4月7日、午後1時より大徳寺の法類にあたる八日市瓦屋寺の中興開山忌。
瓦屋寺の中興開山である香山祖桂和尚は宮城県瑞巌寺を中興され大本山妙心寺153世である江戸時代初期の名僧、雲居希膺和尚(1582~1659)の法嗣になります。
そして大徳寺の中興開山である密雲祖印和尚の師匠にあたります。
もともと臨済宗東福寺派であった大徳寺が、荒廃の後に臨済宗妙心寺派寺院となった起源となる和尚です。
瓦屋寺本堂に安置されている木像は、最近修復されました。
(瓦屋寺住職の許可を得て、ここに掲載しております)
瓦屋寺は、聖徳太子建立の由緒寺院ですが、文禄年中の兵火で焼けて荒廃したそうです。
香山祖桂和尚の決意により復興され、現在に至ります。
東近江の地域に臨済宗妙心寺派が定着したこと、そして大徳寺の現在があることも、香山祖桂和尚のご遺徳と言えるでしょう。