真夏の施工でした
ナツハゼの優美な枝振りと
赤くなった葉や垂れ下がる実の姿が
この場に動きと優しい華やぎを
作ってくれています
足元の小さな石鉢が
この空間を引き締めてくれました
古い歴史ある蔵の前
小さなスペースですが
半分枯れかかった紫陽花が2株あり
風通しも悪く
ちょっと薄暗く寂しい雰囲気の場所でした
後ろの塀を新調するのに伴い
この空間をなんとかしてほしいとのご依頼
イメージは特にお持ちではなく
どんな雰囲気がお好きなのか
どんなご提案をしたらいいものなのか・・
と思っていました
何度か伺いお話ししてる中で
奥様が
「ナツハゼが好き」と伺いました
そして閃いたのがこのデザイン
資材置き場に
確か石鉢があった・・はず
それを見つけて
あとはひたすら
思い描く枝振りのナツハゼを探すのみ
そして見つけた
山取りのナツハゼ
そして
控えめに山野草をいくつか植え込んでいます
その季節になった時
「え?こんなところに・・」と
奥様のほころぶお顔を想像して・・
右端に少し見えるのが
蔵の立派な扉です
完成すると
奥様もご主人もとても喜んでくださり
「毎日ここを見て癒されています」
遠くに住むお子さんたちにも
お話しされたらしく
早く子どもたちも見たいと
お盆に帰省するのが待ち遠しい・・とまで
おっしゃって頂きました
こちらこそ
ありがとうございました
お盆になり
今頃
お子様たちと楽しい語らいを
されているのでしょうか・・