まだアベレージマイナスな我々のチーム。このラウンドはHプロとの対戦で、前回同じペアに3Sx+1なんてされてるから少しやだなと思いながら始まった。



オークションはNorthの僕から


1D P 1S 2C;
P P X P;
?


54Mの時にゲームがあるかなと踏んで2Hを選択したが、我々は1m-2Hが54+Mのinv.バリューを示す約束なので、ここでのダブルは多分ハート4枚を持ってない。

珍しい約束に見えるかもしれないけど、これは僕の発想ではなくて、海外ではそれなりに使われているものだ。

この約束のメリットはマイナーリビッドした時に現れる。たとえば


1C 1S;
2C 2H


は55Mの1RFになるし、


1C 1S;
2C 2D;
?


ときて、


2H=S3 good
2S=S3 bad
2NT=S2- good
3C=S2- bad


みたいなシンプルチェックバックライクな仕組みを取り入れることも出来る。そして


1D 1S;
2D 2H


はハートを保証しないただの1RFになる。ここも同じようなレスポンスで、


2S=S3 bad
2NT=S2- good
3C=S3 good
3D=S2- bad


みたいな感じ。

システム的には2mリビッド後のフォーシングに関する苦しさを解除する点でメリットあり。
日本リーグ前の東中野お遍路で2mリビッドについて突き詰めて議論した結果、採用されることとなったのだ。

ちなみに我々はマイナーレイズの後にシングルレイズとコンストラクティブレイズ両方あったので、後者を捨ててそのままシステムに導入する事にした。たしかにどっちか1つでいい説ある。


さてオークションは


1D P 1S 2C;
P P X P;
2H//


でスタンド。僕が自分で選んだ4-3フィットの2Hだ。

クラブが3回出されてスタート。点数は沢山あるので、ダイヤを2つとれてスペードも2つ取れれば、ハンドパンプを受けても物理的にメイクしそう。というわけでハンドでスモールラフしSK。EastからはS6が出てくる。

WestはSA取って最強なディフェンスのクラブ。
手からはダイヤ、EastはS3捨て。ダミーでラフして、Eastのスペードのカウントシグナルを信用し、SQを一回だけ取ってDA,Dxと出すとWestは即切ってスペード。おおっ、これは厳しいぞ。

いま状況は、ハンドレコードと上下ひっくり返るから見にくいかもしれないけど


J8
AT
T
-


-
KJ3
K9
-


で下の2Hが4勝4敗、右からスペードが出てきて考える。
左のスペードのシグナルを信じるならば、左のシェイプは3=3=4=3。ダイヤを捨ててるといかにも切られそう。

HJラフが通れば、HK,HA,SJと出すと、左手の最後のハートにラフされても、DQグルトンを出すことになりジャストメイク。一方で、HJがHQにオーバーラフされると、ダイヤを出されて右手の最後のハートにラフされ1ダウン。

左手にHQあるときは、HKで切ってHTでフィネス。HA取ってSJを出すと、左手のHQに切られても、もうDQグルトンしか出すものがないのでやはりジャストメイク。

HQの所在については、右手がラフディス&ルーザーラフのディフェンスを選んだのが気になっていた。その時って、なんとなくハートはボロ3の方が多そうじゃない?

そもそも残ってるハートが左手3枚右手2枚なので、HQのオッズは3:2で左。というわけで、HKでラフしてHTでフィネスする事に。読みは当たり、HTは勝ったのでジャストメイク。

メイクして良かったけど、2DならSTxxがいるおかげで、トランプ集めたのちハートフィネスもせず楽々メイクのはず。便利なコンベンションが入ってたはずなのに、自分を追い込んでしまった。

とはいえよく集中してたので良いでしょう。裏は2NT-1で6取り、Pdが2Cに最後Xで競合いしたのがなかなかいいジャッジだったようだ。


そしてこれもfocusがよくって。


オークションはSouth、パートナーから


1S 1NT P 2C;
P 2D P 3NT//


でS4リード。SQにはTを見せつつダック、続くスペードをSJで勝って、C3。

このとき僕はディクレアラーの手を


AJT
Axx
Axxx
Qxxx


と考えていて、この時はC3に今CAを出さないとスペードがうまく打ち抜けない形になるから、とすぐCA上がってスペード。いいディフェンスだと思うんだけどどうかしら。

実際のところそれとはあまり関係なく、トリックの足りないディクレアラーは8トリックでギブアップのクレーム。

ディクレアラーは、STを隠しつつT2でスペードを勝って、ハートを盗みに行くと良かった。HA表の人がいたら、上がれるかどうかの勝負にはなっただろう。

ディフェンダーはT1でスペードアナーを出さないで、相手にスペードをダックさせないようにしてディフェンスのコミュニケーションを保つのが最強のディフェンスのことがある。けれど、これが意外と難しい。
現状NTコントラクトでは、サポートを示してないパートナースーツのリードは枚数を優先して出すことが多いだろうから、今回僕のS4リードがアナー持ちかそうで無いか、とても判断がしにくいのだ。


このラウンドはだいたいなんか、全体的についてたのよね。こんなのはどうだろう。


オークションはSouthから


1C 1H 3C* X;
P 3D P 4D//

*weak


クラブリードしてダミー見て、ハンドと照らし合わせると見た目5Dルーズ。CK、ダイヤバック。ダイヤ集めてS9流し。これは抜けるものの、続くHKをAで勝ってSKフィネス。これは利いて5メイク。裏はゲームに到達してて6取り。

ところであなたは、ゲームビッドをしなかったEastのジャッジには賛成?反対?














僕は賛成。

4Dの良いのが、4Dには4-3フィットの4Sへの受けがある事。ここは譲れない。Xから入るか3Dから入るかどうかだけで、Pdの手がクラブ短そうなので3Dから入るのもあるが、何せ自分のハートが使い物にならなさそうなのがちょっとねという感じ。

一応、

Jxx
Axxxx
Axxx
x

が4Dでほぼ鉄の5Dや4Sを受け切れるとは思えないから初手3Dもある。だけど、Eastはクラブストッパーも持ってるから、

1C 1H 3C* 3D;
P 3H P ?

と進むと、スペード紹介したらいいのかクラブのストッパー紹介したらいいのか追い込まれてしまう。ダブルから入れば、ダイヤ紹介された時以外はまぁ3NTでいいかなという感じ。裏はどーいうオークションだったんだろ。


つぎは写真が驚異の斜めり方をしている。


これオークションは


P P 1D ?


ときて、クラブが綺麗に見えたのでバルを無視してunusual 2NT、パートナーは即4H。

リードはハート、HA勝って、もしかしたらHKも取ってスペード。

ここでEastはSKを上がり損ね、WestはEastがSKを出さなかったディフェンスを尊重してDAキャッシュ。それはもうのんびりメイクの展開。Northがコントラクトを持つとそんな進行に絶対ならないから、オーバービッドが怪我の功名になったみたいだ。


ちなみにこのラウンドのあと、スーツの確定した2スーターオーバーコールにはキュービッドを介したリジェクトゲームトライが採用された。例えば


(1D) 2NT 3D*:?

*ask、最低でもHかCのサポートありでG/T


3H=HでもCでもゲームに乗れない
4C=Hならゲームに乗れる、クラブは無理
4H=HもCもゲームに乗れる


3S/3NT/4Dあたりは何か強そうなビッドが入ってたらいいと思うけどよくわからない。
ただこれはないより間違いなくマシ。こういう技があればSouthの手はDKがイマイチ冴えないので、askして3Hでやめられそうに見える。


今回はコンベンションの話が多いね。
最後はこちら。


オークションはNSのフリーランでSouthから


1C 1D;
1S 2H*;
3D 3H;
3S 4D;
5D//

*4th suit GF


スペードリード。
僕目線ではPdのシェイプが4135に見えて仕方なくて、Pdのスペードがぬるかったらマイナーコントラクトをやるのもやぶさかではないつもりでビッドしていた。なのでダミー見て3NTやりたかったなぁ、と思ったものの、SA勝ってハートフィネス、Dを9でフィネスと進むと6メイクでホッとする。

オークションを振り返ってみると3Dから意志の齟齬が見られる。僕の3Hはトランプコントラクト向きですか?どう?という問いかけなんだけど、パートナーにはハートストッパーある?どう?に映るだろう。続く3Sはお互いに3NTには向いていない気がするという意味で理解しているが、僕目線では「3NTを超えたほうがいいのでは?」に見えてるし、Pd的には「3NTは回避したほうが良いのでは?」という意味合いに違いない。ここは解決しなくてはならないだろう。


4th suitの後何を優先するか問題については、ものの本によると


①Pdの1st suitのサポート
②4th suitsのストッパー
③その他


と書いてあり、ダイヤをサポートしてくれたわけけれど、よくよく考えると①、②の順位はなかなか難しいことがあるようだ。普通①②が2NTまでで示し切れるから問題とならないのだけど、どうやら1C-1Dスタートの時は問題になってしまうらしい。

今回のような4=2=3=4の平凡なハンドでは、①の優先順位を下げ、ダイヤサポートを後回しにして、


1C 1D;
1S 2H*;
2S** 2NT;
3D 3NT//

**ビッドに困っている


みたいにするとハンドを示していて良いように思える。ダイヤはステップを奪いすぎるから、これが経済的なのだ。
似たようなオークションで、Pdの1stスートのサポートを示すのが3の代になるパターンって


1D 1H;
2C 2S;
3H


ときても、1=3=5=4シェイプに紛れるバランスハンドがないのであまり困らない。他に似たようなオークションとしては


1C 1H;
1S 2D*;
3H


と進行すれば、4=3=1=5ライクの15+なんかを示すだろう。3Dがステップを奪いすぎるなら、バリューかシェイプは強いほうがいいんじゃないかと思うのだ。


…こんな感じでラッキー含みのリード進行で終了し21IMP勝ち。day1終了時点でうちのチームはAve+に戻り、1位もそんなに遠くない所まで近づくことができた。


この日は駅前の小さなカレー屋さんで、たしか鯖カレーを納豆トッピングで食べた。信じられないとおもうけど、鯖も納豆も実はカレーに合うんだよね。鯖カレーは調理の難易度が高いから自分では1-2回しか作ったことないけど、納豆トッピングは出来る限りするようにしてる。納豆嫌いじゃない人は、騙されたと思って一度やってみて。


お酒は飲まず、銭湯に寄ったのちは真っ直ぐお家へ帰った。足がぽかぽかしてよく眠れた。

Rd2はお休みのプロと一緒にコーヒー。勤勉だから元々は、Yプロでも観戦しようかと思っていた。


僕「このラウンド、観戦してもいいですか?」
Yプロ「え?…コロナの感染かと思った」


彼は僕のことをなんだと思っているのか。


さてRd3、Pdは引き続きKさん。
スクリーンの裏側にTプロとKさんが座っていて、なんか緊張するようなしないような。
スクリーンがないよか、幾分マシだろう。


We Vul. 2nd seat.

僕の手は


7
98763
AQT9
A54


オークションは右手から、


2S P 3S 3NT;
P ?


Plan your call.











 


自分がマイナーアナーとハート5枚持ってるあたり、どうもパートナーはストロングバランスハンドを持っていそうだ。20点持ってるとするとこれは強い。5枚マイナーがあればほぼ即スラムだ。

とはいえ適切なビッドも取り決めもない。色々困ったけど、これなら多分伝わるだろうと4Sを置く。4NT言われたらパス、5Red言われたら6には乗せるとして、5C言われたらどうしようかな。。そんなふうに考えていたら…


2S P 3S 3NT;
P 4S P 6D


おぉっ、こりゃーできそう。もちろんパスして吉報を待つ。
フルハンドは以下。


クラブリード、ダイヤ集めて7メイクでクレーム。嬉しい。

KさんがTプロに、プリエンプトされなかったら行けなかったかもと話している。確かにそれはそうかもしれない。

あんまり考えがまとまらなかったけど、4Sに対して5Cや5Redが帰ってきても、実際のように6Dと置きたければ置けるからパス進行が良いのだろうか。結論は出ない。


さて一方Hプロのテーブルでは


2S P 3C* ?

*フォーシング


ときてEastのプロ、HCPはあるけどそこまで強くないからと、仕方なくイモっぽく3Dと言ったら5Dが返ってきて、行ったれの精神で6Dへ乗っけたらしい。おめでとう!

North的には、まさか3Cで強そうにしたせいで3Dが言えるようになるとはという感じか。
もちろんクラブリードで7メイク。


「パートナーのスコアシートみるとダメなボードにバツがついてるんですけど、厳しいんですよ。6D7メイク、✖︎。だっはっはっは」


7Dどころか、6Dにたどり着いたテーブルすら我々と彼らだけなので、そこはどうか許してあげてほしい笑。


次のボード。


AT832
94
KT8
K42


オークションは右手から


1H 1S 2NT* X;
3H P 4H//

*H limit raise


your lead?













2NTにダブった人がいるから、少なくともマイナーに当たりがある事はわかった。しかし相手にはちょっと多めに点がありそうで、両方当たってるのも考えにくい。どっちを出せば良いんだろう。

この選択はあまりに厳しいから、先に他のスーツのリードを検討しよう。

SAリード。
もしかしたらPdでラフできるかもしれないけど、それは1=2=5=5のレアケースだから望み薄。それにAT832からリードしても、続けるか変わるか何もわからないかもしれない。Aリードはきっと、Axxって持っててパートナーがシグナルを出す余裕の枚数があるか、Axxxxxくらい持ってて続けるか変わるかダミーを見て自分で判断できるような状況で出すのが良いのだ。あとミドルの身が詰まってなくて、空振りするのが一番怖い。

ハート出すのもあるんだけど、それはやめた。パートナーが5-7点持ってダブってるとすると、オポーネントは点足らずなので、逆にトリックがある可能性が高い。スペードの下がぬるいのが気になってて、先に10個取られてしまいがちな気がした。


結局、ダイヤリードはミドルの感じが勝負しすぎな気がしてクラブを選択した。フルハンドはこちら。


C2リード。
Pd、CA勝って、それなりの時間考えている。そんな考えることある?と少しドキドキ。
果たして選ばれたダイヤリターンは、DK勝って、CK,SAの順にキャッシュし-1。


South「当たりのマイナーリードだねー」
「ミドルの感じが出しやすかったんで、きっとみんな出してくると思いますよ」
Pd「そんなリードから勝負しなくてもいいのに」


それはそうかも。
別にハートリードでも良かったか…そう思ってトラベリングを見てみると、4Hを落としたのは自分たちとHプロ、それともう一テーブルだけで、世の中の過半はメイクされている。

よく見ると確かに安全なハートリードしたとて、ダミーで勝ってすぐクラブを引くと、EastはCAをバキッと出して、ダイヤをバキッと返さないといけない。
フルハンド見れば誰でもやると言えるかもしれないが、これはそんなに簡単ではない。
例えばディクレアラーが


xx
KTxxx
KQx
KTx


だったとすると、クラブアナーのポジションは外れそうなだけに、CA上がりは敗着となる。日本代表プレイヤーでもそんな簡単には判断できないんじゃなかろうか。


二日目終わってご飯食べながらこのボードの話を裏のペアにしてみたら、ハートリードから始まって、まさにそんな展開でメイクしたらしい。


「これそんなリード勝負しなくてもって言われたんですけど、僕のクラブリード偉くないですか?」


そしたらちょっと離れたとこにいたKさんが一言。


「スローだったらリードしてる。うん」


そうか。
僕の手がSA,HJ,DA,CQだったらクラブリードだろうって、本当そうだわ。

多分Pdの頭の中では、テーブルでクラブリードを受けてダイヤ返す時には考えがまとまっていたのだろう。
(それでもダイヤ返すしかないか、)と。
洞察が深い。


別の場でHプロと。


「そういえばEastに座ってたよね。これどうなったん?」
「クラブリード受けて、シロートはクラブ返すんだよな、と思いながらプロの一手でダイヤ返しました。」


んなシロートおるかね?



これオークションはNorthから


P 1D 1S X;
P 1NT P 4NT//


となり、PdはほぼマークトなSJをフィネスして12トリック。スラムに行ってないのは4/8、うち1つは2Cxをキャッチしてるから3/7の悪いスコア側になってしまった。Pdはハンドをしまいながら、「これをこっちに評価しろって無理でしょ」と言いつつSTを見せてくれる。

うーん、いくらなんでもこのバルなら、6NT置いたとてノープレイにはならなかった、か?


チームメイトのTさんは4NTでいいと思う、Eastが5NTへ動けばあるいは、とのこと。でもノーエースの3334形でも踏ん張るんですかね。多分少し双方にエイヤが足りない事案。




僕はWest、オークションはNorthから


P P 1D X;
1H 1S 2H 5C//


まぁ大体スクリーン向こう側のNorthとEastは僕のやることを面白がってるから、ボードを向こうへ送ったらなんやあれ、と軽く笑われてる。ダイヤリード勝ってクラブ取るとグッドブレイク。スクイズにかかる人は誰もいないことにして6メイクでクレーム。

これは裏のオークションが面白い。同じくNorthから、


P P 1D 2C;
X P 2H 3H;
X P P 3S;
P 3NT P P;
X P 4C//


「落ちる3NTを出来る4Cに押し上げたのよね」
「最後のダブルは、『あなたの3NT、出来る時は出来るけど落ちるときは沢山落ちますよ?やる?』の意味。でき落ちは知らんけど賭け金を上げた。4Cなら許す」


へー、なんだかポーカーみある。
このラウンド、濃いくって中々終わりませんね。。



オークションはEastから我々のフリーランで


1H 1S;
2D 2H;
3D 3NT//


リードはクラブ。CT勝ってどうしようかな。
D3-2ならクラブ全部とってダダできだけど、そうじゃない時に備えてクラブ何回とればいいんですかね。

ま、3回はよかろうと思って取ってみるとCJが現れてちょっと困る。

クラブ全部取ってダイヤ出して、バッドブレイクの時ダイヤを続けるとS2(+)、H1、D1、C1負けちゃうけど、クラブここでやめてハート出せば…いや待てよ、結局D3-2に負けてる気が…今さっとハート盗んでみる?そうするならフェイクでリードをCAで上がったらよかったかな。

こんなことを黙々と考えてると、テーブルに4メイクで終わらせろよ感が募ってくる。
分かりましたよ、分かりました。
アホみたいにマイナー全部とって4メイク。

カード出してて気づいたんだけど、Southは僕がクラブ全部とったあと、DAでダイヤを試した瞬間にDJを落とすと良かった。多分僕は、S2個しか取られない配置に期待してDTを勝ちに行き、ハートを出すだろう。ディフェンダーは実際よりもう1つ多くとれそうだ。


あとちょっと。


実はこのボードが始まった時点でものすごくトイレに行きたかった。恐らく直前のボードでダイヤが割れててほっとしたのだ。

オークションはNorthから、


1S 1NT P ?


いいぞ、パートナーの2Hや!トランスファーすると、Northが競り直す。


1S 1NT P 2D*;
P 2H P P;
3C P ?

*TRF


右手むっちゃ考えてて軽く絶望。トイレに行きたい!
結局右手は3Cを3Dにコンバートして終了。


1S 1NT P 2D*;
P 2H P P;
3C P ?


リードはCKかハートかとも悩んだけど、結局ディクレアラーにはトリックが足りなさそうだから、とD5リード。リード考えてる間はちょっと落ち着く。
パートナーDQ勝って考えている。ディクレアラーは1372かな?もう普通に落ちそうだしトイレ行きたい!SA,スペードと続けて欲しい!

SA,S8。右手フォロー。2471か。
SK勝って秒でハート。HK勝ってHT。HA勝って、CA,Cラフ。

ここでディクレアラーはむちゃ悩んでDxと出したので、気が遠くなりそうになりながらも僕のDTが勝ち、ディフェンダーでS2H1D4と勝って3ダウン。

僕は最後、ダブればよかった。
実際3Cが流れてきたらダブろうかなーと思っていただけに勿体ない。


この次がラウンドのラストボード。引き続き、トイレに行きたい。冷や汗か何かが出てきた。

Westの自分パス。ボードがスクリーンの向こう側に送られて、返ってくるまで3秒。左手1D、パートナーパス。
この人たちプレイ早いから、あと3分耐えられるかと思ってたら、スクリーンメイトがむっちゃ考えてて、ため息ついて咳払いしてる。

もうダメだ!スクリーンの向こうに向かって、


「あのーすみません、ほとんど終わりではあるのですが、お手洗いに行ってもよろしいでしょうか」

「「いいよー」」


ハンドをサイドテーブルに置いてトイレに立つとスクリーンメイトもやってきた。


「さっきのボードからトイレ行きたかったんですよ。2Hが3Cに競られた時は絶望しました。」
「僕も絶望した笑」


彼より一足早くテーブルに戻って自席目の前に置いてあるハンドを取ると、スクリーンメイトがやってきて、あっと一言。あっ、サイドテーブルに僕の手っぽいものが置いてある。

取ったハンドを、必死にまだ見てませんと弁解しディレクターを呼ぶ。スクリーンの向こう側はなんだどうした?と言っている。


「どうした?」
「どっちがどっちのハンドか分からなくなっちゃいました」
「ディレクターやってて初めてだよ、ちょっとまってね」


スクリーンの向こう側でウケてる。プレイテーブルに置いてく輩がわるいんだよ〜


結局オークションはオポーネントのフリーランで


1D 1NT
3NT//


が終了。フルハンドは



サイドが悪くなっちゃったけど、なんてことはなく、HJリードからハート4発とって終了。お疲れ様でした。


このラウンドのスコアは良くて、13VP程度回収し終了。もう一回勝てばなんとか見られるスコアになりそう。


そして波乱の幕開け。前回の優勝チームが最下位に沈んでいる。話題に出てきたHプロが、ボッコボコのボッコボコにしたようだ。これは最終戦までもつれ込みそうだ。
前哨戦の東中野三連戦はやる気が起きた時に仕上げることにするとして、賞味期限が切れる前にメインディッシュの日本リーグの話。

前日は東中野で優勝して、気分良く挑んだ朝イチ。対戦相手は2部から余裕で上がってきた元ユースチームだ。高松で悔しい思いをして気合が入っているだろうから、朝から当たるのはあんまり嬉しくない。

このラウンド、僕はWestでPdはKさん。対戦相手のNorthは陽気なN君。


4th seat They Vul.
僕のハンドは


QJ64
Q4
AJ642
32


オークションは左手から、


1D 1H P 1S;
P 2S P ?


うーん、強くも弱くもない。とはいえPdが


AKxx
AKxxx
xx
xx


ならかなり良い4Sだ。別に4=5=3=1シェイプだっていい。手のHQが少し強い。

自分の1Sが4枚を示すか5枚を示すか判然としなかったから、Pdが36Mの場合に備えて3Hとお誘い。Pdは3Sにもどして終了。


1D 1H P 1S;
P 2S P 3H;
P 3S//


ボードが片付いてから、スクリーンの向こうで「3Hがどんな手かは聞かないで」と笑っているのが聞こえる。

フルハンドは以下。


N君、リードはDK、SouthはD7。ダミー見てこりゃ無理だと思いつつ、DAを勝ってハートを3順だして手のクラブを捨てに行くと、Northは2順目にHJを見せつつ、3順めにS3でラフ。僕の手からはクラブ捨て。

NorthのCAにはCKをSouthが見せてC7が続く。これを切ってひとまず考える。

CKQJがSouthに居るとするとSKはNorthだ。想定シェイプはSKのいる2=2=5=4か3=2=5=3あたり。SKドロップを狙いつつ、ひとまずスローインに向かおう。

SAでダミーに渡り、クラブをSJでラフ。SQグルトンになったところで手からSQと出すと、NorthはSK勝ってS9取って、出すものがダイヤしかないからスローインが成立する。

当初想定していたNorthの3=2=5=3だと、SQをSKに負けたところでDQ、ダイヤ。これをSouthで切ってクラブ全部取ることができるから、スローインは成立しない。良かった。

…アナーの読みさえ正しければ、低い代のスローインなんて簡単。かかる時は掛かってトリックが増える。The BLUE HEARTSも言ってるでしょう、大切なのはイメージ。3S-2は200取られ。


テーブルでは1Sを言う時の枚数について申し訳ない気持ちだったが、よくよく考えるとEastは1Sに対して1NTで受けるより2Sがいい気がして受けたのだろう。裏は1HOCに、1Sをパスして1ダウン、それもいい。
オークションについてPdに聞いてみよう。


「これって僕の1Sが4枚だろうが5枚だろうが、関係なく2Sで受けたんですよね」
「パストハンドだから1Sにパスもあるけど、ちょっと持ってたらゲームができちゃうから」


この人は多くを語らないから、検証してみよう。

East目線ではゲームが出来るためにクラブのルーザーがカバーされている必要がある。
Westはパストハンドなんで、出来ればショートネスでカバーされててほしいから、その時僕の手は


QJTxx
Qx
Axxxx
x


など。
うーん、7:3で裏のオークションに一票かな。

もちろんPdは、僕がどんな手で開けてどんな手でパスするかよく分からないだろうから、すこーしリスクマネジメントされてるとも思う。まいいさ、たかが3取られ。



引き続き僕はWest。強い。
オークションはNorthから


P P 1H X;
2H* P 3H ?

*bad raise


4Dも良いけど、パートナーがHA&CKを持ってたら3NTだねと思いダブルを選択。すると


P P 1H X;
2H* P 3H X;
P 4D P ?


ダイヤの魅力に抗えず5Dに乗っけて終了。クラブは攻められず-2。

良くなかったのは、PdにHCPでメイクするハンドがないこと。例えばSA,CKQがあると、2Hにはダブルが返ってきがちだろう。それにハート二枚がダサい。出来る日はあるけれど、それよりも4Dパスが儲かる日の方が多いと思われる。

いっぺんパスしてNorthに4Hへ競られたら5Dへ乗せる手もあった。あんまり良くない判断。


このボード、Westの僕は5=3=2=3の11点で、少し弱いけど1Sオープン。


1S P 1NT P;
2C P 2D//


ブレイクは最悪。リードがハートだったので、フィネスしてDAで悪いブレイクを確認しつつ手に戻り、もう一度ハートをフィネス。HAで何かを捨てて-1。ってなんだこれ。

ぱっと見3ダウンしそうだけどよく分からない。Pdが何か魔法を使ったのだろう。

チームメイトはフォーシング1NTに2Hで介入し4Hが1ダウン。そんなもんよね。ちなみにあるテーブルでは


1S P 1NT P;
2C 2S//


と進んでジャストメイク。良いビッド、良いスコア。



そしてラウンド最後のボード。オークションはWestの僕から


1D 1S 2S P;
3D 3H 4D 4H;
P P 5D P;
P X//


リードはSK。続くSTをSouthで切ってH8。

H8が3rd/lowならQT8以外にありえない。Northが55Mならマイケルズから入るはずだから、6412のSAKQJ、HJ、CAなら、クラブ切り落としして、CKQでダミーのスペードを捨てるメイクチャンスがあるな。

そう思い、HKで勝ってDAを取ってみるとSouthがショーアウト。マジ?DKで集めてクラブラフ。HAで戻ってクラブラフ。CAは出てこないので5D-1。4Hは落ちてるので少し寒い。

とはいえEastのビッドはしごくまっとう。4Hに64Mを見ると、いくらなんでもスペード3つ取られる形とは思わないだろう。ちょっと無駄がなければ5メイクは近い。

僕は、やらないとは思うけどほんの少しだけ、2Sには3Cと言えば当たっていたか。パートナーは僕の無駄なCKQの5点をfigure outして4Hをスタンドさせてくれたかもしれない。ないか。

ボードが終わった時、N君が言っていた。


「STが良くなかったですかねぇ」


T2、ウィナーのSTをパートナーに切られちゃったことを言ってるんだと思う。Southは小さくぬっ、とかむっ、とか返事してその場は流れた。
4H出来てないからどうでも良くね?と言いかけて、悲惨な我々のことを思い口をつぐんだのだろうか。Northのビッドに嵌められたクチなので、僕も心の中で小さくぬっ、と返した。

ディフェンスをみてみると確かにSTはいまいち。Southのスペードは基本短いので、T2では何個取れるか試すようにSAを出した方がわかり良くて、自分のスペードが埋まってることを示す必要性は薄い。


Rd1は5VP強に終わり、前回2位のチームとしてはバッドスタート。次のラウンドはお休みにさせてもらったらそこもなんか負けてる。7戦しかないのでこれはヤバい、気を取り直してRd3へ。