"How to win the Bermuda Bowl with me"よんでようやくPass/Double inversionの全貌がわかった。
ありがとうMeckstroth。
まえこれに関する記事を書いたけど、ちょっと足りてなかった。あれは既知のスーツが一つもないときの使い方。
We Vulで
ハンド①
KT52
AK87
QJ97
K
オークションは
1C* 2C 2S** 5C;
?
*STR
**S5+ 8+
みたいにフォーシングシチュエーションで回ってきて、ビッドの意味が
5S=フィット有りスラム興味なし
X=サポートあるけど流した方がいいかも
P=ダブル付きで終えたい/スラム興味あり
というように、太文字のところが交換=inversionされてる。でPは普通の手ならXに繋げることを要求、続けたらスラムに興味ある感じ。
ちなみにMeckstrothは取り決めに従いこの手でダブル、Meckstrothが"describe our hand perfectly"という通り完璧にハマってる。
この時Rodwellは
J9743
QJ43
K64
J
で当然パスして流れ。
PDi=Pass/Double inversionの取り決めなければ5Sもダブルもそれほどぴったりではなく、ふんわりとパスだろうか。そこでPDiを導入しとくとWe Vulなら5Sバッチリみたいな
ハンド②
AJxxxx
xx
Axx
xx
みたいな手は気兼ねなく5S置けていいし、何よりダブルが来たら絶対サポートあるのは心強い。
この取り決めのいけてるところは2つ。
まずひとつ目がわかりやすい。
PDiがない人もパスに必ずサポートがあるという取り決めにすれば良いのかもしれないけど、そんな運用できるんだっけ?
もちろんそう決めとけばいいといえばそうなんだけど、PDiない人の5C直後のパスって広義のテイクアウトでしょ。
例えばWe Vulで
ハンド③
Kx
AKxx
KQxxx
Jx
を1NTで開けてみんなナチュラルに
1NT 2C 3S 5C;
と進むと、普通の取り決めならこちらになんかコントラクトあることを目指して、パートナーの次のアクション頼みでパスする事多いんじゃない。
でそれってハンド②を持ってる人は
ハンド④
KQx
AKx
Kxxxx
Jx
とか、ハンド①とかと区別つくんだっけっていう。①②なら5S、③②なら5D、④②なら5Sがベスコンだけど、ねえっていう。
PDiがあればとりあえず①②と④②は5Sにたどり着けて、③②は5Cxの期待値プラスを持って帰れるという。結局ハンド③みたいなやつは流石に人間じゃ当てもんの世界になるから、フィットを示しましょうってのは有り寄りの有り。
ふたつめ目はレスポンダー(アドバンサー?)のアクションが楽。
ブリッジって基本はオープナーの方が強いから、5Cをマジダブりたいって手はそんな無いと思うから、なんか入れ込むのは理にかなってる。
そこでPDiを導入する事で、向こう側のplaying strengthを示すことが出来るから。
例えばPDiがない人たちはハンド①
KT52
AK87
QJ97
K
と
ハンド⑤
AJxxxx
xx
AKxx
x
がいる時って、
1C* 2C 2S 5C;
P** P 5D P;
?
*STR
**広義のT/O
で6Dって上げられるんだっけ。
5Dはもしかしたら
Axxxx
x
KTxxx
xx
でよくわからんからハンドと約束に従ってテイクアウトしただけかもしれないもんね。
PDiない人でもハンド⑤を持って5NTとか6Dで捌くことは出来る。けど、僕にはちょうど相談したいくらいに見えるな。なにせ広義のテイクアウトってのが広いんだもの。
バッと書いたけど非常に有用なコンベンションだと思う。
注意したいのは、このビッドの開発者がビッグクラブだということ。介入に弱いシステムをなんとかする取り組みの中で生まれたと理解すべきで、2/1ワールドに暮らす人にとってどれくらい使いやすいかは未検証。
あとはフォーシングシチュエーションをどう定義するかだけど、2/1みたいな明らかなGFが来てない場合、冒頭にリンク貼ったのPDiの記事で書いたように「相手スーツのキュービッドかRKC、その他ジャンプしたアクションだけ」と決めとくのがいいと思う。
SPLはフォーシングシチュエーションから外す流派の人もいる、そこはお好みでどうぞ。
-----
ドラフト杯期間、全然記事書いてないかと思ったけど、結構書いてる上に割と面白いのもあって良いじゃん。
-----
追記
p122
1C* 3D 3S 5D;
P
これはPDi、いかにも。
p152
1D P P X;
2C 2D 4D 4S;
5D X
これはペナルティらしい。フィットがわかってる時はPassがプレイに前向き、ダブルが後ろ向き。





