは難しくなっています。これは全国的な傾向です。


だからといって独立独歩していくことも簡単なことではありませんが、山武市ではより一層の「繋がり」が重要だと考えました。そして、同じ地域に住みながら交流も連携もない商売人や農業者がたくさんいます。


現在、さんむエコノミックガーデニング推進協議会は5つのワーキンググループを組織して、調査研究や実証イベントを進めています。すぐに変わるものではないですが、拙速に事を進めず、人と人との繋がりをじっくり醸成させているそうです。


素晴らしい取り組みをされています。豊後大野市も見習いたいところですが、そうじっくりとはできない現状もあります。山武市さんも、本当は急がなければ思っているのかもしれません。焦るのではなく急ぐのです。


この急ぐは、「ムダなことはしない」という意味です。以前もここで言いましたが、行政は最後になって「実は~」を出してくることが多いです。はじめから決まっていることがあれば、それを先に言って欲しいのです。


アリバイづくりの会議は時間のムダでしかありません。もうそんな余裕はないはずですが今でも続けています。いろいろと諸事情があるのもわかりますが、ここで変えなければいつ変えるかです。「今でしょ!」と声を大にして言いたい。


こんなピンチのときしかチャンスはありませんよ。平穏無事なときに改革などはできませんし、する必要もないと思います。政治家を見ても裏金などの古くからの悪い体質をやめきれず、結局大変なことになっています。


あの安倍元総理でさえもやめろと言ったのです。ところが安倍さんが亡くなったらまた続けました。それがこんな大騒動になったのです。安倍さんはやはり先が見えていたのです。その点では今の自民党議員は全員ダメです。


今はすべてをリセットする必要があります。ゼロから早急に仕組みをつくり直すときです。そんな国の心配もありますが、わたしは豊後大野市の心配が先です。もちろん国の影響もありますが、独自で考えて動く自立のときでもあります。


補助金と助成金がありますが、助成金の主な管轄は厚生労働省で、補助金の主な管轄は経済産業省や中小企業庁です。 目的に関しても助成金は雇用や労働環境の改善が中心であり、補助金は新規事業の支援や地域振興などが目的です。


補助金は公益につながる事業の促進などを目的としており、助成金とは明確な違いがあります。補助金を使うのは主に主体者(経営者)が多いはずです。そして助成金は主に労働者に対して使うのものだと思います。


その主体者(経営者など)が、いつまでも補助金頼りでは発展はしません。もしも補助金を報酬と考えるのならば、当然その見返りを出さなくてはなりません。そうでなければ報酬は貰えないことになります。それが社会の一般常識です。


時を戻そう。話がかなりずれてきたようにもありますが、ずれてはいません(笑)。わたしはこうしてブログを書きながら、いろんなことに気づきます。脱線しているようであって脱線してはいないのです。逆に核心に近づいています。


公募に出ることによって勝手にプレッシャーを感じています(笑)。しかしこのプレッシャーが必要だったのです。企業的な経営から一人経営になり、のんびりしていたのは確かです。しかしそれではやはり楽しくないのです。


楽しむために生きているとすれば、このプレッシャー状態のほうがそれを実感します。Мではありませんが打たれるのは嫌いではありません(笑)。打たれるから考えるのです。プレッシャーという鞭で、まだまだ叩かれたいわたしって変ですか?


「地元で、年寄で、変人」です。地方創生の三拍子が揃っています(笑)。しかし主役はやはり若者にならなければなりません。わたしたちはその裏方であり、土台になれれば本望です。若者のリーダー役も必要ですがそこも縁だよりです。


これは探して見つかるものでもないのです。わずかな縁からでも見つかるときは見つかります。見つからないときは、わたしの縁もそれまでということになります。しかし流れは確かに来ています。そこにどんな縁が流れてくるかだけです。


エコノミックガーデニングは地方の理想形だと思います。そして「育てる」ことが基本になると思います。豊後大野市共育塾も共育ちの会です。育つ環境づくりが大きな目的となります。それを行政が認めてくれるかです。


勝負の時は1ヶ月後です。かつて「簡単なことは難しく、難しいことは簡単に」の教えもいただいています。簡単に考えます(笑)。ではまた明日。