11月29日

【膀胱がん再発予防のBCG維持療法5クール終了から21日経過】

前回ブログに書いたとおり、今回はまだ排尿時の痛みが続く中で不安要素しかない膀胱鏡検査に向かった。


S総合病院の外来病棟
初診から1年8ヶ月が経過しました

【各検査をすませてから泌尿器科待合室に】
予約が午後のため午前中は自宅で音楽聴いたり昼寝したりリラックス。
病院に着いたらまずは採血。ここでは私のTURBTによる合併症で低下した腎機能の現在値を把握する目的やBCG炎症反応の指標となるCRPなどが分かる。
今日は採血の針が刺さった時痛みが強かった。
「よし!ここで痛みを味わえばこの後の膀胱鏡の時思ったほど痛みは強く出ないかもしれない」なんていうポジティブさがこの時にはあった。
次はCT検査。造影剤は使わず単純CTなので基本的には楽。音声ガイドの指示で8秒息を止めること2回ですんだ。
でもCT検査室は去年何度も入り不安で押しつぶされそうな精神状態で受けた思い出もあるので決して手抜きはせずしっかり指示通りに受けた。

【膀胱鏡検査は過去一の痛さ】
採血の針で痛み耐性を作る作戦を試みて泌尿器科の検査室へ。膀胱鏡検査のルーティンである特殊パンツに履き替え股開きタイプのイスに座る。
麻酔のキシロカインゼリーが塗られ5分後に主治医A先生が来られいよいよ膀胱にスコープ付きの管が入る。
イテテッ、尿道から前立腺を通る時点で明らかに痛い。
声は出さなかったが肘当てを握る両手にグッと力が入る。そして膀胱鏡は膀胱内に到達。膀胱内にカメラが入ると痛みは小さくなる。

先生「ダイスさん痛くないですか?」

私「はい、痛いです」

先生「今回は膀胱内が全体的に赤いんですよね」

モニター画像を見ても確かに赤みの多い膀胱内で8月の時とは全然違う。

検査後は着替えをすませて中待合に戻る。

【冷静にロキソニン作戦を決行】
中待合では1〜2分待つ間に素早く持参したロキソニンとレバミピドを服用した。
これは過去の膀胱鏡検査の経験から学んでいたことで膀胱鏡を入れた後の排尿は初回から3回目まではわりと強めの灼熱感がでるのでその対策として膀胱鏡検査直後に痛み止めを飲みすぐに出てくるであろう排尿痛を抑えるのが狙いだ。
これから予定されている膀胱鏡検査を受ける方は第1排尿が検査後30分以内に出ることも想定して検査直後の痛み止め服用をおすすめします。

【診察室でのやりとり】
先生「前回8月の膀胱鏡検査と今回11月の検査を比較すると明らかに今回のほうが赤みが強いです」

私「BCGの副作用なのでしょうか?排尿痛もこれまでは10日以内には落ち着いたのに今回はなかなか治まらないんです」

先生「膀胱内にBCGのアレルギー反応が起きている可能性があります」
「関節痛や目の充血もでたらライター症候群という疾患になりBCGを続けることはできなくなります」

私「私も正直今回の排尿痛はなかなかおさまらないのが不安で先生に次回BCGをどうしようか相談したかったんです」

先生「まずは膀胱内の赤い炎症箇所を見ていきましょう。現段階ではこの赤みはBCGの副作用の範囲内か?アレルギー反応か?再発か?どれも否定はできません。膀胱鏡検査で採った尿の細胞診や1週間後の排尿痛の状況をふまえて評価しましょう」
不安要素が増すばかりの説明ではあったが後半で
「ダイスさんの場合、BCGをずっと注入してきて再発していないこと、赤みの強い炎症箇所が前回も赤みのあった膀胱右側の同じ所にあるのでこれはBCGがよく効いているという見方もできます」
ポジティブになれる説明もしてくださった。

私「排尿痛はロキソニンでもあまり効果がないんです」

先生「そうですか。そうなると一段階強めのステロイド系の痛み止めも考えます。今回は炎症に対しての抗生剤を処方しますのでまた1週間後の診察で判断します」

私「分かりました。ありがとうございます」

ということで今日の検査と診察は終わった。

膀胱鏡検査もなかなか痛みを感じるイベントなので次回までの3ヶ月間一息つけると感じてホッとした気持ちと排尿痛は膀胱内の炎症と連動していたのが分かり私の予想が当たってちょっとうれしい気持ちと抗生剤が効いて炎症も排尿痛も治まってほしい気持ちが入り乱れた受診日でした。


帰りは紅茶で水分補給して肉まんで自分を労う

【帰宅後のロキソニン効果は?】
帰りは処方されている抗生剤を調剤薬局で購入した。
名称はセフカペンピボキシル
薬剤師さんにBCG注入後に毎度処方されていたレボフロキサシンとの違いを聞くと
「いちばんの違いはレボフロキサシンで耐性菌ができた可能性もあるので種類を変えることで効き目をよくする目的になるのだと思います」
とのこと。


帰宅後に第1排尿をした。
痛みのほうは灼熱感を抑えられている!
これまで同様に後半の痛みはあったが痛みレベルは1のまま。
この検査直後ロキソニン服用作戦は今後も続く膀胱鏡検査後の排尿痛対策にとって大きな成果だ。

【BCG5クール目最後の注入日から21日経過】

うーん、なんでだろ?今回は副作用の中で排尿痛が治まりきっていないです。

頻尿は水分をたくさん摂る日中帯は60分〜90分に一度のトイレペース。

夜間は22時〜5時までにだいたい2〜3回のトイレペース。

健康な方々からすると頻尿になるのだろうが私の場合BCG当日昼間の排尿は20回、夜間は10回前後になるので昼間排尿が12回前後、深夜が2回程度ですむのはもはや『頻尿ではない』といえる。


頻尿はよいとしてもうひとつの懸念材料だった排尿痛が今回に限ってなかなか無痛にはならない。

3クール4クールともに副作用は強くでたがそれでもクールのラスト注入日から半月もすれば無痛の排尿ができた。

5クール終了後の今回は明らかに違う。


【排尿痛の度合いは?】

痛み方はここのところずっと同じ。

これまでのTURBT手術やステント留置含めた中で最大に痛かったステント留置直後の排尿痛を10としたら今回の痛みは1といってよい。でもその1が3週間も続くと少しモヤモヤしたり不安にもなる。

今回長引いている排尿痛の状況は…

おしっこを出すと水分を多く摂っている成果かだいたい1回に100〜200ccは出る。出る過程で最初は痛みがまったくない。

ところがおしっこの終盤になり炎症反応というのか膀胱下部から尿道あたりにピリッとした痛みがきてその瞬間、ペニス・尿道・膀胱全体に力が入り少しだけ排尿を止める感じになる。力を抜くと残りの尿はできってBCG直後に味わう残尿感はない。

そして排尿後も5秒〜10秒はピリッとした痛みが尿道膀胱でおきその後は無痛に戻る。

排尿終盤の痛みを我慢しておしっこを続けようとするとできるにはできるがピリッとした痛みが続くだけなので無理しないようにと尿道やペニスに力が入ることになる。


【仕事中や運動後の排尿時は痛みが強くなる】

おそらく膀胱内でBCGの注入後に免疫細胞が結核菌を叩いてくれたためにできた炎症箇所が排尿時に尿とこすれ合うために発生する痛みなのだろう。

幸い血尿はでていない。

肉眼で分かる血尿がないということは少なくとも膀胱内に血管を新しく作りながら成長してきた新たな発がんはできずにきているんじゃないか?転んで腕を擦りむいた後、傷口がかさぶた化してかさぶたが剥がれた後に患部がヒリヒリする現象と今回は同じことじゃないか?と都合のよい希望的観測をしている。


排尿痛がいちばん強くなるのは仕事中と歩行後など運動後だ。

症状は冒頭で説明したのと変わらないが痛みが1から2か3までレベルアップする。

炎症なり傷が膀胱内にあり動くほどに刺激されてしまうのか。

一度処方されているロキソニンを飲んだこともあるが痛みは改善しなかった。ロキソニン耐性がある排尿痛とは厄介だ。

これに関してはペインコントロールが治療の肝だし主治医に相談しよう。


いずれにしてもまもなく膀胱鏡検査が控えているのでそこでの結果を新たに報告します。


地元駅前は早くもイルミネーション仕様🎄



【私がBCG膀胱注入療法を詳細にレポートする理由】

ひとつには『副作用のつらさ』だけがクローズアップされて治療前から不安になられてしまうであろう罹患者の皆さんへBCGを受けている者のリアルな声をお伝えして不安軽減の一助にしたいという思いがあります。


私は膀胱がん治療の過程で周りの人たちから

「治療がんばってえらいねぇ」

「前向きに治療に臨んでいてすごい。自分なら続くかわからない」

と言葉をかけてもらえました。

実際はというと前向きな気持ちは持つようにしています。でも本音は

50年も生きてきて自分の死が近くに迫ってきた状況は生まれて初めてでとてもビビりました。まだ50歳前だし生きたいなあ。美味しいもの食べたり嫁と日本中旅行したり猫ともニャンプロしたりなでなでを続けたい!



その生存本能みたいなものが「治療をしぶしぶ受ける」とはならずに「これからも生き続けるためにやるっきゃないか!」

に昇華しているんだと思います。

私の腫瘍が最初見つかった時はゴルフボールの大きさでした。正直びっくりしましたしなんで健康だけが取り柄の自分がこんな目にあうんか。タバコ吸ったこともないのに。タバコ吸いまくって道路に吸い殻を捨て続けていたような人間がなるべき病気じゃんかこれは!(汚い表現失礼)


そんな理不尽さも『がんは人の行いや性格などまったく選ばずにやってくる』ことを学びもう人との比較はやめにしました。

そして葛藤の時期を経て手術、予防治療期間に入ってからは冷静になりがん闘病中、サバイバーさん、闘い抜いた末天国へ旅立たれた皆さんのブログや動画を見ていく中で『私は自分のため家族のためそしてがんと向き合いながら治療がんばってこられた皆さんと同じ景色をみるためにもこれからの治療をがんばらなきゃならん!』ということで私の治療の幹になるBCGをがんばってきました。




BCGレポートをする2つ目の理由は

『膀胱がん治療、BCG療法の情報が少なすぎる』ことです。


BCGは副作用が強い。といろんなサイトに記載がありますがじゃあ『BCGのどんな副作用がどれぐらいつらいのか?完走する人はどう副作用に対処しているのか?』

このへんが特にわかりにくいと思うんです。

私はせっかくこれだけBCG療法をしているし幸い副作用中もLINEノートに排尿時間などを書くだけの気力があるということで表在性膀胱がん全般とBCG療法のことをメインにしたブログ発信をして膀胱がんの診断を受けたばかりの方やBCG療法を選択され治療を目前にされている方、そのご家族の方々に向けて発信しよう。


そんなポリシーでレポート中心のブログ作成にしています。


【副作用は9割解消】

BCG5クール目が終わり今日で9日目。ずっと続いていた頻尿と排尿痛は昨日午後あたりからはかなり軽減されてきました。ここからはまた仕事に健康食に余暇の充実を目標とする毎日です。


BCG5クール1週目の注入翌々日。強い副作用が始まる2週目の前に気分転換で行ったサッカーJ2横浜FCの試合です。

これもデータが蓄積されてきた後半の治療だからこそ前売りチケットを買えました。

1週目なら大丈夫だろうと。


【横浜は野球と同じぐらいサッカー熱もあり】

ニッパツ三ツ沢球技場はグラウンドと観客席の近さが日本有数です。



ピッチレベルで見れるので選手の声やボールの音がよく聞こえます。
この日は横浜FCのJ1昇格がかかったゲームということで三ツ沢には1万人が集結していました。
ゴール裏のサポーターの応援熱がまたすごい。