もりのかぜ・らぼ通信 -3ページ目
時は7月下旬
梅雨が明けました
昔の暮らしと共にあった暦では水無月
まさに炎天で水も枯れる(水無し)月です
季節の時効に
第二十六侯 乃東枯(なつかれくさかるる)
というのがあります
まず
なつかれくさって何?ですね
夏に枯れる草・・

コレです!
うつぼ草のことなんです
ご存じの方は少ないかと思いますが
確かに・・
うつぼ草が咲いた後って
すぐ茶色くなって
「きたないなあ・・」っていう印象でした
この感覚!
古の人もそう思っていたんですね
特にこの植物は
昔から薬効が知られ
薬草として身近だったのでしょうね
それで
その枯れ方が特に特徴的だったので
こんな時効ができたのでしょうか・・

こちらは姫うつぼ草
我が家の庭の良きグランドカバーです
薬草のうつぼ草のように丈は大きくなく
地面を張って株を大きくしていきます
特徴は
①よく増える
②場所を選ばない
③いらない時はすぐに抜ける
意外と思うかもしれませんが
私が結構大事だと思っているのは③
良いグランドカバーは
一面にすぐ大地を
覆ってくれることですが
処分に困るものも意外に多い
③とても大事だと思っています
夏草枯るる・・
やはり茶色くなりなすから
それはカットしています

薬草つながり。。
薬効がとてもあるので十薬
つまりドクダミですが
この写真は
前回の From Farmers の時のもの
ロックフォレストガーデンさんの
アレンジ用の花
白いカラーに合わせて
濃い緑の葉と
ドクダミの小さな白い花が一緒にあると
なんだかすごくお洒落でした
前回同様
植物の捉え方ですが
例えばガーデニングで
これは「最新品種だから素敵なもの」
「最新品種だからぜひゲットしなくちゃ」
「あの人が飢えていたから私も欲しい」
・・なんていう
人から押し付けられた価値や
人の好みの基準ではなく
自分が素敵と思ったら素敵
・・それでいいんですよね
そして
コレは野菜だから・・
これは雑草だから・・
そんな価値観もなくていと思います
昔からある植物って
良さがあるから生き残っているのですし・・

さて、コレはなんでしょう?
ごぼうの花です 

数年前
森の風に咲いたごぼうの花を見て
私も「ガーデンに植えたい」と思いました!
その花の写真とともに
このブログで書いた記憶がありました
でも
このトゲトゲグリーンも素敵ですね
これもロックフォレストガーデンさんの
切花のラインナップでしたが
彼の感性は森の風に似ていて大好きです
咲くと赤紫色の花弁(ちょっとアザミ似)が
また個性的なんです
興味のある方はググってみてね

時は7月中旬
昔の暮らしと共にあった暦では水無月
この時期の植物をネタに
徒然に・・

ナツハゼ
夏のうちから葉が紅い
昔から好きな木
実は食べられ
ポリフェノールがブルーべリーよりも多いと
産直などでは
ジャムや加工品が販売されていますが・・
この木があるだけで
雰囲気が柔らかくなる木です💓

モナルダ
我が家の日本ミツバチかと思いきや
西洋ミツバチさんでした
最近ミツバチが多いなあ
と嬉しく思っていたら
近所の空き地に
本業の養蜂家の方がたくさんの巣箱を
起き始めたのでした
この付近には
ニセアカシアがたくさん生えているので
蜜源が豊富なせいか
春先
ミツバチの分蜂が何度か見られました
うちのミツバチさんも
逃げずに
おかげで元気にしています
わがガーデンにも来てね〜

にんじんの花です
森の風の畑に咲いていますが
ガーデンにあっても素敵だと思います
昔、あるガーデンショーで
イギリス人デザイナーが
コンテナガーデンを展示するブースの
お手伝いを少ししたことがありましました
超カッコイイ!!

と思ったのは
背の高いモダンな角形の黒いコンテナに
彼はネギ(ネギ坊主つき)を
何本も植えたのです!!
ブルーグレーの直線的な太いネギが何本も!
その頭に丸いボールのような花!
しかも
その黒いコンテナは
フォーマルでシンメトリーに
並べられたのでした
幾何学的でなんとも素敵なのです
その時もですが(以前にもありまして)
イギリス人の
植物を貪欲に見る目に目から鱗でした
素敵なものに園芸品種も野菜もないのです
素敵なものは素敵なのです

ダウカスダーラ
こちらはこの渋い色が「売り」なのですが
存在感
にんじんの花と変わらないですよね
ぜひ
にんじんの花もアレンジに!
出回っている切花は農薬が心配ですが
無農薬でお子様や動物にも安心!!です


ちなみにコレ
森の風のキッチンガーデンの
ジャンボニンニク!
アリウム!!です
ジャンボニンニクはよく増えるので
今度ガーデンに植えてみようかな?
と思っているところです 

長いおつきあいの
Kさんのお宅に伺ってきました

細い通路を入っていくと・・
明るいお洒落な外観のお家
緑がとっても調和しています 
このコーナーを曲がると・・

緑でいっぱい 




実は
昨年リフォームの施工させて頂きました
お付き合いは20年くらい前
お子様たちがまだ小さい頃に一度
お庭を作らせて頂いていました
そのお子様たちも独立され
お庭の木々も育ち
周りの環境も変わり・・
今回は
今お住まいのママとお母様が
大好きなバラやお花が楽しめる庭にしたい
というご依頼でした

周りを建物で囲まれているので
日陰になる樹木を抜き
少しでも日照を確保し
自然石を敷いて通路と風通しを促しています
目隠しとバラのために
新たにウッドフェンスを建てました
この写真は
昨年11月施工完了時

今回伺った時の写真
バラがよく育っています
かなり咲いてくれたようで
花柄をきちんと切って
草一つ無く
愛情を込めて
手入れされてる様子がよくわかりました

ウッドデッキからの風景
奥に見えるフェンスのコーナーは
三角のパーゴラになっています
そこには
よく伸びる小輪バラが垂れ下がってきて
ロマンティックなシーンができる予定です

様子を見に伺って
手入れされてるお母様と
随分お話させていただきました
まずは質問にお答えして
バラの手入れの仕方
四季咲きとツルばらは剪定の仕方が違うこと
どんな風うに仕立てると良いか
宿根草の切り戻しの仕方
土のこと・・などなど

今咲いているポテンティラ モナークスベルベット
「これホントに可愛いよねぇ
すごく気に入ってるの」とお母様

お母様は(私に)
「綺麗に咲いてる時に来て欲しかったなあ」
春からずっと
次々に咲くお花を携帯で写真に撮られ
全部保存していらっしゃいました
バラも
これもあれもと・・
すごく綺麗だったから
それを
咲いているときに見て欲しかったのだそうです
ママ(娘さん)には
「忙しいんだからそんな事は言わない」
と言われていたそうです
すみません
そしてありがとうございます

そう言って頂けるだけで本当に有難い
そのお気持ちがとても嬉しいです
でも本当にごめんなさい
ママがおっしゃって下っていたとおり
バラが咲く時期は
新たな庭の植え込みやメンテの植え替え等で
植物のタイミングに合わせると
こちらだけでなく
どちらのお庭にも一番良い時に伺えなくて・・

「このバラは
オールドローズなのに四季咲きで・・」
と、私が話していと
そのバラにトンボがとまり・・
一緒にお話を聞いてるみたい 

羽を下ろして
手を近づけても全く動きません
それを見て二人で笑ったり
たくさんのお話を伺うこともできました

毎日 朝起きるのが楽しみなの
朝、庭に出て
一つ一つ話しかけては切ったり
新しい花が咲いているのを見つけたり・・
(この庭は)
私の生きがいになってる・・
作ってもらってよかった・・
そうしみじみ言って頂きました
何より嬉しい言葉です

「これで
ばあちゃんもボケていられないよ」
と言われるの・・とお母様
海外に赴任していらっしゃるご主人が
お花大好きなお母様のために
今回のご依頼をしてくださったのか
そう思いました
お客様が喜んでくださるのが
一番のご褒美と思っていますが
こんな優しいご家族の
お手伝いをさせて頂けて
こちらこそありがとうございました
また今後も
末永い
お付き合い宜しくお願い致します 

もりのかぜ・らぼの
農家さんから直接買える日
From Farmers!!
先日6月30日の出展者の皆さん

朝の顔合わせ
出店の皆さんと会えるのが
楽しみなイベントです
皆さん宜しくお願いしまーす!

Imacoco citta 森の美術館
自然栽培の野菜 正藍染
宮城から来てくれます
色々な環境問題にも力を尽くしてくれていて
頭が下がります 


西郷ゆば工房
西郷ゆば 西郷とうふ 青豆豆腐 恋まろ豆腐
豆乳 納豆
在来種の大豆をつなぎ商品開発
豆腐最高!!
今回はご主人が後ろで油揚げを揚げています!
試作で試食!美味しかった〜

光珈琲
エチオピアの野生の森で育ったコーヒー
お代は全てドネーション
お客様の気持ちがお値段です
熱い気持ちでどこまでも駆けつけます 

ごっつぁんファーム
自然栽培野菜 自然栽培の新米 米粉麺
米粉 納豆
磐梯山の麓の生産地猪苗代
山々などの環境の変化で
色々と影響を受け始めているそうです 

環境は一人ではどうしようもないけど
なんとか頑張ってほしいですね
出身関西のお二人
いつもの明るいノリで!

むい百姓道
自然栽培の野菜
沖縄から地元に戻っての就農
可愛い奥さんとお子さんと一緒に
百姓道を走り出しました


ロックフォレストガーデン
野菜と切り枝・生花 
生産地は県境近くの山!
お天気によっては雲海が見えるそう 

森の風のコンセプトに似ていて
その地域性や環境にあったものを
育てています
野の花のようなナチュラルな枝物や花が
とても新鮮です 


ワクワク自然農縁
自然栽培の野菜 自然栽培野菜の漬物
移住して福島県西郷村に
良いところです!!って
その
生真面目さが野菜にも現れてます 
優しいお人柄
お客様ともお話が弾みます 

ウェルカムファーム
菌ちゃん農法の野菜 自然栽培の野菜
カラフルでお洒落な展示でした〜
なんと!!
前職お二人とも理学療法士さん
若く新しい感覚が野菜選びにも
販売方法にも光っています



なんとか雨も
片付けの時まで待ってくれました
お買い物する皆さんも
生産者さんも会話が楽しそうでした

「働く」とう感字は
「人」のために「動く」というつくり
周りの人を楽にする
→端(はた)を楽にするから「はたらく」
農業で安全な野菜を作ることだったり
野生のコーヒーを広めることであったり
在来種の農産物を守り
美味しいものを作ることだったり
新しいコミュニティーや
未来像を作ることだったり・・
表現は様々だけど
皆さんの愛に溢れる笑顔が
「働くことは歓び」だと教えてくれます
まだまだ
日本中にはこんな方々が
あちこちに
たくさんいるんですよね!
日本の未来に希望を持てますね

次回のFrom Farmers!!は
7月21日(SUN)
出店者はInstagramにて
また宜しくおなが致し〜ます
本日7月4日
和暦ではまだ皐月、つまり5月
5月29日です
五月晴れ(皐月晴れ)とは
本来連休の頃の晴れ間ではなく
梅雨の合間のひさびさの晴れ間のこと

梅雨の時期美しいと思うのは
パッと晴れ間が出た時の
植物たちの正気に満ちた輝き

自信と喜びに満ちた表情
命の輝き

愛おしく
美しい

弾かれた水の球
小さいものが集まって
次第に大きな粒となる
重力に耐えかねると
別れを告げるように
少しだけ葉を動かしするりと落ちてゆく

紫色をより輝かせて・・

こんな細い葉にも
たくさんの表面張力
当然だけど 不思議・・
どんな小さい現象にも
ちゃんとそんな力が働く
自然 この世界の精妙さに静かに感動

思わず笑顔を誘う
この弾き方
私はこんなに元気よ!!
健気な
バラの生命力

水が似合うシダ

細っ〜い葉
その葉一本一本にも・・
小さな水玉一つ一つにも
覗き込めば広っい世界が映ってる
晴れの日も
雨の日も
この世界は美しさに満ちている

