【排尿痛はひどくないが頻尿はずっと続く】

注入当日は水分をたくさん摂っているとはいえ第1排尿をしてから20分〜30分間隔の頻尿が続いた。16時に体熱感が出たのでロキソニン服用。ロキソニンを飲むと本来は頻尿も少し抑えてくれるのだがメインは解熱と痛み緩和なので今回の頻尿ペースには影響なかった。

昼間は11時〜20時までで23回の排尿。

そして注入当日の夜間がこちら

睡眠はというとたいしてできない。でもなんとかトイレが終わり次までの30分か40分の間にウトウトするように心がける。

【こんなに頻尿続きで失禁はしないのか?】
こんな疑問を持つサバイバーの皆さん、ご家族もいらっしゃるのではないでしょうか?
結論からいえば『私の頻尿のタイプなら無意識での失禁はしない』となります。
BCGが始まった頃は念の為に失禁に備えて紙パンツを履いていました。
しかしBCGの頻尿は目の前にトイレがあれば失禁は防げています。
私の場合、注入当日と2日目は仕事を入れずほぼ自宅安静。外出するにも自宅周りの道路を周回ウォーキングするぐらいに徹底してトイレがそばにありいつでもいけるようにしておきました。

失禁にもいろんなパターンがありますが今回の私のタイプは切迫性尿失禁になると思われます。
つまりBCGとそれを叩く免疫細胞により膀胱内がとても刺激されて炎症もおこることでたいして尿が溜まっていないのにすぐに尿意がおきる仕組みです。
膀胱がんは51歳という年齢の私より65歳以上の方々が罹患するほうが圧倒的に多いがんなので頻尿対策に体力的な違いが出ると思います。
治療にはいれば皆さん大差なく副作用が出るでしょうが尿意が出た後トイレまで間に合わず失禁されてしまう方もいると思います。
それはそれで大変と思いますがBCGは上皮内がんの根治とT1タイプの再発予防、無憎悪無再発(再発時の悪性度・顔つきが悪いタイプへの進展を防ぐ)に効果を発揮しますのでなんとか紙パンツやオムツ、尿取りパッドをはめてでも最初の導入療法6週をがんばりましょう。導入療法は膀胱内にTURBT手術で取り残した原発腫瘍の一部やこれから大きくなりそうなまだ粘膜上にカメラで追えない大きさの腫瘍が潜んでいるかもしれません。それらを免疫細胞の力でやっつけるのが最初のBCG導入療法です。
だからこそ6週〜8週と念入りに実施されます。

導入療法後に実施される維持療法は各クール3週だけの病院が多いので医師と相談すれば減薬や1週減らしてもらうなどの融通がきくはずですしそもそも維持療法に移行するのは再発がなくこれた場合か導入療法から1年以上無再発のあと再発した場合がほとんどですから希望がもてます。

【注入2日目】
日中の最多排尿回数更新です(笑)

まあそれでも最後のほうをみてくださるとわかりますが少しずつ排尿周期が延びて通常に戻ってきました。

自宅で副作用にゆるく耐えてます🐱





【11月8日】

膀胱がん再発予防の為のBCG注入維持治療

5クール最終週・通算18回目


半年ぶりに再開したBCG注入療法。第1週、第2週と回を重ねて今日がクールラストの3週目注入日。ここまでくると副作用や1週間先、1ヶ月先の経過も大体予想できる。


まずは副作用の中でもいちばん大事な排尿痛のペインコントロールを重視したい。

【注入当日20時までの記録】


【注入当日午前】

今日はたまたま妻も仕事が休みだったので一緒に病院へ付き添ってもらった。車で向かう道中、「ここまでがんばったごほうび&副作用前のお楽しみ時間」として崎陽軒のシウマイ弁当を購入して注入後の待機時間に一緒に食べることにした。


【膀胱状態はやや不調】

今クール第2週まとめにもあるように2週目は頻尿と排尿痛が1週目と比べて明らかに強くなった。これは過去データを見ても既定路線なのは承知していたが半年ぶりでもやはりそうなったかあというのが率直な感想。

1週間でロキソニンを4回飲んだのが物語っている

まだ頻尿と排尿の軽い痛みがある中での3週目突入になった。


【診察室では担当医がゴールに言及】

この診察は直近1週間の報告なので妻は待合室待機してもらい私だけが診察室へ入る。


担当医A先生とのやりとり

先生「この1週間はどうでしたか?」


「やはり副作用が2週目に入り強くなりロキソニンも4回使いました」


先生「かなり使ったのですね」


「はい。腎臓に負担はかかりませんか?」


先生「そこは血液検査のデータをみるのがいちばんですがダイスさんは今日注入した後は半年後の予定なのでロキソニンを使いながらで大丈夫でしょう」


そしてこんなお話も。

先生「ダイスさんはここまで1年半BCGを続けてきて再発はしていないです。このまま半年無再発でいければ来年4月に最後のBCGを注入し寛解となります」

ついにゴール地点が示された!


【帰宅後は毎度の頻尿フェスティバル】

妻の同行はとてもありがたい。荷物を持ってくれたり待機時間中の話し相手になってくれる。

これがかなり重要で会話しているうちに時間は進んでくれる。

そして帰宅後も熱が上がってきた16時におじやを作ってくれた。

こうして病院同行したり身体によいものを作ってくれたりすることで「がんは一人で闘い治療するんじゃないんだ」と実感できる。

家族も一緒に闘ったり向き合うのががん治療なんだと。

この1年半で何度も受診同行もしてくれた。

あらためて嫁よありがとう!

帰宅後はスクショの通りだが頻尿はこれまでの最多記録。第1排尿後トータル23回。

まあこれは水分をわざとたくさん飲んでいるせいもあるからやむを得ない。

体熱感は37.5℃が最高だった。ほぼ先週並み。

発熱と倦怠感は免疫細胞が過剰反応しないでくれたのかな。

コロナワクチンの時も38℃台が出た時もあったが回を重ねると微熱程度になったから。

排尿痛もロキソニンは一度使うも痛み方は軽め。

基準値並や基準値オーバーではない。


あとは気持ち的にこの治療もマラソンでいえば35kmを過ぎたのもありアゲ要素が強いので気合いで乗り切ろうという感じ。





【BCG5クール2週目】

注入後から7日間経過しました。下に1週間分の記録を載せています。



【排尿時の炎症はある】
痛みはそこまでないといえるがやはりクールごとの過去データ同様に1週目注入後と比べて2週目注入後は明らかに副作用の程度が上がってくる。
水分摂取量は1週目と2週目ほぼ同じ位だが下記の通り日別でも2週目のほうが常に尿回数が多い。
日中の排尿回数比較
  1週目 2週目
当日   13回  18回
2日目 16回  22回
3日目 11回  24回
4日目 14回  19回
5日目 10回  15回

おそらく膀胱内に炎症箇所が増えてきてそこから尿意を促進しているために必然的にトイレ回数が増えているのだろう。
夜間も90分〜120分に1回ペースにはなっている。
ただこれまでにも何度か書いたが「痛みがそれほどキツくない」ので助かる。ただし全く痛くないわけじゃなくて痛みのレベルは軽めというところなのでロキソニンは今週4回飲んだ。

【3週目もトライしたい】
次がクール最終週の3回目注入日。たぶん注入後は2時間待機が難しいだろうがたとえ1時間で第1排尿になっても意味はすごくあると思う。
膀胱がんのBCG注入治療は50年以上の歴史があるという。
現代の抗がん剤、分子標的薬、免疫チェックポイント阻害薬など様々な標準治療がある中で膀胱がんの再発予防的治療はBCGが標準治療なのだからよほど効果を発揮してくれていると思いたい。

次を乗り切ればまた半年あくし気持ちの部分ではかなり前向きになれているので多少の副作用はどんと来いだ。
あとは困った時のロキソニン頼みということでよいと思う。

このようなポジティブな気持ちで治療に向かえるのは皆さんのブログからパワーをいただいているところが大きいです!
感謝します(^o^)