カツラでは無い物
カツラがイヤ、もしくは抵抗が有る方で、悪あがきをなさる方のお話です。
今まで聞いた中で一番信じられなかったのは、大槻ケンジさんの電車の中で見かけた人です。
ご自身も、信じてもらえないだろうけどと話し始められましたが、電車のつり革につかまって前の人を見ると、なんと毛糸でカツラを作って(手作り)カブっている人がいたそうです。毛糸の帽子では有りません、1本1本土台に貼り付け7・3の髪型と言うか毛糸型の人がいたそうです。
さすが、東京は広いと思いましたが、そこまでいかなくても、塗ったりする人はママいらっしゃいます。
有名な所では、或る団体のトップの方で、マジックインクで頭部を書いている方がいらっしゃいました。
TVで初めて見かけたときは、何かの間違いだと思いましたが、ケーブルTVの経済界トップインタビューにその人が出た時、アナウンサーがそのことに触れ(聞きたかったのはそこだーと心の中で叫びました)た時、本人は自信満々に「いやー、自然でしょう」とか言い出したのです!!
本人曰く、分け目も簡単に変えられるし(描いてるんですからね)とか、「自然見えるコツは、生え際をギザギザにすることです」とか、自信満々に、何で皆しないのだろう的な事を言っていらっしゃいました。
わたしは、裸の王様を思い出しました。
自然だと言っていらっしゃた其の方の頭は、ススまみれのやかんをひっくり返したみたいでした。
その系統で、関西の靴屋さんで、頭に靴墨を塗っている人を見たこともあります。
靴を磨きながら、スティック状の靴墨を頭に塗りつけていらっしゃいましたが、残っている髪の毛には、最後の一撃でしょうね。
両者に共通しているのは、やけくそなのか、自己完結なのか未だに分かりません。
次回、薄毛隠すいくつかの方法について。
カツラ4
カツラの効能ですが、見た目の髪の毛が多く見える、白髪が見えにくくなるなどの効能の他に心理的メリットが有ります。
薄くない人には、分かり辛い事ですが髪の毛が薄くなるというのは、非常に寂しいものです。
異性にモテタイとか若く見せたいとかではなく、おそらく生物学的な恐怖(死のイメージ)が根源に有ると思いますが、一言で言うと寂しいなのです。
それが薄らぐならそれもアリだと思いますし、更には、カツラを着けた状態が本当の自分だと思われる方もいらっしゃいます。
これは、もう他人がどうこう言える問題では有りません。
上に書いたものに関係しますが、カツラの最大の利用法というか人助けは、病気で髪の毛が抜けてしまった方の精神的なささえになるということです。
女性が若くして病が元でハゲるという事は、想像を絶する絶望感をもたらします。
そのままでは、心が鬱になり病と闘う気力さえ奪う事になりかねません。
そこで、色々なボランティアの方がカツラを集めそのような病気の方に貸し出すというシステムを作っていらっしゃいます。
昔は、カツラを着けていたけど今は面倒で、又は、手が不自由なったから着けないとか、お客様でおっしゃる方にはカツラをそのような施設に寄付なさってはとお知らせしています。
役目を終えたと思われたものが、見知らぬ人の命を救う・・・。
すばらしいと思います。
しかし、カツラはお年を召した方ほど必要になるのですが、お年寄りが何の苦労も無く取り付けられるカツラにお目にかかった事が有りません(女性用は、有りますが、とれやすくもあります)。
取り付け易いと、取れにくいは、相反しますからね。
昔有名男優だった方が、若い奥様に逃げられたのを期にカツラをやめられたのは、その方がCMで言われていたのとは違い、一人で取り付けるのが困難な証拠でした。
次回は、カツラに似て非ずる物です。
カツラ3
さて、ばれにくいカツラですが、まず人によってバレにくいと言う所から入りましょう。
バレにく人とは、頭頂部のみハゲている人です。
ようするに額の生え際が有る人のカツラはバレにくいと言う事です。
そこで、カツラの有名メーカーでは、お客様から「不自然だ」とクレームがつくと、2~3個作った(CM費用が、来
客1名あたり20~30万位かかります。購入客ではなく来店客ですから凄い)後、生え際に植毛するそうです。
それなら最初から薦めればと思いますが、宣伝費を取り戻す為も有るでしょうが、考えて下さい。
家でカツラをはずした後、額にだけ髪の毛が生えている旦那さんがいたらと、そうとうの覚悟が要りますよね。
具体的な植毛の方法ですが、現在は人造毛(もしくは、自毛移植)が多いようです。
昔は、染毛した毛の根元に結び目を付け、それを埋め込む方法が主だったようですが、化膿やそれによる脱毛が多く、現在では断面に工夫した物を使い植毛後1年の脱毛率も1割以下に押さえられているようです(ただし、お医者様によっては大量の異物を体内に入れる行為に否定的な方もいらっしゃいます)。
植毛以外には自己移植の方法が有ります。後頭部から数センチづつ縦に何箇所か真皮ごと切り取り、額に横に並べて生え際を作ります。一度に縦に取りすぎると髪形に段が出来ます。その他にパンチ式と言う紙に穴を開けるパンチと言う物と同じような大きさに丸く、髪が残っている所から生え際を作る分持ってくる方法が有ります。
どちらも、移植後髪の毛は一度抜け落ちその後生えてきます。
大変ですね、ここまでしなくとも費用の面でそうとう痛い思いをします。
有名メーカーで、30~60万位します。女性シニア用も同様です。
これだけの金額を使うと相当期待する方がいらっしゃいますが、望むような(CMでは積極人間とか女性にもてるとか)効果が有るかどうかは本音を言うとその人しだいです。髪の毛が有った時からもてなかった人が、急にもてる訳が有りませんし、芥川龍之介の「鼻」の様にかえって笑われる事も有ります。
では、不要なのかと言えばそうでもありません。
それは、又、次回に。