ヒトの現地化が進むと、今まで以上に会社がローカル幹部に
「アイデア」や「決断」を求めるようになってきます。
(意図的にそういった環境にもって行きます)
そうした中で、当初は「現地化」のイメージが想像できなかった
ローカル幹部の間でも、
「ここまで意見してよいのだ。」
「このレベルまで自分の決断で問題ないのだ。」
いままで自分の範囲外と思われていた「決断」に
強い責任感を感じていくようになります。
「日本人駐在員の判断責任」から「当事者意識」にシフトする瞬間です。
そういった現地コア人材が意識をシフトし始めた時期に
注意したい事は、
彼らが決断し、未熟ながらにも考えてきたアイデアに真剣に話を聞く姿勢です。
気持ちを集中して「彼らの判断」を聞きます。
1.経験からきてる判断か。
2.なぜそう判断したか。
3.同じ情報を共有しているか。
4.偏りがどこにあるか。
5.どの部分に日本人のサポートが必要か。
6.利己的要素が含まれていないか。
7.楽しそうか。
そして、なるべくこちらの対応も先送りせず、
声を受け止め、言葉を返し、実行することです。
現地化に大切な事は、日本人スタッフとローカル幹部の双方
が実際に起きた事例を教材に、お互いの中のギャップを
すり合わせていくことです。
文化。
言葉。
仕事に対する考え方。
「あたりまえ」の違い。
そういった、目に見えない要因を一つ一つ諦めずに
探り続ける「我慢」と「根気」が真の現地化達成には必要です。
ローカル幹部社員に蓄積された経験と声は
やがて会社が大きな判断を迫られたときの
「貴重な判断材料」となるのです。