前哨戦の東中野三連戦はやる気が起きた時に仕上げることにするとして、賞味期限が切れる前にメインディッシュの日本リーグの話。

前日は東中野で優勝して、気分良く挑んだ朝イチ。対戦相手は2部から余裕で上がってきた元ユースチームだ。高松で悔しい思いをして気合が入っているだろうから、朝から当たるのはあんまり嬉しくない。

このラウンド、僕はWestでPdはKさん。対戦相手のNorthは陽気なN君。


4th seat They Vul.
僕のハンドは


QJ64
Q4
AJ642
32


オークションは左手から、


1D 1H P 1S;
P 2S P ?


うーん、強くも弱くもない。とはいえPdが


AKxx
AKxxx
xx
xx


ならかなり良い4Sだ。別に4=5=3=1シェイプだっていい。手のHQが少し強い。

自分の1Sが4枚を示すか5枚を示すか判然としなかったから、Pdが36Mの場合に備えて3Hとお誘い。Pdは3Sにもどして終了。


1D 1H P 1S;
P 2S P 3H;
P 3S//


ボードが片付いてから、スクリーンの向こうで「3Hがどんな手かは聞かないで」と笑っているのが聞こえる。

フルハンドは以下。


N君、リードはDK、SouthはD7。ダミー見てこりゃ無理だと思いつつ、DAを勝ってハートを3順だして手のクラブを捨てに行くと、Northは2順目にHJを見せつつ、3順めにS3でラフ。僕の手からはクラブ捨て。

NorthのCAにはCKをSouthが見せてC7が続く。これを切ってひとまず考える。

CKQJがSouthに居るとするとSKはNorthだ。想定シェイプはSKのいる2=2=5=4か3=2=5=3あたり。SKドロップを狙いつつ、ひとまずスローインに向かおう。

SAでダミーに渡り、クラブをSJでラフ。SQグルトンになったところで手からSQと出すと、NorthはSK勝ってS9取って、出すものがダイヤしかないからスローインが成立する。

当初想定していたNorthの3=2=5=3だと、SQをSKに負けたところでDQ、ダイヤ。これをSouthで切ってクラブ全部取ることができるから、スローインは成立しない。良かった。

…アナーの読みさえ正しければ、低い代のスローインなんて簡単。かかる時は掛かってトリックが増える。The BLUE HEARTSも言ってるでしょう、大切なのはイメージ。3S-2は200取られ。


テーブルでは1Sを言う時の枚数について申し訳ない気持ちだったが、よくよく考えるとEastは1Sに対して1NTで受けるより2Sがいい気がして受けたのだろう。裏は1HOCに、1Sをパスして1ダウン、それもいい。
オークションについてPdに聞いてみよう。


「これって僕の1Sが4枚だろうが5枚だろうが、関係なく2Sで受けたんですよね」
「パストハンドだから1Sにパスもあるけど、ちょっと持ってたらゲームができちゃうから」


この人は多くを語らないから、検証してみよう。

East目線ではゲームが出来るためにクラブのルーザーがカバーされている必要がある。
Westはパストハンドなんで、出来ればショートネスでカバーされててほしいから、その時僕の手は


QJTxx
Qx
Axxxx
x


など。
うーん、7:3で裏のオークションに一票かな。

もちろんPdは、僕がどんな手で開けてどんな手でパスするかよく分からないだろうから、すこーしリスクマネジメントされてるとも思う。まいいさ、たかが3取られ。



引き続き僕はWest。強い。
オークションはNorthから


P P 1H X;
2H* P 3H ?

*bad raise


4Dも良いけど、パートナーがHA&CKを持ってたら3NTだねと思いダブルを選択。すると


P P 1H X;
2H* P 3H X;
P 4D P ?


ダイヤの魅力に抗えず5Dに乗っけて終了。クラブは攻められず-2。

良くなかったのは、PdにHCPでメイクするハンドがないこと。例えばSA,CKQがあると、2Hにはダブルが返ってきがちだろう。それにハート二枚がダサい。出来る日はあるけれど、それよりも4Dパスが儲かる日の方が多いと思われる。

いっぺんパスしてNorthに4Hへ競られたら5Dへ乗せる手もあった。あんまり良くない判断。


このボード、Westの僕は5=3=2=3の11点で、少し弱いけど1Sオープン。


1S P 1NT P;
2C P 2D//


ブレイクは最悪。リードがハートだったので、フィネスしてDAで悪いブレイクを確認しつつ手に戻り、もう一度ハートをフィネス。HAで何かを捨てて-1。ってなんだこれ。

ぱっと見3ダウンしそうだけどよく分からない。Pdが何か魔法を使ったのだろう。

チームメイトはフォーシング1NTに2Hで介入し4Hが1ダウン。そんなもんよね。ちなみにあるテーブルでは


1S P 1NT P;
2C 2S//


と進んでジャストメイク。良いビッド、良いスコア。



そしてラウンド最後のボード。オークションはWestの僕から


1D 1S 2S P;
3D 3H 4D 4H;
P P 5D P;
P X//


リードはSK。続くSTをSouthで切ってH8。

H8が3rd/lowならQT8以外にありえない。Northが55Mならマイケルズから入るはずだから、6412のSAKQJ、HJ、CAなら、クラブ切り落としして、CKQでダミーのスペードを捨てるメイクチャンスがあるな。

そう思い、HKで勝ってDAを取ってみるとSouthがショーアウト。マジ?DKで集めてクラブラフ。HAで戻ってクラブラフ。CAは出てこないので5D-1。4Hは落ちてるので少し寒い。

とはいえEastのビッドはしごくまっとう。4Hに64Mを見ると、いくらなんでもスペード3つ取られる形とは思わないだろう。ちょっと無駄がなければ5メイクは近い。

僕は、やらないとは思うけどほんの少しだけ、2Sには3Cと言えば当たっていたか。パートナーは僕の無駄なCKQの5点をfigure outして4Hをスタンドさせてくれたかもしれない。ないか。

ボードが終わった時、N君が言っていた。


「STが良くなかったですかねぇ」


T2、ウィナーのSTをパートナーに切られちゃったことを言ってるんだと思う。Southは小さくぬっ、とかむっ、とか返事してその場は流れた。
4H出来てないからどうでも良くね?と言いかけて、悲惨な我々のことを思い口をつぐんだのだろうか。Northのビッドに嵌められたクチなので、僕も心の中で小さくぬっ、と返した。

ディフェンスをみてみると確かにSTはいまいち。Southのスペードは基本短いので、T2では何個取れるか試すようにSAを出した方がわかり良くて、自分のスペードが埋まってることを示す必要性は薄い。


Rd1は5VP強に終わり、前回2位のチームとしてはバッドスタート。次のラウンドはお休みにさせてもらったらそこもなんか負けてる。7戦しかないのでこれはヤバい、気を取り直してRd3へ。