薪能 | ゆうの日単「己事究明」

ゆうの日単「己事究明」

滋賀県東近江市能登川町にある禅寺、大徳寺の住職です。「禅は己事究明である」とは、学問の師の言葉。日々の活動や思ったことを気ままに更新していきます。見て楽しんでいただけたら光栄です。

今夜は、「第八回 安土城跡 摠見寺信長公奉納会」へ。

織田信長公へ奉納する琵琶と能の舞台です。

例年のように国会議員の方々や市長も来られて大盛況。

そして雨の後、夜の安土城跡は幻想的でした。

 

ステージは越前琵琶、狂言語り、能の3部。

その中で越前琵琶の「北の庄」はとても印象的でした。

賤ケ岳の戦いで羽柴秀吉に敗れた柴田勝家が、居城である北の庄城へ追い詰められ、信長公の妹であるお市の方と共に最後を迎える話です。

信長公の死後の話を、信長公へ語り掛けるように奉納するということが新しく感じられ、感情移入しながら拝聴しました。

人の心に響く供養を、今後私もできればと思います。

 

昼間に雨が降ったので準備が大変だったと思います。

私が知っている方ばかりのスタッフの皆さん、大変お疲れさまでした。