時系列は前後するが、3月の頭に松村杯という学生リーグ主催の試合があった。
学生リーグの収益は合宿費用の補助等に使われるので、ともかく学生以外の人をなんとか捕まえて試合に出るのが上級生の務めだ。大体30年ほど続く試合なので学生上がりの人は大抵知っているので、これに乗じて日本代表プレイヤーに遊んでもらう機会を得た。結果は2位で、ナショナルの試合でもないのでどうもむず痒い。その後の飲みもそんなテンション。
しかしながら、僕はといえば、期待通りに組んで得られるものことが沢山あった。どのボードを取り上げるか悩ましいが、パートナー曰く「コンマ0秒でジャッジできる」ボードを紹介するので皆さんもコンマ0秒でジャッジしてみてください。スコア形式は全てIMP。
①
J874
K7
9863
KJ2
Both VUL 2nd seat. オークションはフリーランで自分から
P 1NT ?
コンマ0秒で?
②
42
AKT652
T6
KJ8
オークションは自分から、
1H P 2H X; 3H 4S//
OLはPdからH8(3rd/low)、ダミーは
QJ85
Q
AK743
QT4
HK勝ってコンマ0秒で?
③
842
KT75
976
AQ8
We VUL 1st seat.オークションは自分から
P 1S P 1NT*; P P X P; ?
*セミフォーシング
コンマ0秒で?
④
Q76
AT863
KQJ5
7
They VUL 1st seat. オークションは自分から
1H-1S;2D-2S;?
コンマ0秒で?
結論は早く、反省はゆったりと答え合わせ。
①パス。
良い17点は存在しないし14点でも1NTで開くので、8点じゃリスクを負うだけ。インビは8.5点から。バルに関係ない。
問題に出たらパスするしか無いですね。ただこれはコンマ0秒ジャッジだそうです。オポーネントは1NTにインビして3NTとなり、ゲスを全て外して-3してくれてたので、聞いてみたところそういうことだそう。JxxとかQxがあるわけでもなく、CのJはKのお供も付いていて正直悩ましいが、これだけ平凡な8点を捨てていいのならブリッジはだいぶ楽になる。
そしてトッププレイヤーがこう考えるのだから、1NTに対する適切な2NTインビのゾーンはだいぶ狭まっており、1NTにはインビしないシステムを使うM-Aペアのアイデアにも一理あることが判明した。
先日出た春季リジョナルでもプロが1C-1D;1NT-にパスとして、ダミーからDにQJxxxのある11点が出てきて驚いたけど、そういうものなのだろう。
②C8。教科書ディフェンスですね。
これはテーブルで僕が持ったハンドで、モニョモニョ悩んでC8を出したら正解だった。今C出さないとS集められてDでCを消されてしまう。
「これで振って作られたら笑ってやるよ。」
例えばパートナーのアナーがHJとDQJT9xだったならCリターンは作らせかもしれない。現実はそんなにシンプルと限らない。しかし僕らは配られたカードで勝負しなくてはならないのも事実だ。勇気出して笑われよう。
③パス。僕は2Hと言って、ディフェンスに助けられ4メイク。
パートナーのハンドは
AKT5
843
AK
J752
1順目にSをテイクアウトできなかった弱テイクアウトをするタコはどうでも良いから、ここのダブルは最初に1NTオーバーコールをする感じでも無かった強いハンドのプロテクトに使うべきだとのこと。
どう思うだろうか?
GIBならオーバーヒートして爆発しそうなジャッジであるが、これは一理ある。
弱テイクアウトはタコというか、センスないのは事実で、特にIMPにおいてこの形の弱テイクアウトが儲かるっていうのは稀だ。オポーネントにフィットがなさそうなら我々にもフィットはなさそう。点数が20点ずつ両サイドに配られているならディフェンスをしたほうがいい。一方、1Sに15点から16点持ってても1NTとオーバーコールしないこともあるだろう。だからどうしても1NTスタンドがやばそうな時は一言物申したいかもしれない。
今回僕が鋭敏にならなくてはならなかったのは、スペードを3枚しか抱えていないことだ。
いくらタコテイクアウトでもスペード2枚以下だと考えれば、1NTがパートナーまで流れているのは何かがおかしい。オポーネントはシングルレイズかドゥルーリー、あるいは2Sリビッドをするはずなので、パートナーはSを3枚は持っているのだろう。そこに想いを馳せればオポーネントの2DX-3へいけたかもしれない。
④3S。
これは実際にパートナーが持った手。この時の僕の手は
学生リーグの収益は合宿費用の補助等に使われるので、ともかく学生以外の人をなんとか捕まえて試合に出るのが上級生の務めだ。大体30年ほど続く試合なので学生上がりの人は大抵知っているので、これに乗じて日本代表プレイヤーに遊んでもらう機会を得た。結果は2位で、ナショナルの試合でもないのでどうもむず痒い。その後の飲みもそんなテンション。
しかしながら、僕はといえば、期待通りに組んで得られるものことが沢山あった。どのボードを取り上げるか悩ましいが、パートナー曰く「コンマ0秒でジャッジできる」ボードを紹介するので皆さんもコンマ0秒でジャッジしてみてください。スコア形式は全てIMP。
①
J874
K7
9863
KJ2
Both VUL 2nd seat. オークションはフリーランで自分から
P 1NT ?
コンマ0秒で?
②
42
AKT652
T6
KJ8
オークションは自分から、
1H P 2H X; 3H 4S//
OLはPdからH8(3rd/low)、ダミーは
QJ85
Q
AK743
QT4
HK勝ってコンマ0秒で?
③
842
KT75
976
AQ8
We VUL 1st seat.オークションは自分から
P 1S P 1NT*; P P X P; ?
*セミフォーシング
コンマ0秒で?
④
Q76
AT863
KQJ5
7
They VUL 1st seat. オークションは自分から
1H-1S;2D-2S;?
コンマ0秒で?
結論は早く、反省はゆったりと答え合わせ。
①パス。
良い17点は存在しないし14点でも1NTで開くので、8点じゃリスクを負うだけ。インビは8.5点から。バルに関係ない。
問題に出たらパスするしか無いですね。ただこれはコンマ0秒ジャッジだそうです。オポーネントは1NTにインビして3NTとなり、ゲスを全て外して-3してくれてたので、聞いてみたところそういうことだそう。JxxとかQxがあるわけでもなく、CのJはKのお供も付いていて正直悩ましいが、これだけ平凡な8点を捨てていいのならブリッジはだいぶ楽になる。
そしてトッププレイヤーがこう考えるのだから、1NTに対する適切な2NTインビのゾーンはだいぶ狭まっており、1NTにはインビしないシステムを使うM-Aペアのアイデアにも一理あることが判明した。
先日出た春季リジョナルでもプロが1C-1D;1NT-にパスとして、ダミーからDにQJxxxのある11点が出てきて驚いたけど、そういうものなのだろう。
②C8。教科書ディフェンスですね。
これはテーブルで僕が持ったハンドで、モニョモニョ悩んでC8を出したら正解だった。今C出さないとS集められてDでCを消されてしまう。
「これで振って作られたら笑ってやるよ。」
例えばパートナーのアナーがHJとDQJT9xだったならCリターンは作らせかもしれない。現実はそんなにシンプルと限らない。しかし僕らは配られたカードで勝負しなくてはならないのも事実だ。勇気出して笑われよう。
③パス。僕は2Hと言って、ディフェンスに助けられ4メイク。
パートナーのハンドは
AKT5
843
AK
J752
1順目にSをテイクアウトできなかった弱テイクアウトをするタコはどうでも良いから、ここのダブルは最初に1NTオーバーコールをする感じでも無かった強いハンドのプロテクトに使うべきだとのこと。
どう思うだろうか?
GIBならオーバーヒートして爆発しそうなジャッジであるが、これは一理ある。
弱テイクアウトはタコというか、センスないのは事実で、特にIMPにおいてこの形の弱テイクアウトが儲かるっていうのは稀だ。オポーネントにフィットがなさそうなら我々にもフィットはなさそう。点数が20点ずつ両サイドに配られているならディフェンスをしたほうがいい。一方、1Sに15点から16点持ってても1NTとオーバーコールしないこともあるだろう。だからどうしても1NTスタンドがやばそうな時は一言物申したいかもしれない。
今回僕が鋭敏にならなくてはならなかったのは、スペードを3枚しか抱えていないことだ。
いくらタコテイクアウトでもスペード2枚以下だと考えれば、1NTがパートナーまで流れているのは何かがおかしい。オポーネントはシングルレイズかドゥルーリー、あるいは2Sリビッドをするはずなので、パートナーはSを3枚は持っているのだろう。そこに想いを馳せればオポーネントの2DX-3へいけたかもしれない。
④3S。
これは実際にパートナーが持った手。この時の僕の手は
KJT9xx
x
Tx
Axxx
だったので、ビミョーと思いながら2Sを置いたのだが、ちゃんと4Sにたどり着くことができた。
「僕がゲーム誘うべき(=3S)に見えますが、これってレイズするんですね。」
「まぁ、ゲーム置くわけじゃないから。」
そんなものなのかも。
気になって聞いてみた。
「これってMPではやらないんですかね?」
「MPの方がむしろやる。2Sは抑えめにビッドしていることが多い。」
いつでもやるようです。
お酒を飲みながらずっとブリッジの話を聞いていた。一番響いたのが
「1位は運で取るんじゃない、自力で掴みとるんだよ」
数年前に初めてお話しした時、一時期シルバーコレクターだった頃があったと聞いた。何歳でもブレークスルーってあるんですね。と聞いたら、間違いなくあると言われた。彼の1位論だ。
いまタイのプーケットで最後のバカンスを過ごしながら記事を書いている。半袖ポロシャツだが、手は汗でしっとりしている。来週からはお仕事だ。
いまタイのプーケットで最後のバカンスを過ごしながら記事を書いている。半袖ポロシャツだが、手は汗でしっとりしている。来週からはお仕事だ。