Rd2はお休みのプロと一緒にコーヒー。勤勉だから元々は、Yプロでも観戦しようかと思っていた。
まぁ大体スクリーン向こう側のNorthとEastは僕のやることを面白がってるから、ボードを向こうへ送ったらなんやあれ、と軽く笑われてる。ダイヤリード勝ってクラブ取るとグッドブレイク。スクイズにかかる人は誰もいないことにして6メイクでクレーム。
僕「このラウンド、観戦してもいいですか?」
Yプロ「え?…コロナの感染かと思った」
彼は僕のことをなんだと思っているのか。
さてRd3、Pdは引き続きKさん。
スクリーンの裏側にTプロとKさんが座っていて、なんか緊張するようなしないような。
スクリーンがないよか、幾分マシだろう。
We Vul. 2nd seat.
僕の手は
7
98763
AQT9
A54
オークションは右手から、
2S P 3S 3NT;
P ?
Plan your call.
自分がマイナーアナーとハート5枚持ってるあたり、どうもパートナーはストロングバランスハンドを持っていそうだ。20点持ってるとするとこれは強い。5枚マイナーがあればほぼ即スラムだ。
とはいえ適切なビッドも取り決めもない。色々困ったけど、これなら多分伝わるだろうと4Sを置く。4NT言われたらパス、5Red言われたら6には乗せるとして、5C言われたらどうしようかな。。そんなふうに考えていたら…
2S P 3S 3NT;
P 4S P 6D
おぉっ、こりゃーできそう。もちろんパスして吉報を待つ。
フルハンドは以下。
KさんがTプロに、プリエンプトされなかったら行けなかったかもと話している。確かにそれはそうかもしれない。
あんまり考えがまとまらなかったけど、4Sに対して5Cや5Redが帰ってきても、実際のように6Dと置きたければ置けるからパス進行が良いのだろうか。結論は出ない。
さて一方Hプロのテーブルでは
2S P 3C* ?
*フォーシング
ときてEastのプロ、HCPはあるけどそこまで強くないからと、仕方なくイモっぽく3Dと言ったら5Dが返ってきて、行ったれの精神で6Dへ乗っけたらしい。おめでとう!
North的には、まさか3Cで強そうにしたせいで3Dが言えるようになるとはという感じか。
もちろんクラブリードで7メイク。
「パートナーのスコアシートみるとダメなボードにバツがついてるんですけど、厳しいんですよ。6D7メイク、✖︎。だっはっはっは」
7Dどころか、6Dにたどり着いたテーブルすら我々と彼らだけなので、そこはどうか許してあげてほしい笑。
次のボード。
AT832
94
KT8
K42
オークションは右手から
1H 1S 2NT* X;
3H P 4H//
*H limit raise
your lead?
2NTにダブった人がいるから、少なくともマイナーに当たりがある事はわかった。しかし相手にはちょっと多めに点がありそうで、両方当たってるのも考えにくい。どっちを出せば良いんだろう。
この選択はあまりに厳しいから、先に他のスーツのリードを検討しよう。
SAリード。
もしかしたらPdでラフできるかもしれないけど、それは1=2=5=5のレアケースだから望み薄。それにAT832からリードしても、続けるか変わるか何もわからないかもしれない。Aリードはきっと、Axxって持っててパートナーがシグナルを出す余裕の枚数があるか、Axxxxxくらい持ってて続けるか変わるかダミーを見て自分で判断できるような状況で出すのが良いのだ。あとミドルの身が詰まってなくて、空振りするのが一番怖い。
ハート出すのもあるんだけど、それはやめた。パートナーが5-7点持ってダブってるとすると、オポーネントは点足らずなので、逆にトリックがある可能性が高い。スペードの下がぬるいのが気になってて、先に10個取られてしまいがちな気がした。
結局、ダイヤリードはミドルの感じが勝負しすぎな気がしてクラブを選択した。フルハンドはこちら。
果たして選ばれたダイヤリターンは、DK勝って、CK,SAの順にキャッシュし-1。
South「当たりのマイナーリードだねー」
「ミドルの感じが出しやすかったんで、きっとみんな出してくると思いますよ」
Pd「そんなリードから勝負しなくてもいいのに」
それはそうかも。
別にハートリードでも良かったか…そう思ってトラベリングを見てみると、4Hを落としたのは自分たちとHプロ、それともう一テーブルだけで、世の中の過半はメイクされている。
よく見ると確かに安全なハートリードしたとて、ダミーで勝ってすぐクラブを引くと、EastはCAをバキッと出して、ダイヤをバキッと返さないといけない。
フルハンド見れば誰でもやると言えるかもしれないが、これはそんなに簡単ではない。
例えばディクレアラーが
xx
KTxxx
KQx
KTx
だったとすると、クラブアナーのポジションは外れそうなだけに、CA上がりは敗着となる。日本代表プレイヤーでもそんな簡単には判断できないんじゃなかろうか。
二日目終わってご飯食べながらこのボードの話を裏のペアにしてみたら、ハートリードから始まって、まさにそんな展開でメイクしたらしい。
「これそんなリード勝負しなくてもって言われたんですけど、僕のクラブリード偉くないですか?」
そしたらちょっと離れたとこにいたKさんが一言。
「スローだったらリードしてる。うん」
そうか。
僕の手がSA,HJ,DA,CQだったらクラブリードだろうって、本当そうだわ。
多分Pdの頭の中では、テーブルでクラブリードを受けてダイヤ返す時には考えがまとまっていたのだろう。
(それでもダイヤ返すしかないか、)と。
洞察が深い。
別の場でHプロと。
「そういえばEastに座ってたよね。これどうなったん?」
「クラブリード受けて、シロートはクラブ返すんだよな、と思いながらプロの一手でダイヤ返しました。」
んなシロートおるかね?
P 1D 1S X;
P 1NT P 4NT//
となり、PdはほぼマークトなSJをフィネスして12トリック。スラムに行ってないのは4/8、うち1つは2Cxをキャッチしてるから3/7の悪いスコア側になってしまった。Pdはハンドをしまいながら、「これをこっちに評価しろって無理でしょ」と言いつつSTを見せてくれる。
うーん、いくらなんでもこのバルなら、6NT置いたとてノープレイにはならなかった、か?
チームメイトのTさんは4NTでいいと思う、Eastが5NTへ動けばあるいは、とのこと。でもノーエースの3334形でも踏ん張るんですかね。多分少し双方にエイヤが足りない事案。
P P 1D X;
1H 1S 2H 5C//
まぁ大体スクリーン向こう側のNorthとEastは僕のやることを面白がってるから、ボードを向こうへ送ったらなんやあれ、と軽く笑われてる。ダイヤリード勝ってクラブ取るとグッドブレイク。スクイズにかかる人は誰もいないことにして6メイクでクレーム。
これは裏のオークションが面白い。同じくNorthから、
P P 1D 2C;
X P 2H 3H;
X P P 3S;
P 3NT P P;
X P 4C//
「落ちる3NTを出来る4Cに押し上げたのよね」
「最後のダブルは、『あなたの3NT、出来る時は出来るけど落ちるときは沢山落ちますよ?やる?』の意味。でき落ちは知らんけど賭け金を上げた。4Cなら許す」
へー、なんだかポーカーみある。
このラウンド、濃いくって中々終わりませんね。。
1H 1S;
2D 2H;
3D 3NT//
リードはクラブ。CT勝ってどうしようかな。
D3-2ならクラブ全部とってダダできだけど、そうじゃない時に備えてクラブ何回とればいいんですかね。
ま、3回はよかろうと思って取ってみるとCJが現れてちょっと困る。
クラブ全部取ってダイヤ出して、バッドブレイクの時ダイヤを続けるとS2(+)、H1、D1、C1負けちゃうけど、クラブここでやめてハート出せば…いや待てよ、結局D3-2に負けてる気が…今さっとハート盗んでみる?そうするならフェイクでリードをCAで上がったらよかったかな。
こんなことを黙々と考えてると、テーブルに4メイクで終わらせろよ感が募ってくる。
分かりましたよ、分かりました。
アホみたいにマイナー全部とって4メイク。
カード出してて気づいたんだけど、Southは僕がクラブ全部とったあと、DAでダイヤを試した瞬間にDJを落とすと良かった。多分僕は、S2個しか取られない配置に期待してDTを勝ちに行き、ハートを出すだろう。ディフェンダーは実際よりもう1つ多くとれそうだ。
あとちょっと。
1S 1NT P ?
いいぞ、パートナーの2Hや!トランスファーすると、Northが競り直す。
1S 1NT P 2D*;
P 2H P P;
3C P ?
*TRF
右手むっちゃ考えてて軽く絶望。トイレに行きたい!
結局右手は3Cを3Dにコンバートして終了。
1S 1NT P 2D*;
P 2H P P;
3C P ?
リードはCKかハートかとも悩んだけど、結局ディクレアラーにはトリックが足りなさそうだから、とD5リード。リード考えてる間はちょっと落ち着く。
パートナーDQ勝って考えている。ディクレアラーは1372かな?もう普通に落ちそうだしトイレ行きたい!SA,スペードと続けて欲しい!
SA,S8。右手フォロー。2471か。
SK勝って秒でハート。HK勝ってHT。HA勝って、CA,Cラフ。
ここでディクレアラーはむちゃ悩んでDxと出したので、気が遠くなりそうになりながらも僕のDTが勝ち、ディフェンダーでS2H1D4と勝って3ダウン。
僕は最後、ダブればよかった。
実際3Cが流れてきたらダブろうかなーと思っていただけに勿体ない。
この次がラウンドのラストボード。引き続き、トイレに行きたい。冷や汗か何かが出てきた。
Westの自分パス。ボードがスクリーンの向こう側に送られて、返ってくるまで3秒。左手1D、パートナーパス。
この人たちプレイ早いから、あと3分耐えられるかと思ってたら、スクリーンメイトがむっちゃ考えてて、ため息ついて咳払いしてる。
もうダメだ!スクリーンの向こうに向かって、
「あのーすみません、ほとんど終わりではあるのですが、お手洗いに行ってもよろしいでしょうか」
「「いいよー」」
ハンドをサイドテーブルに置いてトイレに立つとスクリーンメイトもやってきた。
「さっきのボードからトイレ行きたかったんですよ。2Hが3Cに競られた時は絶望しました。」
「僕も絶望した笑」
彼より一足早くテーブルに戻って自席目の前に置いてあるハンドを取ると、スクリーンメイトがやってきて、あっと一言。あっ、サイドテーブルに僕の手っぽいものが置いてある。
取ったハンドを、必死にまだ見てませんと弁解しディレクターを呼ぶ。スクリーンの向こう側はなんだどうした?と言っている。
「どうした?」
「どっちがどっちのハンドか分からなくなっちゃいました」
「ディレクターやってて初めてだよ、ちょっとまってね」
スクリーンの向こう側でウケてる。プレイテーブルに置いてく輩がわるいんだよ〜
結局オークションはオポーネントのフリーランで
1D 1NT
3NT//
が終了。フルハンドは
このラウンドのスコアは良くて、13VP程度回収し終了。もう一回勝てばなんとか見られるスコアになりそう。
そして波乱の幕開け。前回の優勝チームが最下位に沈んでいる。話題に出てきたHプロが、ボッコボコのボッコボコにしたようだ。これは最終戦までもつれ込みそうだ。






