さて午後の前半。開始2ボードが熱い。



うちのオークションはNorthの僕から



2S 3C 4C X

4S P 4NT P

5C P 6S//



HKは7割くらい表にいる。Pdの良い判断でたどり着いた6Sはクラブ1敗でジャストメイクして+980。裏はEastにタイ人が居て、


2D* 3C 4C 5C

P P 5H P

5S X//


リダブルされなくて良かったね、モンキーテイルダブルが成立して-750は6取り。ははは


そして次のが、



こちらのテーブルではEastから



1C P 1D 1S

X* 3C** X 4S

5C//


*サポートダブル

**const raise



SAリードにはハートシフト要求のT。甲斐なく切られて、トランプ集めて6メイクされ。


僕のセカンドビッドは4Hが良かったか。ハートの下が脆いから紹介するまでもないかと思っていたけど、ビッドしてたら安めの5Hxか、もしかしたら相手を押し上げつつリード示唆できて6C-1になったかもしれない。さて裏の主役はWestの赤ちゃん。



3C P P 3S

P 4S 5C(!) X



お!思い出して5Cはなかなかエキスパート風のビッド。5Cxはスペードリードから、もちろん6メイクで+650。この人がこの種のビッドで成功してるのを初めてみた、当たってる時だけ毎回やってほしい。




"prepared 1D"



次は裏の捕まりハンド。



Eastがタイ人。オークションはWestから


1D P 1H 1S;

2C P 2D X//


2DxはウィナーがS1D3C1しかなくって3ダウン。寒い。



引き続き四谷・晩杯屋にて、マグロのぬた口にしながら。



タイ「これフリービッドで2C言うべきじゃないと思うんですよ。僕も悩んで2Dつけちゃいましたけど。」


「こっちも2C言われて、それが流れたよ。」



うちはEastがパスして2Cがスタンド。


カーディングは、Northの僕からS4リード。S9勝ってD3。DQはこれを勝たせた。HQはPdのHK勝って(僕はHJ)、South目線でディクレアラーのシェイプが3=1=5=4に確定。HAと続けるとディクレアラーは切ってDK。DA勝ってスペード。SA勝ち、ハートラフ、D9にはDA、ダミーからはスペード捨て。


この瞬間はこんなダイアグラム。



テーブルでは、ハートを出すとディクレアラーのクラブスモールを確定させちゃってまずそうかと考えてダイヤを続けた。C6をC9でオーバーラフ。CK。ディフェンスでS1H1D2C1とC9をスコアして-1させ。


いまディクレアラーが1=0=1=3ならPdのクラブローをスコアしちゃうダイヤ続けは悪くないのだが、この時点ではシェイプモロ見えなので、HTを出して2ダウンさせないといけない。知的怠惰。



「これは、2Cビッドというより2Dプリファーが良くないんじゃない?というのも…」



午前中のハンドレコードを引っ張り出す。

僕はWest、Northはoniさん。



Westのオープニングビッドは結構わからなくて、裏は1NTオープン。フリーランで、トランスファーから3NTとなってどうしようもなく2ダウン。

こちらのテーブルでは



P 1D P 1H

1S 2C P ?



ときてPdパス。



「これ2Dxのボードと全く同じ展開じゃない?」

「確かにそうですね…これはパスなんですね」



思うにこれは良いビッド。鍵はサポートダブルが返ってきてないことと、Northのスペードレイズがないこと。僕の手はマイナーに9枚以上あって、スペード2枚はあって、ハートは3枚ない。これを満たす僕のハンドシェイプは2=2=5=4、3=1=5=4、4=0=5=4。Eastは自分の手と照らし合わせると、どれも16HCP程度ではゲームまで足りない。


ちなみにカーディングは少し面白い。S6リード、スペードバック。ハンドで勝って、HQ。HA勝って、Northのoni目線ではダイヤとスペードのクロスラフが成立しそう。D9が出てきて、なんか様子がおかしいなとローダイヤ出すとDQが飛び出てくる。ダミーエントリーとトリックが出てきてラッキー、クラブ集めて2Cは3メイク。



oni「prepared 1Dか、19世紀のブリッジみたいだな。ちょっとそういう気配もあったんだよな」


僕「その頃はホイストじゃないですかまだ」



気の抜けたような返事。


oniの言う通り確かにダイヤ4枚の"気配"はあって、僕がダイヤ5枚の3=1=5=4だとすると僕がダイヤアナー全持ちになるから、既知のHCPと合わせてみるとちょっと点を持ちすぎ疑惑がある。まぁ2C落とすには、クロスラフ成立くらいしかないという事なのだろうか。



次の3bdはセット、良いのと悪いのと、良いのと。


"1勝1敗"



オークションはNorthの僕から


1NT X ?


ここでPdがXの意味を尋ねると、Westさんはレポート用紙を取り出し、広いページに上から意味を書いていく。説明が①、②、③、④まできて、ダブルの意味が多いなと面白くなってしまって、⑤と続けた時に小さく吹き出して謝り、⑥が記された時には内容を見る気が起きなくなってしまった。Pdはパス、オークションは続き、



1NT X* P 2C**

P 2H*** P P

?


*6色ダブル

**ask

***ボスメジャー



2Hのディフェンスには異存なし。パス。


リードはD6、ダミーからはD4。クラブが5枚ならクラブリードが来そうだし、ダミーを見てディクレアラーのシェイプを4=5=3=1と決める。が、僕は何を出すべきだろう。


最初はPdのDQ96やD976に備えてD8を出そうとしたが、もしディクレアラーのDが何か勝ってCx→CKと出された時に、何を出せばダイヤを再び挟めるのか分からない。HQを出してもSxを出しても振り込む可能性があるとすると、ここはDJで取って、様子を見るのもあるだろう。DJを出すとディクレアラーはD7。PdはDQ96からのリードで、どうやら失敗したようだ。


しょうがないので安全にDA,D8とイグジットするとPdはDxを見せてくれない。すなわちディクレアラーはどうも4=5=4=0、もしくは4=4=4=1。困ったさんだね。ダミーで勝って、Hxには僕もx。HA勝ってクラブ。CA勝ってスペード返して、ディフェンスにS2H1D2C1取って-1。落ちて良かった。



これが午後の前半で、次のボードは午後の後半から。


4th seat.


A852

T6

JT7653

6


P 1C 1NT P

2C P 2D P

3NT//


your lead?




先にこちらのテーブルの話をしよう。

僕はWest、オークションは


P 1C 1NT X*

2C** P ?


*さっきの6色ダブル

**多分ステイマン



僕はちょっと弱めに1NTオーバーコールしてメジャーも無い。Northには表現したい何かがある。ゲームは無さそうなのでパスでも良いだろう。


このパスは当たりで2Cは3メイクで+110。3NTはダイヤリードに耐えていないからまぁ良いだろう…と思ったら?


裏のテーブルのオークションは前述の通り



P 1C 1NT P

2C P 2D P

3NT//



そしてNorthのタイ人は…誘われてHTリード。


Eastが45Mの紹介をしなかった事からNorth目線ではPdにハートが4枚あり、アナーを挟んでる形に見えたのだという。


ディクレアラーはHJを被せるとSouthは致命的なHQ。HK勝ってH9も勝って、クラブを適切に触ってスペードと出すと3NTは山メイク。Dリードから始まれば7取りのところを10取られにしてしまったわけで、中々高値のオープニングリードとなってしまった。


僕の考えでは、ハートリードはオープンハンドあるよと言ったPdへの信頼がやや足りない。


ダイヤをリードに選んだ場合、出すのはやはりDJだろうか。PdにDAxのみを期待する場合は、D6リードしたところでダミーのアナーシングルトンには耐えられない事がほとんどだ。



「義務教育課程で、NTでは長いスーツ出すって教わらなかった?ハートより4枚も長いスーツあるじゃない。」

「でもこんなのもあったんですよ」



その2ボードあと。



こちらのオークションはWest僕の1NTオープンに、Northで2Hを言って、Pdはしれっとパスで終了。


1NTに対するダブルが6色だったのでここもなんか複雑な取り決めがあるだろう、と2Hの意味を聞いてみると「ハートはあるよ」との回答。ふうん。PdのC4クラブリードから始まり、SouthのSTは活躍せずなんとなくダウン。



そして問題の裏はEWのフリーランで、


1NT 3C*

3D* 3S*

3NT//


*パペットステイマンシーケンス


と先程の手とほぼ同じビッド。ここでタイ人またもや6枚スーツを見捨て、渾身のS8リード。

これはディフェンスに8トリックあるのでバチバチの4ダウン。



「#26も#28もこうなる予定だったんですよ。1勝1敗。」



いつでも落ちてる3NTは勝ちなのか?

まぁ良いでしょう。



結局午後は前半29-14、後半16-48で、希望は持てたものの17IMP負け。タイ人がDJリードしてもトータルポイントは負けてそうなので、力及ばずといった雰囲気。


チーム的には2日目に残れて嬉しい、この調子でいこう。

"あれも欲しいこれも欲しい"



仕事しんどいな、ブリッジしたいなーと思ってた所に赤ちゃんから高松宮杯のお誘い。これ幸いとなんとなく赤ちゃんフレンズでチームを成立させて参戦する事になった。


フレンズにフライトどうしましょうか?という話をするとみんなBが良いという。しかし僕はどうしてもAで出たかった。先日行われたWorld Bridge Seriesで同年代や年下が活躍するのを見ていると、こんな所でチンタラしてる場合じゃないと思ったのだ。僕の時間は有限だから。そして、赤ちゃんの時間も。赤ちゃんにライン。


「シード希望Aにしましょう!」

「Aで出さないとAで勝つことできないですから。」


各人の重量的には元々ギリAだったそうだけど、個人的にはやる気maxで臨んだフライトA。相手が誰だろうと関係ない、やれることをやるだけだろう。借り物の時間の中で、本物の夢を見るんだ!



"趨勢"



day1Rd1の前半、こちらは押され気味のスコアに見えたけれど、裏の2スラムが趨勢を決した。僕はWest、Pdは上級医。




こちらのテーブルのオークションはNSのフリーランでNorthから


1S 2H;3H 3NT*;4H//


3NTは、覚えていればスペードのキュービッドだとのこと。


僕はS8リード、S9勝って(PdはS2)、HK,HA,SK。これをHQで切ってPdはS3。クラブ出して欲しそうなのは分かるけど、ねぇとDT出すと、スペードでクラブ消されて6メイク。


「S3ってクラブでしょ」

「うんまぁ、ごめん」


だいたいこんな感じ。さて裏のオークションは…?Northのタイ人からフリーランで、


1S 2H

2S 3D

3H 3S

4S 4NT

5C 5D

6H 6NT(!)//


South赤ちゃんの6NT、リードからクラブクラブ。勝ってスペードを走るとWestがダイヤを捨て続けたから、ハートは表にいると思ってハートフィネス。これが勝って6メイク!お見事!



「これほめて!私がプレイしてCK守らなきゃと思って6NT置いたのよ!」



プレイは若干よろしくない(正着はハート2回取ってダイヤフィネス2回)が、自分で適切にサイド調整してちゃんと作ってるんだから異存はない。


打ち上げはタイ人と2人。四谷・晩杯屋にて。



「これ君の2nd bid、3Hじゃないの?2Sじゃなくて。」

「2Sに2NT言われたら4Hというつもりでした。」

「Pdの4HやるとなるといつかNorthでクラブ切らされるじゃないですか、トランプルーザー苦しくなると思ったんです。」



なるほど、2Sはdescriptiveで良いかもしれないね。


それとこれ。




うちはSouthからほぼNSのフリーランで、


P 2C (2D*)

3C 3S

4S 4NT

5D 5H

6C 6D

6S 6NT//


*H or blacks

Southはオールキー揃ってる事分かっていたはずだけどPdのCAシングルトンを嫌ったのだろうか?もしかしたらトランプの5-2フィットを恐れていたのかもしれない。Northも正直力弱い、というのも裏のオークションはEastのナチュラルな2Hの介入のあと、全く同じシーケンスで6Cに7S。


7NTの方がハートラフの可能性なくて良かったかもしれないけど、タイ人はPdがSQの3枚とCKxxxxxxでも良いと考えたそうだ。それでいいと思う。



規模感は小さいけどもう一つありました。




こちらのテーブルのオークションはNorthから


1C 1D 1H P

3H//


Northのoni、手を広げながら曰く「ちょっとDKがさみしいからな。」


D8リードはDA勝ち、CQシフト。CA勝ってH7→K。僕はディセプションにH9をプレイ。STはSQ勝ち、再びCx。CK勝って、HA、DK、HQ、DQ。僕は切らずダミーはクラブ捨てて、クラブラフ。ここまで8勝でダミーにはスペードしか残っていない。スペード引いたらPdのSA勝ち、エスタってるダイヤをPdが出すとディフェンス側のクーアンパッサンになるので1ダウン。



oni「daisukeのH9、いかにも臭いもんな」



体臭キツめ。

oniの控えめビッドで取られたかなぁと思っていたら裏は天才がいて、


1C 1D P(!) P

X P 1H//


これが2メイクで5取り。はっはっは。



そんな感じで前半を32-22で終えて後半戦。

これはタイの国から笑い話。




僕はWest、うちのテーブルのオークションはNorthの1NTオープンから44Mを示しつつ4S。リードはS5。


Northはダミーで勝って、Dx→J。これはDQ勝ち。もう一度スペードが来たのを今度はハンドで勝ってDx。ここを先生はD4と出すからoniはD9を出してしまい、僕のDTが勝つ。


僕目線でNorthの手は、4=4=2=3シェイプでHKがクラブに移ったようなイメージ。PdにCAがある時はディフェンストリック逃げないから、放っておいたら勝てなくなるダイヤこちらからを出す事でディクレアラーを揺らしに。もちろんD7。ディクレアラーはクラブ捨てて平凡に4メイク。


クラブシフトしたとてディクレアラーは、DA切り落ちに向かえばS4H3D1C1と1ラフが権利。まぁあんまり変わらなかっただろう。-620。


さて裏では何が起こっていたのだろう。

オークションは



1NT 3H*

3NT//



3Hはハートショートの約束。とはいえ3=1=(5=4)か4=1=4=4かわからなかったそうな。3S言ったら?


H3リードを手で買って、SAでダミーに入ってDx→J。これはDQ勝ってSTシフト。SQで勝って、今度はハンドからダイヤ引きたいなとSJ→SKとオーバーテイクしてタイ人気づく。「ダミーエントリーがない!」


冷や汗ダラダラ。


手からダイヤ出すとEastはDAで勝って…CK。CJはトリックになるしダミーエントリーも生まれるしでホッと一息ついたそうな。SQをそのままKでオーバテイクすれば良かったという、それだけの話。


そして、晩杯屋で気づく。



「これHJシフトしてもダメだね、C8出さないと。」



Eastは、CKの代わりにHJでイグジットしても、破れかぶれでNorthに手からクラブローと出されると、H7がうるさくて再びスローインにかかってしまう。これを抜け出すにはDAで勝っていきなりC8と出さなくてはならない。


そしてCTはまずWestにいるだろう。でなければ、AQT抜けのダイヤを触る理由がない。


何はともあれ3NT4メイクで、+630はプッシュ。



後半はパーシャルのどつきあい、というか割とどついて25-7。アグリゲートスコアで57-29と素晴らしい成果であった。省略したものもあるけどそれはのちのち。午後のRd2へ進もう。

藤山杯2日目は午前中も好調を維持したが、午後失速し最後は5/13。それでも全然立派だと思うなしかし。



さて今回はBaMらしくリードチャレンジを並べてみよう。


うまくいったり、いかなかったり。



plan your leads...


T62

98

J542

AT94


オークションは左から、


1S 1NT;2D 2NT//


9865

84

Q942

Q87


オークションは右から、


1D 1H;1NT* 2D**;2NT 3NT//


*15-17 BAL

**GF


JT

J42

QT62

A873


オークションは右から、


1NT//










フルハンドは以下。



Southを持ったPdはH9を選択。

HQ勝ってNorthの僕は、返すものに少し困ってしまう。


…Pdのハートは3枚が多そうだ。リードに出なかった以上、クラブはPdよりディクレアラーの方が長いだろう。そう考えるとディクレアラーのシェイプは1=3=4=5など。スペードを返して、向こうからハートを返してもらい、ディフェンスでS2H3マイナー1を取る作戦にしよう。


S3を返すとディクレアラー少し考えてSx。ダミーのS9勝ち。SA、DA、SQと出されてもう一度手に入る。ディクレアラーにほぼ8点見えたのでCAはない。相手のトリックを増やす可能性はあるが、落とすためにCQシフト。これは成功で-1、95%。


ほぼ全てのテーブルで2NT by Eastをプレイしていてたくさんメイクしている、CTが1番多かったのかな?


H9は賢いリードだったみたいだよとPdに伝えたら、これクラブ出すのセンスなくないですか?とか言っている。本日のグッドリード賞を差し上げよう。



②フルハンドは以下。



これは、非常に悩んでC7を選択。

スペードは有力な候補なのだが、Pdは10点持っていること、なのに1Sオーバーコールが無かったことから、3NTダウンはクラブぶち抜きが1番可能性あると思った。なんなら自分のクラブは短い方が、Pdのクラブが伸びるから良いまである。


この試合はBaMなので、アップメイクのリスクを負ってリードすることはないのだけど、QxxからのリードはQxからよりも攻守のバランスが取れていて良いと思った。ミドルカードが強いのも良い。


C7,4,9,K。CK勝ってHQ、HJ。これをHKで勝ってスペード。PdがC5を隠したお陰でC3-3がバレず、D3→K。これをDA勝ってDJ取って、Pd悩んでいたらクレーム。S3H4C2の3NTジャストメイクされは39%。



「C7って何だと思った?」

「短いと思いました」


ははは、こやつめ


「これもう一度ハートダックするべきでしたね。」

「HKはすぐ上がってもいいよ。これC7ってダミーエントリー潰す最強のリードで、HK即勝ってクラブぶつければ、ダミーのハートブロックして死ぬんじゃないの?」

「確かに、スペード取られた時、SJをうまく捨てられたらスローインを回避できそうですね」



この分析は間違っていて、例えばクラブリードからCK勝って、HQをHKで勝った後にクラブを返した時、クラブ一回ダックして続くクラブをダミーで勝ち、ディクレアラーが13枚目のクラブを引くと、SouthはDJとHxを捨てられない。


さればとSJを捨ててみても、ディクレアラーはS3回勝ってハートでスローインすればS3H2D1C3の9勝になる。イグジットカードを取り上げるノンマテリアルスクイズだ。


最強のリードはDリード。いきなりダイヤ2回勝つことでDのスローインシチュエーションを解除できれば、あとは何してもダウンだ。惜しかったがこれは選ぶ理由がない。クラブリードもDAの位置を当てなければいけないので当たりの範囲だろう。





僕の選択はH2。

振込みを恐れるならSJなのだけど、スペード5枚で1NTオープンなんかされてたら、IMPではなんともなくてもBaMではディザスターになるかもしれなくて選びにくい。


ハートはJの3枚から出すのが少しダサいが、4枚から出すよりはよっぽど良い。


H2,8,T,3。S3,K,J,5。DA,Dx。DQ勝ってPdはS2。SAの5枚持ってる人は絶対スペードを捨てないので、ディクレアラーはSAKとDAKを持っている。多分SQも。


PdにCQを期待してクラブローと出すのも良い。がしかし、もしオープニングリードでPdのHAKT7を当てている場合は、たった今ハートを出さないとミドルカードの都合上、ハートを撃ち抜くには自分へのエントリーが足りない。一方H3-3なら1NT2メイクが近づくから出したくない。


よく分からない。

こういう時は自分のリード鬼当て力を信じてHJ。これはHK勝って、繰り返しスペード。スペードのコミュニケーションが切れたWestは安全にクラブを開発に行くこと出来ずジャストメイクでクレーム。

1NT=は39%。スコアもハンドの雰囲気もひとつ前のボードとよく似ているけど、アベレージを超えているかと思っていた。


世間的には、Southのスペードコントラクトメイクがトップスコア。NTは6テーブルでプレイされていて、2つダウン2つ1メイク2つ2メイク。


ハートリードは、クラブバックで1NTも落ちるのでそんなに悪くないリード。とはいえクラブは返さなくてもいいでしょう、3NTやってるわけじゃないし。



次は僕が良いディフェンスをしたボード(言っちゃった)。



オークションはWestからフリーランで



1D 1H;1S 3H//



リードはD8で、D8,2,A,T。

ダイヤは今返しても切れないっぽいけど…うーん。


ダミーさんとの会話。



「1Dに3Hってプリエンプトですか?」

「そうかもしれないけどちゃんと決まってない」

「したら1H経由の3Hはちゃんと点持ってそうですかね」

「彼(ディクレアラー)のなかでは持ってる扱いなんじゃない笑」



んな投げやりな笑。


ディクレアラーは、HKQにDQで7点か。PdのSKQJはないだろうから、スペードもディクレアラーに何点かあるだろう。


ここで僕がスペードを返すとディクレアラーが焦ってダミーのダイヤでスペード捨てようとして、なんか失敗するかもしれない。それにディクレアラーのシェイプは2=6=2=3が最も多いだろうから、今スペードを攻めないと、まさかのクラブで消されてしまうかもしれない。こちらはスペードを急いで攻めるべきだ。そう判断してS3と出した。


SA勝ち、DQのブロックを解除してディクレアラーはCA、DKと出し手のスペードルーザーを捨てる。Pdはハートでラフ。ディフェンスは既に2つと、H2個とCKを権利で持っているから-1。



Pd「このプレイ、単純にクラブのフィネス損してないですか?」

me「ディクレアラーは、クラブをフィネスしょうがすまいがどうせ一敗だから、ダイヤでスペード消すことを優先したんじゃないの?で後はハート勝負。」



クラブのフィネス放棄が敗着だったのか?詳細にハンドを見てみよう。


もし僕がスペードを返さずにダイヤと出すと、DQ勝ち、HK。HA勝って遅ればせながらスペード。SA勝って、スペードルーザーを残したままDxをHTで切るとする。上手風にHJでのオーバーラフを拒んでも、HQ、H9にHJで勝って、SKも勝って、ハートでエグジットするしかない。これはトランプを走ってSouthが黒いスーツでスクイズされてしまう。


遅ればせながらスペードを攻めた後、ちょっと下手めに、SA勝ってDKでスペードを捨てたとしよう。Hxで切って、SKはラフされて、HQ、HTと出されるとこれはこれでSouthは黒いスーツのスローインにかかる。このDKを上手風に切らないと、スペードを手で切ってHQ,HT。ここでSKと出してもスクイズになって元の木阿弥。


…本質的には、2トリック目でスペードを返したところでトリック数は変わらない。

例えばSA勝ちから、DQ勝ち、CQでフィネスしてダミーからH2を引く。これをHAで上がってスペードと出し、SK勝った所でSouthはトランプを含むスローインにかかっている。


このコントラクトの本質は、CAをダミーエントリーに保存すればメイクするという所。CTがNorthにあるのがミソで、クラブはディフェンダーから触ることができない。そのためハンドの3枚目のクラブはいつか何かの下に捨てることができるのだ。


威張るほどの話じゃないのだが、スペードリターン以外はディフェンスにノーチャンスなのも事実。10テーブル中ハートで8トリックしか取れなかったのは2Tだけ。3Hまで上がったのはうちだけなので単独トップのスコアであった。

もしかしたら3Hと言われたから、簡単になった面もあったかもしれない。



最後。



"1/32"



A72

AT

AKQ74

863


J9

QJ9853

T8

JT9



オークションは上のハンドから、



1D 1H;2NT 4H//



リードはS4。ほんとに困ったな。


しょうがないからSA勝って、D上から3発出すと左手に切られる。クラブリターンをCAが右手で、CKを左手で、CQを右手で勝たれた後、スペードが出てくる。これを手で切って今の配置は



-

AT

x

-


-

QJ9

-

-



胃が痛い。


もし左手にHKがあるのなら、最後に右からスペードの代わりにダイヤを出せば必ずスコアできるはず。だから右にHKがあると考えるのが正しい。


それを分かった上で相手の上手さを読み間違えて、ハートをフィネスし2ダウン。なんとHKは裸で右にいたのだ。うーやってしまった。フルハンドは以下。



飲み屋での反省会中。


そういうわけで、2ダウンすまんとPdに告げると、これっていきなりハート叩くプレイあるんですかね?という。あんまり考えていなかったけどどうなんだろう。


シラフでない確率計算が始まった。



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この日の反省会はPdと2人で、しんみち通り果ての、新宿通り側2階にある晩杯屋(ばんぱいや)。


飲み物とつまみのみが驚愕の値段で提供されていて、尚且つうまい。こーいうのでいいんだよこーいうので、という方面に尖りすぎているチェーン居酒屋で、兼ねてから名前は知っていた。店のごみごみさにビビるPdも、最終的には納得していたようだ。


最後カツ煮を食べようとして、米はありますかと聞いたら、無いんですよと言われる。ここはほんとに酒が好きな人のための場所なのだと思い知った。2人でたくさん食べて5杯飲んで、税込¥4,020。



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HA叩くのは裏表のHKグルトン、Dを取るのはD3-3かつ表のHKグルトンまたは表のHKx。ということは裏のKグルトンvsD3-3かつ表のHKxの勝負だ。


酔ってると裏のKグルトンを数えるのが難しい。

1/32ですよとPd、1/2の5乗ですと。嘘くさいけどそれなら3%強。


対して手元のメモにはD3-3かつHKx表の計算が書いてある。

1/3(3-3ブレイク)×68%(3-2ブレイク)×1/2×4/10=6%。

おいまて、それは4.5%くらいじゃないか?

もうなにも信用できない。


シラフで考えると前者は1/4弱×1/5×1/2で2.5%弱、後者は1/3強×(2/3強×1/2×4/10)で5%弱。計算機に突っ込むと2.8%vs4.8%。


居酒屋の結論は合っていたようだ。



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改めて確率のおさらいをしておくと


0-5,5-0:3.9%

1-4,4-1:28.3%

2-3,3-2:67.8%


これは、1/4、2/3、その他で覚えていた。


0-6,6-0:1.5%

1-5,5-1:14.5%

3-3:35.5%

4-2,2-4:48.5%


これは1/3、1/2、その他で覚えていた。


意外な数値はありました?

1-4,4-1ブレイクの28.3%と、1-5,5-1ブレイクの14.5%は何度見ても驚いてしまう。



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しんみち通りを駅へ向かう帰り道。



「つかれましたね」

「ほんと疲れた。2日続きの試合の後は休みにしたい」

「私休めないです」

「仕事大変なの?四半期末?」

「新しいプロジェクトに入っていて」

「寝れてる?」

「寝れてはいます、6時間くらい」

「結婚してからちゃんと夜寝て朝起きる生活になって、体調がいいよ。8時間は寝るし。スコアに影響してると思う」

「どのくらいですか?」

「0.5%くらい」


どうもこれが「5%くらい」に聞こえたそうで、すごいすごいと言われた後、0.5%だよと訂正したらなぁんだみたいな顔をしていた。そんなに変わってたまるか。