藤山杯2日目は午前中も好調を維持したが、午後失速し最後は5/13。それでも全然立派だと思うなしかし。
さて今回はBaMらしくリードチャレンジを並べてみよう。
うまくいったり、いかなかったり。
plan your leads...
①
T62
98
J542
AT94
オークションは左から、
1S 1NT;2D 2NT//
②
9865
84
Q942
Q87
オークションは右から、
1D 1H;1NT* 2D**;2NT 3NT//
*15-17 BAL
**GF
③
JT
J42
QT62
A873
オークションは右から、
1NT//
①
フルハンドは以下。
Southを持ったPdはH9を選択。
HQ勝ってNorthの僕は、返すものに少し困ってしまう。
…Pdのハートは3枚が多そうだ。リードに出なかった以上、クラブはPdよりディクレアラーの方が長いだろう。そう考えるとディクレアラーのシェイプは1=3=4=5など。スペードを返して、向こうからハートを返してもらい、ディフェンスでS2H3マイナー1を取る作戦にしよう。
S3を返すとディクレアラー少し考えてSx。ダミーのS9勝ち。SA、DA、SQと出されてもう一度手に入る。ディクレアラーにほぼ8点見えたのでCAはない。相手のトリックを増やす可能性はあるが、落とすためにCQシフト。これは成功で-1、95%。
ほぼ全てのテーブルで2NT by Eastをプレイしていてたくさんメイクしている、CTが1番多かったのかな?
H9は賢いリードだったみたいだよとPdに伝えたら、これクラブ出すのセンスなくないですか?とか言っている。本日のグッドリード賞を差し上げよう。
②フルハンドは以下。
これは、非常に悩んでC7を選択。
スペードは有力な候補なのだが、Pdは10点持っていること、なのに1Sオーバーコールが無かったことから、3NTダウンはクラブぶち抜きが1番可能性あると思った。なんなら自分のクラブは短い方が、Pdのクラブが伸びるから良いまである。
この試合はBaMなので、アップメイクのリスクを負ってリードすることはないのだけど、QxxからのリードはQxからよりも攻守のバランスが取れていて良いと思った。ミドルカードが強いのも良い。
C7,4,9,K。CK勝ってHQ、HJ。これをHKで勝ってスペード。PdがC5を隠したお陰でC3-3がバレず、D3→K。これをDA勝ってDJ取って、Pd悩んでいたらクレーム。S3H4C2の3NTジャストメイクされは39%。
「C7って何だと思った?」
「短いと思いました」
ははは、こやつめ
「これもう一度ハートダックするべきでしたね。」
「HKはすぐ上がってもいいよ。これC7ってダミーエントリー潰す最強のリードで、HK即勝ってクラブぶつければ、ダミーのハートブロックして死ぬんじゃないの?」
「確かに、スペード取られた時、SJをうまく捨てられたらスローインを回避できそうですね」
この分析は間違っていて、例えばクラブリードからCK勝って、HQをHKで勝った後にクラブを返した時、クラブ一回ダックして続くクラブをダミーで勝ち、ディクレアラーが13枚目のクラブを引くと、SouthはDJとHxを捨てられない。
さればとSJを捨ててみても、ディクレアラーはS3回勝ってハートでスローインすればS3H2D1C3の9勝になる。イグジットカードを取り上げるノンマテリアルスクイズだ。
最強のリードはDリード。いきなりダイヤ2回勝つことでDのスローインシチュエーションを解除できれば、あとは何してもダウンだ。惜しかったがこれは選ぶ理由がない。クラブリードもDAの位置を当てなければいけないので当たりの範囲だろう。
③
僕の選択はH2。
振込みを恐れるならSJなのだけど、スペード5枚で1NTオープンなんかされてたら、IMPではなんともなくてもBaMではディザスターになるかもしれなくて選びにくい。
ハートはJの3枚から出すのが少しダサいが、4枚から出すよりはよっぽど良い。
H2,8,T,3。S3,K,J,5。DA,Dx。DQ勝ってPdはS2。SAの5枚持ってる人は絶対スペードを捨てないので、ディクレアラーはSAKとDAKを持っている。多分SQも。
PdにCQを期待してクラブローと出すのも良い。がしかし、もしオープニングリードでPdのHAKT7を当てている場合は、たった今ハートを出さないとミドルカードの都合上、ハートを撃ち抜くには自分へのエントリーが足りない。一方H3-3なら1NT2メイクが近づくから出したくない。
よく分からない。
こういう時は自分のリード鬼当て力を信じてHJ。これはHK勝って、繰り返しスペード。スペードのコミュニケーションが切れたWestは安全にクラブを開発に行くこと出来ずジャストメイクでクレーム。
1NT=は39%。スコアもハンドの雰囲気もひとつ前のボードとよく似ているけど、アベレージを超えているかと思っていた。
世間的には、Southのスペードコントラクトメイクがトップスコア。NTは6テーブルでプレイされていて、2つダウン2つ1メイク2つ2メイク。
ハートリードは、クラブバックで1NTも落ちるのでそんなに悪くないリード。とはいえクラブは返さなくてもいいでしょう、3NTやってるわけじゃないし。
次は僕が良いディフェンスをしたボード(言っちゃった)。
オークションはWestからフリーランで
1D 1H;1S 3H//
リードはD8で、D8,2,A,T。
ダイヤは今返しても切れないっぽいけど…うーん。
ダミーさんとの会話。
「1Dに3Hってプリエンプトですか?」
「そうかもしれないけどちゃんと決まってない」
「したら1H経由の3Hはちゃんと点持ってそうですかね」
「彼(ディクレアラー)のなかでは持ってる扱いなんじゃない笑」
んな投げやりな笑。
ディクレアラーは、HKQにDQで7点か。PdのSKQJはないだろうから、スペードもディクレアラーに何点かあるだろう。
ここで僕がスペードを返すとディクレアラーが焦ってダミーのダイヤでスペード捨てようとして、なんか失敗するかもしれない。それにディクレアラーのシェイプは2=6=2=3が最も多いだろうから、今スペードを攻めないと、まさかのクラブで消されてしまうかもしれない。こちらはスペードを急いで攻めるべきだ。そう判断してS3と出した。
SA勝ち、DQのブロックを解除してディクレアラーはCA、DKと出し手のスペードルーザーを捨てる。Pdはハートでラフ。ディフェンスは既に2つと、H2個とCKを権利で持っているから-1。
Pd「このプレイ、単純にクラブのフィネス損してないですか?」
me「ディクレアラーは、クラブをフィネスしょうがすまいがどうせ一敗だから、ダイヤでスペード消すことを優先したんじゃないの?で後はハート勝負。」
クラブのフィネス放棄が敗着だったのか?詳細にハンドを見てみよう。
もし僕がスペードを返さずにダイヤと出すと、DQ勝ち、HK。HA勝って遅ればせながらスペード。SA勝って、スペードルーザーを残したままDxをHTで切るとする。上手風にHJでのオーバーラフを拒んでも、HQ、H9にHJで勝って、SKも勝って、ハートでエグジットするしかない。これはトランプを走ってSouthが黒いスーツでスクイズされてしまう。
遅ればせながらスペードを攻めた後、ちょっと下手めに、SA勝ってDKでスペードを捨てたとしよう。Hxで切って、SKはラフされて、HQ、HTと出されるとこれはこれでSouthは黒いスーツのスローインにかかる。このDKを上手風に切らないと、スペードを手で切ってHQ,HT。ここでSKと出してもスクイズになって元の木阿弥。
…本質的には、2トリック目でスペードを返したところでトリック数は変わらない。
例えばSA勝ちから、DQ勝ち、CQでフィネスしてダミーからH2を引く。これをHAで上がってスペードと出し、SK勝った所でSouthはトランプを含むスローインにかかっている。
このコントラクトの本質は、CAをダミーエントリーに保存すればメイクするという所。CTがNorthにあるのがミソで、クラブはディフェンダーから触ることができない。そのためハンドの3枚目のクラブはいつか何かの下に捨てることができるのだ。
威張るほどの話じゃないのだが、スペードリターン以外はディフェンスにノーチャンスなのも事実。10テーブル中ハートで8トリックしか取れなかったのは2Tだけ。3Hまで上がったのはうちだけなので単独トップのスコアであった。
もしかしたら3Hと言われたから、簡単になった面もあったかもしれない。
最後。
"1/32"
A72
AT
AKQ74
863
J9
QJ9853
T8
JT9
オークションは上のハンドから、
1D 1H;2NT 4H//
リードはS4。ほんとに困ったな。
しょうがないからSA勝って、D上から3発出すと左手に切られる。クラブリターンをCAが右手で、CKを左手で、CQを右手で勝たれた後、スペードが出てくる。これを手で切って今の配置は
-
AT
x
-
-
QJ9
-
-
胃が痛い。
もし左手にHKがあるのなら、最後に右からスペードの代わりにダイヤを出せば必ずスコアできるはず。だから右にHKがあると考えるのが正しい。
それを分かった上で相手の上手さを読み間違えて、ハートをフィネスし2ダウン。なんとHKは裸で右にいたのだ。うーやってしまった。フルハンドは以下。
飲み屋での反省会中。
そういうわけで、2ダウンすまんとPdに告げると、これっていきなりハート叩くプレイあるんですかね?という。あんまり考えていなかったけどどうなんだろう。
シラフでない確率計算が始まった。
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この日の反省会はPdと2人で、しんみち通り果ての、新宿通り側2階にある晩杯屋(ばんぱいや)。
飲み物とつまみのみが驚愕の値段で提供されていて、尚且つうまい。こーいうのでいいんだよこーいうので、という方面に尖りすぎているチェーン居酒屋で、兼ねてから名前は知っていた。店のごみごみさにビビるPdも、最終的には納得していたようだ。
最後カツ煮を食べようとして、米はありますかと聞いたら、無いんですよと言われる。ここはほんとに酒が好きな人のための場所なのだと思い知った。2人でたくさん食べて5杯飲んで、税込¥4,020。
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HA叩くのは裏表のHKグルトン、Dを取るのはD3-3かつ表のHKグルトンまたは表のHKx。ということは裏のKグルトンvsD3-3かつ表のHKxの勝負だ。
酔ってると裏のKグルトンを数えるのが難しい。
1/32ですよとPd、1/2の5乗ですと。嘘くさいけどそれなら3%強。
対して手元のメモにはD3-3かつHKx表の計算が書いてある。
1/3(3-3ブレイク)×68%(3-2ブレイク)×1/2×4/10=6%。
おいまて、それは4.5%くらいじゃないか?
もうなにも信用できない。
シラフで考えると前者は1/4弱×1/5×1/2で2.5%弱、後者は1/3強×(2/3強×1/2×4/10)で5%弱。計算機に突っ込むと2.8%vs4.8%。
居酒屋の結論は合っていたようだ。
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改めて確率のおさらいをしておくと
0-5,5-0:3.9%
1-4,4-1:28.3%
2-3,3-2:67.8%
これは、1/4、2/3、その他で覚えていた。
0-6,6-0:1.5%
1-5,5-1:14.5%
3-3:35.5%
4-2,2-4:48.5%
これは1/3、1/2、その他で覚えていた。
意外な数値はありました?
1-4,4-1ブレイクの28.3%と、1-5,5-1ブレイクの14.5%は何度見ても驚いてしまう。
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しんみち通りを駅へ向かう帰り道。
「つかれましたね」
「ほんと疲れた。2日続きの試合の後は休みにしたい」
「私休めないです」
「仕事大変なの?四半期末?」
「新しいプロジェクトに入っていて」
「寝れてる?」
「寝れてはいます、6時間くらい」
「結婚してからちゃんと夜寝て朝起きる生活になって、体調がいいよ。8時間は寝るし。スコアに影響してると思う」
「どのくらいですか?」
「0.5%くらい」
どうもこれが「5%くらい」に聞こえたそうで、すごいすごいと言われた後、0.5%だよと訂正したらなぁんだみたいな顔をしていた。そんなに変わってたまるか。




