気をつけたい「こころの商品化」 | 臨床美容師のつぶやき(豊後大野市共育塾)

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いくら良い言葉を並べても、お金がからむと真実が見えない。こころを商品化する社会にも同じ不安を感じる。そんなこころの悩みを和ダンボがつぶやきます。豊後大野市共育塾(場所ココミオ)では、そんな問題をみんなで語り合っています。お問い合わせは美容室WAKOまで。

昨夜の不登校親の会は、いつもと雰囲気がガラッと変わりました。結構いろんな情報が聞けました。とくに不登校ビジネスについてが多かったです。まさに気をつけたい「こころの商品化」そのものです。別に変な話はしていません。


それでも不登校あるあるのような話で、それに対してそこまでお金を聴取するのか、がわたしの率直な感想です。親の会でもそうですが、毎回親やその関係者が集まって近況報告です。そこに少しアドバイスが入る程度です。


時間もかかりますし、短期間で解決する問題でもありません。またこの「問題」という言葉にも過剰に反応する人がいます。「親の問題ではない」とすぐに反論してくるのですが、誰も親の問題とも言ってませんし思ってもいません。


しかし親の責任ゼロでもないですよね。そんな普通の会話がしたいです。教育問題は国も含めていろんな問題がからみあっています。学校や先生を変えるなど、そう簡単にできることではありません。ここも二刀流が必要だと感じます。


国に対してと、地元の学校や教育委員会に対しては同時に進行すべきです。両方やらなければ結果は出ません。それぞれに得意な人がいると思います。そこには議員さんも入るかもしれませんが、国にものが言える議員はそんなにいません。


もちろんポーズは取りますが、なかなか難しいと思います。それでも最近はやっと国も動き出しました。やはり教育は大事と思ったのでしょう。それと不登校ビジネスは別の話です。子ども食堂も似たところがあります。


急に増えだした子ども食堂、補助金を出す自治体も多くなりました。これもイメージアップに使われたらたまりません。子ども食堂ビジネスになってしまいます。ビジネスになってもやれば良いという人もいます。


もちろん補助金もそのためだけに使うのであれば良いです。それがいつの間にか拡大解釈をして、みんなにも食べてもらおうでは本末転倒です。本当に差し出したいところへ行かなくなります。不登校も同じことです。


不登校の特性でオンラインも有効かと思います。個人的に話したい親もいます。スタートは善意から始まるのですが、それがいつの間にか違う欲が入ってくるのです。金銭欲や名誉欲が入ってくると方向性が違ってきます。


それも人間だからといってしまえばおしまいです。政治家も先生もみんな人間です。わたしの反省からでもありますが、やはり自分を知らなければ失敗します。その点では昨夜の親の会は本音で話せて良かったです。


ファシリテーターも必要ない感じでした。次回もそうなることを期待します。ではまた明日。