柳瀬観音 寅年の御開帳 | ゆうの日単「己事究明」

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滋賀県東近江市能登川町にある禅寺、大徳寺の住職です。「禅は己事究明である」とは、学問の師の言葉。日々の活動や思ったことを気ままに更新していきます。見て楽しんでいただけたら光栄です。

先日、伊庭薬師堂の12年に一度、寅年の開扉法要を行いましたが本日は、

柳瀬観音 御開帳法要

うちの寺のすぐ近くの山を少し登ったところに、望湖神社(ぼうこじんじゃ)という神社があります。

その途中にある小さな観音堂です。

まっすぐ上がれば望湖神社

 

本当に小さなお堂ですが、丁寧にお祀りされています。

朝9時に開扉。

午後1時に法要。

3時に閉扉。

途中にお供え物を持って行ったので、合計4回階段を登りました。

昨日インフルエンザの予防接種に行ったので、重いものを持つと腕が痛い。


令和2年にお堂の修復があって、実はそのときに観音様を拝見しておりますので私は2年ぶりでした(^^;)

世話人の代表の方に話を聞いてますと、昔から望湖神社と柳瀬在地は土地の境界で揉めていたそうです。

木を1本切るにも喧嘩。

しかし、社務所を建てる際に柳瀬在地が土地を少し譲り、また神社の参道に車道をつける際にも協力し、現在は支えあう関係になっています。

色々あるんですね。。。土地の問題って怖い。何より神社と観音様の争いなんて見たくない。。。

 

私は3歳くらいの幼い頃、祖母と二人でこの神社まで歩いてお参りするのが日課でした。

先週の日曜日に祖母の33回忌法要を行ったところでしたので、懐かしい風景を思い出しました。

今日は1日中雨で、こういう法要をおこなうには最悪の天気でしたが、世話人の方々の厚い信仰心のおかげで良い法要ができたと思います。