"あれも欲しいこれも欲しい"
仕事しんどいな、ブリッジしたいなーと思ってた所に赤ちゃんから高松宮杯のお誘い。これ幸いとなんとなく赤ちゃんフレンズでチームを成立させて参戦する事になった。
フレンズにフライトどうしましょうか?という話をするとみんなBが良いという。しかし僕はどうしてもAで出たかった。先日行われたWorld Bridge Seriesで同年代や年下が活躍するのを見ていると、こんな所でチンタラしてる場合じゃないと思ったのだ。僕の時間は有限だから。そして、赤ちゃんの時間も。赤ちゃんにライン。
「シード希望Aにしましょう!」
「Aで出さないとAで勝つことできないですから。」
各人の重量的には元々ギリAだったそうだけど、個人的にはやる気maxで臨んだフライトA。相手が誰だろうと関係ない、やれることをやるだけだろう。借り物の時間の中で、本物の夢を見るんだ!
"趨勢"
day1Rd1の前半、こちらは押され気味のスコアに見えたけれど、裏の2スラムが趨勢を決した。僕はWest、Pdは上級医。
こちらのテーブルのオークションはNSのフリーランでNorthから
1S 2H;3H 3NT*;4H//
3NTは、覚えていればスペードのキュービッドだとのこと。
僕はS8リード、S9勝って(PdはS2)、HK,HA,SK。これをHQで切ってPdはS3。クラブ出して欲しそうなのは分かるけど、ねぇとDT出すと、スペードでクラブ消されて6メイク。
「S3ってクラブでしょ」
「うんまぁ、ごめん」
だいたいこんな感じ。さて裏のオークションは…?Northのタイ人からフリーランで、
1S 2H
2S 3D
3H 3S
4S 4NT
5C 5D
6H 6NT(!)//
South赤ちゃんの6NT、リードからクラブクラブ。勝ってスペードを走るとWestがダイヤを捨て続けたから、ハートは表にいると思ってハートフィネス。これが勝って6メイク!お見事!
「これほめて!私がプレイしてCK守らなきゃと思って6NT置いたのよ!」
プレイは若干よろしくない(正着はハート2回取ってダイヤフィネス2回)が、自分で適切にサイド調整してちゃんと作ってるんだから異存はない。
打ち上げはタイ人と2人。四谷・晩杯屋にて。
「これ君の2nd bid、3Hじゃないの?2Sじゃなくて。」
「2Sに2NT言われたら4Hというつもりでした。」
「Pdの4HやるとなるといつかNorthでクラブ切らされるじゃないですか、トランプルーザー苦しくなると思ったんです。」
なるほど、2Sはdescriptiveで良いかもしれないね。
それとこれ。
うちはSouthからほぼNSのフリーランで、
P 2C (2D*)
3C 3S
4S 4NT
5D 5H
6C 6D
6S 6NT//
*H or blacks
Southはオールキー揃ってる事分かっていたはずだけどPdのCAシングルトンを嫌ったのだろうか?もしかしたらトランプの5-2フィットを恐れていたのかもしれない。Northも正直力弱い、というのも裏のオークションはEastのナチュラルな2Hの介入のあと、全く同じシーケンスで6Cに7S。
7NTの方がハートラフの可能性なくて良かったかもしれないけど、タイ人はPdがSQの3枚とCKxxxxxxでも良いと考えたそうだ。それでいいと思う。
規模感は小さいけどもう一つありました。
こちらのテーブルのオークションはNorthから
1C 1D 1H P
3H//
Northのoni、手を広げながら曰く「ちょっとDKがさみしいからな。」
D8リードはDA勝ち、CQシフト。CA勝ってH7→K。僕はディセプションにH9をプレイ。STはSQ勝ち、再びCx。CK勝って、HA、DK、HQ、DQ。僕は切らずダミーはクラブ捨てて、クラブラフ。ここまで8勝でダミーにはスペードしか残っていない。スペード引いたらPdのSA勝ち、エスタってるダイヤをPdが出すとディフェンス側のクーアンパッサンになるので1ダウン。
oni「daisukeのH9、いかにも臭いもんな」
体臭キツめ。
oniの控えめビッドで取られたかなぁと思っていたら裏は天才がいて、
1C 1D P(!) P
X P 1H//
これが2メイクで5取り。はっはっは。
そんな感じで前半を32-22で終えて後半戦。
これはタイの国から笑い話。
僕はWest、うちのテーブルのオークションはNorthの1NTオープンから44Mを示しつつ4S。リードはS5。
Northはダミーで勝って、Dx→J。これはDQ勝ち。もう一度スペードが来たのを今度はハンドで勝ってDx。ここを先生はD4と出すからoniはD9を出してしまい、僕のDTが勝つ。
僕目線でNorthの手は、4=4=2=3シェイプでHKがクラブに移ったようなイメージ。PdにCAがある時はディフェンストリック逃げないから、放っておいたら勝てなくなるダイヤこちらからを出す事でディクレアラーを揺らしに。もちろんD7。ディクレアラーはクラブ捨てて平凡に4メイク。
クラブシフトしたとてディクレアラーは、DA切り落ちに向かえばS4H3D1C1と1ラフが権利。まぁあんまり変わらなかっただろう。-620。
さて裏では何が起こっていたのだろう。
オークションは
1NT 3H*
3NT//
3Hはハートショートの約束。とはいえ3=1=(5=4)か4=1=4=4かわからなかったそうな。3S言ったら?
H3リードを手で買って、SAでダミーに入ってDx→J。これはDQ勝ってSTシフト。SQで勝って、今度はハンドからダイヤ引きたいなとSJ→SKとオーバーテイクしてタイ人気づく。「ダミーエントリーがない!」
冷や汗ダラダラ。
手からダイヤ出すとEastはDAで勝って…CK。CJはトリックになるしダミーエントリーも生まれるしでホッと一息ついたそうな。SQをそのままKでオーバテイクすれば良かったという、それだけの話。
そして、晩杯屋で気づく。
「これHJシフトしてもダメだね、C8出さないと。」
Eastは、CKの代わりにHJでイグジットしても、破れかぶれでNorthに手からクラブローと出されると、H7がうるさくて再びスローインにかかってしまう。これを抜け出すにはDAで勝っていきなりC8と出さなくてはならない。
そしてCTはまずWestにいるだろう。でなければ、AQT抜けのダイヤを触る理由がない。
何はともあれ3NT4メイクで、+630はプッシュ。
後半はパーシャルのどつきあい、というか割とどついて25-7。アグリゲートスコアで57-29と素晴らしい成果であった。省略したものもあるけどそれはのちのち。午後のRd2へ進もう。



