涅槃会 | ゆうの日単「己事究明」

ゆうの日単「己事究明」

滋賀県東近江市能登川町にある禅寺、大徳寺の住職です。「禅は己事究明である」とは、学問の師の言葉。日々の活動や思ったことを気ままに更新していきます。見て楽しんでいただけたら光栄です。

本日、大徳寺では涅槃会を厳修しました。

本来2月15日、お釈迦様がお亡くなりになった日に行う法要です。
大徳寺ではその前後の日曜日に行います。
お悟りを開かれたお釈迦様は、45年にもわたり人びとにその教えを説く旅を続けられました。
お釈迦様も我々と同じ人間です。病に倒れ、最期の地となったのは、クシナガラという所でした。
その最期の様子を描いたものが「涅槃図」。

 

コロナ禍で少人数のお参りとなりましたが、お経をあげてご遺徳を偲びました。

昨日も、兼務寺院にて涅槃会を行ったので、2日連続で涅槃会。

 

お寺をとりまく環境も、社会全体も大きく変わりつつある現在。

「すべては変わりゆく、怠らず精進せよ」と述べられたお釈迦様の教えを、今こそ禅宗寺院は社会に向けて伝えなければならないと思います。