当山第六世雲院中昭和尚 | ゆうの日単「己事究明」

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滋賀県東近江市能登川町にある禅寺、大徳寺の住職です。「禅は己事究明である」とは、学問の師の言葉。日々の活動や思ったことを気ままに更新していきます。見て楽しんでいただけたら光栄です。

4月2日は、当山第六世、雲院中昭和尚のご命日。

文化11年(1814)4月2日に遷化されています。

 

酷い破損状態であった頂相(ちんそう)を、昨年修復しました。

 

『長福山大德禪寺誌』竹貫元勝著には、雲院中昭和尚について次のように記されています。

 

六世雲院中昭は、先の五世とともに、おおくを語れる資料を遺さなかった。両住持の時代は、幕府の寺院取り締まりがいよいよ厳しくなる時期である。(中略)

そうした時代の流れの中で護持につとめ、後世に汚点の史料を遺さない住持は、それなりの評価をしてよいと思う。

 

私も同感です。

汚点を遺さないよう、お寺の護持につとめたいと思います。