昨夜21時過ぎに帰宅して、ストレッチしてたら寝てしまい2時過ぎに起床。そこから眠れないのでブログでも書く事にした。

今日のSRR、前半戦1位後半戦14位でオーバーオール1位。ライバルは裏ペアで、そちらは前半2位後半1位のオーバーオール2位。前半戦はデータム2.01IMP/bdというキモいスコアだった。とりあえず前半戦からボードを幾つか紹介。

前半戦から。

{A1551C3B-6EF0-4782-918F-1E7A16859DF1:01}


ぼくはS、いいハンド。パートナーは1NTオープン。オークションはフリーラン。

1NTには2の代でTRFして4HにSPLするかと思い、2H。これをパートナーは普通に2Sで受けてぼくの番だが、ここでの4HはSPLと誤解されず受け入れてもらえるだろうか?

パートナーは上手だがビッドが古めの方だし、あんまりパートナーシップがない状態で4Hをパスされると死にたくなる。がマイルドスラムトライって馬鹿みたいじゃない?

3Dでお茶を濁す手もあるけど、これはまず間違いなくSコントラクトをしたいハンド。

悩んだ末5Sと雑に言ったらパートナーは6へレイズ。2A持ったオープニングリーダーは悩みに悩んでSリード。S集めてHのラフィングフィネスをすると効くのでメイク。わーいわーい。

Eのハンドを持ってCリードするのは至難の技だが、ダミーにボイドのありそうなオークションだと思えば、短いのはCよりHの確率が高く、Cを出せたかもしれない。かわいそうに。

こんなボードもあった。

僕のハンドは

8652
AQJ
AKQ9
A3

オークションはPdから、

P P 2NT P;3C X 3S P;4S//

でリードはCJ。ダミーは

AT943
KT92
72
65

これはSAで1巡トランプ狩って、DでダミーのC1枚消せば大体5メイクやな。CA勝って手からロースペード、D6が出てくる。

T1:CJ,x,x,A
T2:Sx,D6,?

Plan the play.

これはウザい。ウザすぎる。さっきまで5メイクか、あわよくば6メイクのつもりでいたのになんたる仕打ち。

S3敗確定だから頑張ってCをDで捨てなきゃいけないんだけどちょっと待てよ...なぜ左手はDを捨てた?

左手はヘジテーションなくDxを捨てたので、おそらくHよりもDの方が長い。さらに右手は3Cオープンをしていないので、Cは長すぎず、左手にも数枚のCがあるはず。JかT頭にD4枚持ってたら、普通とりあえずCでも捨てるだろう。

何が起きている?僕の中の結論は、左手がDを5枚以上持っているということだった。

別のプランはHでハンドのCを捨て切ることだ。でもこれはS長いほうがH長く、しかもそっちはCも長いというスーパーアンチパーセンテージ。これでメイクしたらかっこいい。

OK、ヒーローになろうとしてルーザーになってはいけない。このアンチパーセンテージな疑念を払うべく、Hを2発出してオポーネントのシグナルを見ることにした。Hでいきなり手に戻るとシグナルしてくれなさそうだから、DAで手に戻り、HJを出してみよう。なにか教えてくれる人がいるかもしれない。

ちまちまやってると赤いスーツを切られちゃう心配もあるが、D切られるような時は右手は3Cをダブらないかもしれないし、世間のほとんどは即D二回出すので一回目で切られるときはプッシュだろう。そして左手はDがHよりも長いと仮定するなら、HをWが5枚持ってることはないだろう。ほぼ。

自分を信じてD2。

T3:D2,3,A,4
T4:HJ,6,2,4
T5:HA,8,9,3

Plan the play.

右手はHハイローで出しているが、それよりも左手。

HでCを消すプレイが失敗するのは左手のHが4枚以上の時であるが、H8765を持っているオポーネントが6,8とフォローするだろうか。これは、直感的にも、スタンダードシグナルにも、リストリクテッドチョイス的にも確率が低そうだ。

とはいえ、やはり、H出し続けるプレイはスーパーアンチパーセンテージである。単純な確率で言えば、2対1どころか5対1くらいあるんじゃなかろうか?

だってDでダミーのC消すプランはD5-2以内ならメイクするのに、HでハンドのC消すプランは、黒いスーツで少なくとも8枚は占有されている右手がHを3枚以上持ってなくてはならない。しかも、後者のプランで得するのは、現時点でほとんどない。

KQJx
xxx
x
KQxxx


KQJx
xxxx
x
KQxx

くらい。しかもこれ、C4枚しかないし、3Cステイマンの時点では3NTになりそうで、CリードよりSリードが欲しいでしょう。

うーん

長考の末、オポーネントの86を信じることにした。HQ。左手がもじもじ。勝った。

左手はHダブルトンだったので、安全にハンドのCを消してメイク、右手はDを何枚持っていたのか?以下がフルハンド。

{4C6F151D-D410-45CA-8743-2598C8F0AA7F:01}

本当にD一枚の人がいた。4414でステイマンをダブるとは敵もさるもの。

Wは、いらなさそうなDを捨てたら敗着だった。裏は3Cをダブらなかったものの、DよりCの方が1トリックになりそうだとCリードで、もちろんDを出して4S-1の12IMP取り。3NTを作ったテーブルはあったけど、4Sメイクは単独。これはここ数年のマイベストボード。

{C0FA08EF-6653-4D1A-8DDD-0DD2D7C66B19:01}

ぼくはW、Eからフリーランで1D-1S;1NT//

Hリードを手で勝ち、SQ。SKかぶったのをAで勝ち、ST。DQを勝ちに行くとNはショーアウト。HAへ負けに行くとHA、Hバック。SJとって、Sxを出してみるとNに入り、Hを2つとった後でCx。しょうがないからCAとってCxと出すとSはスローインにかかるので2メイク。

以下オポーネントの会話。

Southの女性
「貴女、ほとんど何も点なかったんじゃない?」

Northの女性
「そうよ、HJの1点しか無いわ。蚊帳の外ね。」

ちょっと考えてダミーの僕
「でも、5個(ディフェンダーが)とったうちの3つとりましたね。」

North笑って、
「そうね、ブリッジは点でもなければウデでもないわね。」

そう、ボード2IMP浮くとそうかもしれないなと思うのであった。
最近ハマってるブリッジアプリがfun bridge。四人揃わないと出来ないのがブリッジの楽しみでもありネックでもあるのですが、このアプリでは人間全てに同じハンドを配って残り3つのハンドはいつも同じ判断をしてくれるブリッジAIにやらせる事でデュプリケートするという仕組み。どこで一時中断しても良く、仕事始めてまとまった時間を取れない僕にぴったり。因みに今月入って800ボードやりました(結局ヒマ)。

どのトーナメントもカテゴリ分けのようなものがあり、最も人が集まっているMP戦は、2週間適当にプレイして一定のボード数こなした上で57.5%とると上のカテゴリに行けて54%を下回ると下のカテゴリに落ちるという仕組み。自分は今上から4つ目のカテゴリにいるけど、以外と57.5%を維持するのは大変で、そういうトーナメントの中でも70%超えていける人は本物のプロだなと思う。

因みにそこそこ有名人もプレイしているようで、シンガポールのbonoさんがデイリーMP戦で優勝していたけどシンガポールオープン代表のあのkurobonoじゃないかと思ったり、先月までUSA のAllen Sontag(で合ってる?)が同じカテゴリにいて、彼のプレイも追うことが出来たりする(そして大体では彼のプレイが優っているが、偶に自分の方が優れてたりして親近感湧く)ので新しいブリッジ時代の幕開けという感じがする。

AIにも癖がありそこを上手いよう操るのが難しいところなんだけど、それがまた楽しかったり。個人的にはユースPJのおすすめアプリみたいにしても良いかもという気がする。やっぱり強化もIT化して効率的にやらな世界において行かれてしまう気がするんです。

長い前置きでしたが、fun bridgeをやってて失敗したボードをご紹介。試合形式はMP、システムは1NTフォーシングのある2/1ノンゲームフォーシング。なんだこのシステム。

They VUL 3rd seat、僕のハンドは

742
3
JT4
AKQ942

オークションはpdから

1H P ?

相手がしょうも無いハンドだったら3Cぐらいでいい感じのインビしたいので得意の3枚スペードレスポンスで、

1H-1S;1NT-3C//

みたく仕上げるのが良いかなと頭を掠めたが、さすがにS742じゃなぁと思い留まる。

1Sを言うメリットは怪しい2Sがプレイできるということではなく、上記の展開でpdが3NTを選択してくれた時、Sリードを回避できる可能性が上がるという点にある。ただもしSコントラクトになった時、Cはできできなのにタコみたいな2Sはやりたくない。そもそもMPなので、無理くり出来ない3NTをやるエッジが小さすぎる。

システム上1NTが謎フォーシングなので1H-1NT; 2 any-3C位かなと思いつつも、2CがGFではないのでそれを選択してみることに。オークションは続き、

1H P 2C 2S; 3D P ?

とくる。3Dは4枚からだけど、赤いスーツで10枚あるのが標準的か。とりあえずパスはできないし、Sが止まっていたら3NT位をやりたいので3Sと言ってみると4Hと返ってくる。

1H P 2C 2S; 3D P 3S P; 4H P ?

赤いスーツに10枚あったらストッパーがある方が珍しい。4Cが返ってこないから1543系は無い。というか2542でもS止まってなくてクラブにアナーが有れば4Cが返ってきそう。5-5redを持っている場合ならよっぽどHが素晴らしい感じかもだが、大体はそこそこ真面目な6枚Hをお持ちでしょう。幸いな事にCはAKQなんで役に立つかも知れないし、5Dって感じでもない。パスパス。

1H P 2C 2S; 3D P 3S P; 4H//

そして出てきたダミーは

JT
Q7642
AKQ32
T

であった。なんやねんこいつ。

しかしながらこれは僕の不徳の致すところでもあり、ストッパーを探している3SなんてビッドがAIちゃんにわかろうはずもなく、おそらくHアグリーのキューと見なされたのだろう。僕はpdが赤いスーツ10枚と思ったら、最も適切なスートコントラクトを探しに行かなきゃならなかったのだ。AIちゃんに頭を使わせてはならぬ、だから3Dに4Dが正解肢だったのだろう。あるいは2Cなど言わないで全力で1Sレスポンスからの3Cサインオフに行くか。

因みに人間なら、3Sには4Dといいそうである。さて今回気になったのは、この4Dがパスありかどうかである。

とりあえず、2/1ノンゲームフォーシングならパスありでいいと思う。3Dは普通悪くない手ではあるはずなので、そこに3HとつければHの余力がある手と解釈しそうなものだ。したがって3Sは適切なH以外のスポットを探す位の意味合いでしかないように思えるし、どうしてもゲームやりたいなら、グッドハートを持って4Hというか、1543なら5Cと付けてみるか、5D言っちゃうかで良かろうし、奥の手4Sとか、マイルドに4NT置いて5mやりましょうというのもある。

2/1ゲームフォーシングならさすがに4Dはパスなしだろう。一度2Sにパスできる以上、3Dは今言わないとプリエンプト食らいかねないオフェンシブなハンドのはずで、2/1してきたpdに向かってパスありとは思えない。

2/1ゲームフォーシングなら、特にMPでは2C言わずに1NTでお茶を濁すのだろうと思う。とはいえいきなりCを紹介するメリットもあり、それが可能な2/1ノンゲームフォーシングってのも面白いと感じたのでありました。2/1ノンゲームフォーシングのデメリットはどこまでフォーシングなのかちゃんと決めとくのがしんどいという事で、このケースもAIちゃんがシステムのはざまに迷い込んでしまったのかなと想像している。

とはいえ4D言って欲しかったな笑。


時系列は前後するが、3月の頭に松村杯という学生リーグ主催の試合があった。

学生リーグの収益は合宿費用の補助等に使われるので、ともかく学生以外の人をなんとか捕まえて試合に出るのが上級生の務めだ。大体30年ほど続く試合なので学生上がりの人は大抵知っているので、これに乗じて日本代表プレイヤーに遊んでもらう機会を得た。結果は2位で、ナショナルの試合でもないのでどうもむず痒い。その後の飲みもそんなテンション。

しかしながら、僕はといえば、期待通りに組んで得られるものことが沢山あった。どのボードを取り上げるか悩ましいが、パートナー曰く「コンマ0秒でジャッジできる」ボードを紹介するので皆さんもコンマ0秒でジャッジしてみてください。スコア形式は全てIMP。


J874
K7
9863
KJ2

Both VUL 2nd seat. オークションはフリーランで自分から

P 1NT ?

コンマ0秒で?



42
AKT652
T6
KJ8

オークションは自分から、

1H P 2H X; 3H 4S//

OLはPdからH8(3rd/low)、ダミーは

QJ85
Q
AK743
QT4

HK勝ってコンマ0秒で?



842
KT75
976
AQ8

We VUL 1st seat.オークションは自分から

P 1S P 1NT*; P P X P; ?
*セミフォーシング

コンマ0秒で?



Q76
AT863
KQJ5
7

They VUL 1st seat. オークションは自分から

1H-1S;2D-2S;?

コンマ0秒で?


結論は早く、反省はゆったりと答え合わせ。


①パス。
良い17点は存在しないし14点でも1NTで開くので、8点じゃリスクを負うだけ。インビは8.5点から。バルに関係ない。

問題に出たらパスするしか無いですね。ただこれはコンマ0秒ジャッジだそうです。オポーネントは1NTにインビして3NTとなり、ゲスを全て外して-3してくれてたので、聞いてみたところそういうことだそう。JxxとかQxがあるわけでもなく、CのJはKのお供も付いていて正直悩ましいが、これだけ平凡な8点を捨てていいのならブリッジはだいぶ楽になる。

そしてトッププレイヤーがこう考えるのだから、1NTに対する適切な2NTインビのゾーンはだいぶ狭まっており、1NTにはインビしないシステムを使うM-Aペアのアイデアにも一理あることが判明した。

先日出た春季リジョナルでもプロが1C-1D;1NT-にパスとして、ダミーからDにQJxxxのある11点が出てきて驚いたけど、そういうものなのだろう。


②C8。教科書ディフェンスですね。

これはテーブルで僕が持ったハンドで、モニョモニョ悩んでC8を出したら正解だった。今C出さないとS集められてDでCを消されてしまう。

「これで振って作られたら笑ってやるよ。」

例えばパートナーのアナーがHJとDQJT9xだったならCリターンは作らせかもしれない。現実はそんなにシンプルと限らない。しかし僕らは配られたカードで勝負しなくてはならないのも事実だ。勇気出して笑われよう。


③パス。僕は2Hと言って、ディフェンスに助けられ4メイク。

パートナーのハンドは

AKT5
843
AK
J752

1順目にSをテイクアウトできなかった弱テイクアウトをするタコはどうでも良いから、ここのダブルは最初に1NTオーバーコールをする感じでも無かった強いハンドのプロテクトに使うべきだとのこと。

どう思うだろうか?

GIBならオーバーヒートして爆発しそうなジャッジであるが、これは一理ある。

弱テイクアウトはタコというか、センスないのは事実で、特にIMPにおいてこの形の弱テイクアウトが儲かるっていうのは稀だ。オポーネントにフィットがなさそうなら我々にもフィットはなさそう。点数が20点ずつ両サイドに配られているならディフェンスをしたほうがいい。一方、1Sに15点から16点持ってても1NTとオーバーコールしないこともあるだろう。だからどうしても1NTスタンドがやばそうな時は一言物申したいかもしれない。

今回僕が鋭敏にならなくてはならなかったのは、スペードを3枚しか抱えていないことだ。
いくらタコテイクアウトでもスペード2枚以下だと考えれば、1NTがパートナーまで流れているのは何かがおかしい。オポーネントはシングルレイズかドゥルーリー、あるいは2Sリビッドをするはずなので、パートナーはSを3枚は持っているのだろう。そこに想いを馳せればオポーネントの2DX-3へいけたかもしれない。


④3S。

これは実際にパートナーが持った手。この時の僕の手は

KJT9xx
x
Tx
Axxx

だったので、ビミョーと思いながら2Sを置いたのだが、ちゃんと4Sにたどり着くことができた。

「僕がゲーム誘うべき(=3S)に見えますが、これってレイズするんですね。」
「まぁ、ゲーム置くわけじゃないから。」

そんなものなのかも。
気になって聞いてみた。

「これってMPではやらないんですかね?」
「MPの方がむしろやる。2Sは抑えめにビッドしていることが多い。」

いつでもやるようです。

お酒を飲みながらずっとブリッジの話を聞いていた。一番響いたのが

「1位は運で取るんじゃない、自力で掴みとるんだよ」

数年前に初めてお話しした時、一時期シルバーコレクターだった頃があったと聞いた。何歳でもブレークスルーってあるんですね。と聞いたら、間違いなくあると言われた。彼の1位論だ。

いまタイのプーケットで最後のバカンスを過ごしながら記事を書いている。半袖ポロシャツだが、手は汗でしっとりしている。来週からはお仕事だ。