今年は甲子園大会終了後、慶応高校の報道が目につく。
勉強と部活を両立したわけである。
公立以上に進級は厳しいだろう。
ある意味、理想を実現したのである。
テレビの音声を消して観戦していたので、応援がそんな問題であったのかはわからなかった。
マスコミ報道にも応援についての記事があったのには驚いた。
慶応の出場が決まったときから頭髪のことをいうのをネットで見かけた。
騒ぐほどのことか? というのがホンネである。
慶応というエリート校へのやっかみだという人もいた。
それもあるだろう。
甲子園はある意味異常な世界である。
そのために選手側も指導側も必死である。
校務、授業そっちのけの教員も見てきた。
自分はそれがいやだった。
私のように、甲子園に行っても勝つわけないと思っていると、強豪と互角に戦ったり、間違って勝ってしまうので十分であった。
生徒もそれはわかっていた。
人間として成長してくれればいい。
そのきっかけとして野球部を続けてよかったと思い、成長の糧になればいいだろう。
前にも書いたが、前監督の出した「エンジョイ・ベースボール」(日本放送協会出版)は現役時代に買って読んだ。
こういう高校野球ができたらいいなと思った。
現実になった。
練習試合を一度だけしてもらったが、当時から強かった。
その後、甲子園にも出場するようになった。
東京六大学のうち、どこも附属の中高が併設されている。
(東大はそのままあがれない)
どの大学も下からあがった選手が主力になるわけでもない。
ベンチに入ることすら厳しい大学もある。
このあとも伝説のように彼らは注目されるだろう。
とてつもないことをやったのは確かだ。
U18の大会がまだ開催中だ。
日本代表として出場している選ばれし球児たちの様子も楽しみである。