真夏の施工でした

 

 

 

 

 

ナツハゼの優美な枝振りと

赤くなった葉や垂れ下がる実の姿が

 

この場に動きと優しい華やぎを

作ってくれています

 

 

足元の小さな石鉢が

この空間を引き締めてくれました

 

 

 

 

 

 

古い歴史ある蔵の前

小さなスペースですが

 

半分枯れかかった紫陽花が2株あり

風通しも悪く

ちょっと薄暗く寂しい雰囲気の場所でした

 

 

後ろの塀を新調するのに伴い

この空間をなんとかしてほしいとのご依頼

 

イメージは特にお持ちではなく

どんな雰囲気がお好きなのか

どんなご提案をしたらいいものなのか・・

と思っていました

 

 

 

何度か伺いお話ししてる中で

奥様が

「ナツハゼが好き」と伺いました

 

 

 

 

 

 

 

そして閃いたのがこのデザイン

 

資材置き場に

確か石鉢があった・・はず

 

 

それを見つけて

あとはひたすら

思い描く枝振りのナツハゼを探すのみ

 

 

そして見つけた

山取りのナツハゼ

 

 

そして

控えめに山野草をいくつか植え込んでいます

 

その季節になった時

「え?こんなところに・・ビックリマークラブラブ」と

奥様のほころぶお顔を想像して・・

 

 

 

 

 

 

右端に少し見えるのが

蔵の立派な扉です

 

 

完成すると

奥様もご主人もとても喜んでくださり

「毎日ここを見て癒されています」

 

遠くに住むお子さんたちにも

お話しされたらしく

 

早く子どもたちも見たいと

お盆に帰省するのが待ち遠しい・・とまで

おっしゃって頂きました

 

 

こちらこそ

ありがとうございましたラブラブ

 

 

お盆になり

今頃

お子様たちと楽しい語らいを

されているのでしょうか・・

 

 

森の妖精

レンゲショウマ

 

 

 

 

 

どこか神秘的な雰囲気

 

レンゲショウマ

 

 

 

 

 

 

うつむいて咲くので

下から見上げると

空の明るさが逆光となって

 

さらに妖精感が・・

 

 

 

 

 

 

春には山吹草のお花畑を見にきた山

 

こんなにレンゲショウマが咲いているとは

知りませんでした

 

福島県でも

準絶滅危惧種となり激減しています

 

 

こんな群生が見られるなんて・・

 

 

 

 

 

 

 

少しピンボケ・・汗

(スマホの限界)

 

この優しい容姿と

ころんとした蕾も愛らしい

 

 

今では鉢植えや

ガーデンに植栽されていたりしますが

 

やはり

このしっとりとした森の中で

本来の自生地で咲く姿は

美しさも感激も一押しです

 

 

 

 

 

 

あちこちに

囲われた場所がありました

 

地元の有志の方々と地元の高校生が

保存活動を始めてくれたそうです

 

このまま

増えてくれると嬉しいです

 

 

 

 

 

 

 

素敵

 

 

うっとり・・

 

 

離れ難く

なかなか帰れませんでした

 

 

 

 

 

 

森の出口近く

 

主のような紅葉の大木の足元にも・・

 

 

来年は

もっともっと群落が広がっていることを

祈って・・

 

 

 

 

和暦(旧暦)では

やっと7月(文月)です

 

猛暑はまだまだ続きそうですが

明日は立秋です

 

       

 ブーケ2  ブーケ2  ブーケ2

 

二十四節気の

立春、立夏、立秋、立冬は

それぞれ前の季節のピークで

新しい季節が生まれる日なのです

 

つまり立秋は真夏のピーク

 

でも

猛暑が続く朝、ふっと涼しい風を感じたり

夕方に虫の音が聞こえ始めたり・・

秋の兆しや気配を感じ始めるのです

    (和暦日々是好日)

 

 

 

 

 

 

夏越の祓とは

一年の折り返しに

半年の穢れを祓い

あと半年の無病息災を祈願する神事

 

西暦の6月30日に

あちこちの神社で大祓の茅の輪くぐりが

ニュースになっていましたね

 

 

和暦の折り返し、6月30日は

西暦の8月3日でした

 

自然のサイクルをより肌で感じたくて

#和暦で日記 というインスタを始めたことは

以前に書きましたが

 

この「夏越の祓」も

自分で体験してみることにしました

 

 

 

 

 

 

杉木立の中

石段を登る神主さん

 

この白装束を見るだけでも

神聖な心持ちになります

 

今回

大祓をお願いしたのは鹿嶋大神宮さん

 

 

 

 

 

 

御神体は

左側に見えるペグマタイト岩脈

 

国の天然記念物に指定されていて

この山全部が岩脈です

 

 

 

 

 

 

太鼓の響きに始まり

 

神主さんの美しい所作とともに

静かな時間の中で

大祓詞を唱えて頂きました

 

 

神事は

華美なところは一切なく

簡素で静か

 

神聖さをより感じました

 

 

 

 

 

今回自分なりに理解したことがあります

 

神事とは「神頼み」ではないということ

 

半年の穢れを祓い

より

清浄なものになります!

と神様(神聖なもの)に対して

自らが誓うものなんだと

 

様々な所作も

より精神的に研ぎ澄まされるよう

より深い部分に働きかけるよう

盛り上げるためのセレモニーのような

意味合いがあるのかなと

 


 

 

 

 

自然に感謝し

その一部であるこの身も

様々な方法で穢れを祓いました

 

またこれから半年も

大いなる循環の中に調和して

つつがなく生活できますように・・

 

誓います

(より清浄なものに近づくように

日々精進します)

 

 

・・私にとっての(あくまで個人的に)

夏越の祓はこんな意味だったかなと

 

 

 

 

 

杉の切り株に新しい命が芽生えています

まるでスポットのように木漏れ日が・・

 

 

 

大祓で精神的なリセット

また

猛暑や高湿度の中での仕事で

疲弊しきった身体もケアをしてあげて

(物質的なリセット)

 

次の半年も

心身ともにきれいになって

新たな気持ちで

頑張ろうと思いますニコニコ

 

 

 

 

 

 

鹿嶋大神宮さんの裏山には

 

たくさんの祠があり

この他にも

たくさんの神様が祀られています

 

 


 

 

始まりは

昨年のクリスマス前

 

森の風のインスタグラムのDMに

ロンドンの女性からメッセージが入りました

 

「その場所(森の風)は

私のお婆ちゃんの家でした」目ビックリマーク

 

「お婆ちゃんが亡くなり

家は売りに出されたと聞いていたので

てっきり壊されてしまったと思っていました」

 

森の風がガーデン雑誌に掲載された時

熊本にお住まいのお母さまがそれを見て

建物も周りの土地も残っていて

大好きなガーデニングのお店になっている!

ということを知り大感激ラブラブ

 

そして

「いつか会いに行きたいです!」

という嬉しいコメントが添えられていました

 

 

 

 

 

 

そして!

そして本当に会いにきてくださいました!

 

熊本のお母さまとお父さま

ロンドン在住のお嬢さん(あかりさん)と

そのご家族

 

まさか

こんなにすぐ会いにきてくださるなんて!

大感激ですラブ

 

 

 

熊本にお住まいのお母さまは

ここで生まれこの家で大きくなり

 

あかりさんは現在はイギリス在住ですが

小さい頃は毎年夏に

大好きなお婆ちゃんのこの家に遊びにきていて

楽しい思い出のたくさん詰まった場所

だったのだそうですラブラブ

 

 

母家の中の様子は変わりましたが

お母さまもあかりさんも

 

「この戸、そのまま!」

「ここは縁側・・あの戸は台所の・・!」と

昔あったガラス戸や神棚などの造作を

懐かしそうにご覧になっていました

 

 

 

  お土産に頂いたイギリスのガーデン雑誌

 

 

私たちもここをリノベする時

天井や土壁は落としましたが

 

ガラスの入った建具だけは全部残しました

きれいに磨き

使える場所を作りながら

(所によっては柱も移し)全て使いました

 

昔のガラスは

現代のクリアで均一な感じではなく

少し歪んだように見えたり

繊細な模様や木の桟などに温かみもあり

とても味があります

 

そんな所に

昔の面影を感じて頂けたのかなと思います

 

 

 クローバー クローバー クローバー

 

この場所との出会いは本当に不思議で

昨年12月のブログに

「神様からの贈り物」という記事を書きましたが

 

その時

たくさんの方から奇跡のようだねと

反響を頂きました

 

 

全てのご縁に感謝です

 

お母さま、あかりさんご家族の皆さん

本当にありがとうございましたニコニコラブラブ

 

 

 

 

 

 

とっても小さくて・・

    (花は数ミリ)

ほんのりピンク色

 

愛おしくなるような花です

 

 

みんな下を向いて咲いています

 

 

 

 

 

 

雨にぬれて・・

 

 

名前は リンネソウ

名前も可愛いですよね ラブラブ

 

 

高山や亜高山の

ハイマツの下などに見られます

 

スイカズラ科 学名 Linnaea borealis L.

これでも常緑の小低木です

 

 

 

 

 

 

確かに

低木の下に隠れるように

這いながら自分のエリアを広げているようでした

 

 

ところで

世界中どこにいっても共通の「学名」

それは誰が作ったと思いますか?

 

NHKドラマ「らんまん」でも

最初は日本人が植物の分類ができず

いちいち海外の偉い人に送っていたかと

思います

 

 

その分類の仕方を体系化し

世界共通のルールを作ったのが

スウェーデンの植物学者

 

分類学の父と言われている

カール・フォン・リンネ 

 

 

この花は

そのリンネ本人の名前がついているんですビックリマーク

 

 

 

 

 

 

 

このように必ず2輪づつ咲いています

(和名では メオトバナ(夫婦花)とも)

 

 

以前、友人から

この福島県の吾妻山にも咲いていると聞いて

 

植物学者リンネ本人の名前がついている花って

一体どんな花なんだろう・・

 

一度見てみたいドキドキ 一度会ってみたいドキドキ

・・と、ずっと思っておりました

 

 

 

この度念願かなって

友人の案内で

この夏会うことができました!!

 

 

この儚げな花に

一目惚れ!!ラブです

 

 

 

 

 

 

 

このように

茎?を伸ばしながら・・

 

地下茎というより地上を這うように

 

 

 

本当に小さくて

近くを行く登山者も

あまり気がつかないようです

 

 

気がつかないのはいいけれど

踏みつけられたり

乱暴な扱いをされないように祈りながら

 

 

行きも帰りも

よく観察させてもらって帰ってきました

 

 

 

 

 

 

これら希少な植物の

植生を守る活動をされている団体も

いくつかあります

 

また、山行のたびに

山道の荒れにもいつも心が痛みます

 

 

私も

少しでもお手伝いできないかなあ

といつも思っています

 

 

 

そのためにも

体力維持をしなければ・・ニコニコあせる