瓦屋寺小祥忌 | ゆうの日単「己事究明」

ゆうの日単「己事究明」

滋賀県東近江市能登川町にある禅寺、大徳寺の住職です。「禅は己事究明である」とは、学問の師の言葉。日々の活動や思ったことを気ままに更新していきます。見て楽しんでいただけたら光栄です。

4月に入りました。

激動の令和2年度が終わり緩めたいところですが、、、

まだまだここから、、、色々あるので、気合が入れなおし中(^^;)

4日、当寺にとりまして法源の地である、市内の瓦屋寺にて先住職の小祥忌(一周忌)が行われました。

ご導師は東海庵岫雲軒老大師がお勤めされました。

大徳寺の中興開山密雲祖印の師匠、香山祖桂禅師がご開山のお寺です。

 

先住職は、人をまとめる力のある和尚でした。

長きにわたり檀信徒のみならず地域の和尚を指導し、引っ張っておられました。

人は何かと指摘されないと気付かないことがよくあります。先住職は細かくよく見て、何でも注意してくださりました。

それは大変ありがたいことです。人を怒ったり注意することはエネルギーが要ります。

厳しい方でしたが、年齢の離れた私には、時にやさしい方でもありました。

感謝しております。

 

 

無事法要は営まれましたが、本堂は改築の大工事中。

現在の住職は精力的にお寺の改革に取り組まれ、新たな瓦屋寺ができようとしています。

自分は誠に微力ですが、瓦屋寺の今後に協力してまいりたいと思います。

 

法要後、岫雲軒老師には大徳寺にもお立ち寄りいただき、亡き先住職にもご焼香たまわりました。

ありがたい感謝の一日となりました。