地方の公共交通に思う | 元高校教員のブログ

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定年退職から5年が終わりました。この間1年10ヶ月以外は自由人として旅人生活や地方でのに二拠点生活をしています。

首都圏と地方生活をしていて感じるのは、公共交通の問題である。

地方の公共交通の経営が心配になるほど、乗客が少ない。地方にいると、満員ということはまずない。

鉄道だと座れないこともあるが、バスは必ず座れる。

 

鉄道が廃止になると、バスに代わる。

現実は客は増えるわけでもなく、その後、バス路線自体が消えていく場合もある。

 

旅行で北海道に行くことが多いから、北海道の公共交通も少しわかる。

確かに鉄道廃止予定路線やその候補路線の乗客は少ない。

廃止が決まると、人が集まってくる。

札沼線や留萌本線もそうであったし、根室本線もそういう状況である。

 

鉄道に特急が走る路線にはバス路線もあることが多い。

都市間バスも鉄道とは別に存在価値を見出している。

「北海道時刻表」にはバス路線との時刻表を一緒に掲載している。

便利な機能である。

 

最近はバスの運転手不足が理由で減便する路線も少なくない。

 

どちらにしても地方の公共交通が厳しいことを実感する。

 

今の生活地域にもバスはある。

しかし乗客はほとんど乗っていない。

首都圏とは状況が異なる。

よく運行しているなという感じである。

あんな大きいバスではなく、ミニバスで十分なくらいだ。

 

旅行の際、バスも重要でうまく利用できると、便利である。

そこそこの都市なら、市内のバス路線も発達していて、公共交通が活用できる。

鉄道が廃止された区間はバスが頼りである。

 

バス利用は、実際には難しい作業である。

今はバスダイヤも調べやすくなった。

バス停の名前までは難しい。

地図と連動すると、これも著作権の問題もあるのか、画面の大きさとの関係なのかわからないが、厳しくなる、

そこで簡略に示すわけだが、目的地とバス停が一致するのは簡単でない。

 

バス停があっても1日に数本しか来ないところもおある。

旅人にとってバスは難しいのである。

 

人の移動が地方都市だと公共交通に依存する割合が減少していえう。

利用者は老人と学生になる。

 

人口減少にも関係するのだろうが、明るい未来は感じないのが何とも悲しい。