土曜日のオーディブルコールのレースは、前途洋々の明るい未来が見えていたと思っていたものが、一寸先は闇だったと言うしかない結果となりました。

正直なところ、何を言っても何を書いても言い訳になりそうで、結果がすべての世界ですし、オーディブルコールに不良馬場が合わなかったとか、左前脚を落鉄してたとか、そんなことは些細なことで、惨敗というのが事実です。

 

パドック気配は良好でしたし、本当に 10 時 24 分まではとても楽しみでした。

スタートで少し遅れて、キックバックをもろに受ける位置を嫌って外に出したまでは良いのですが、外 4 列目という馬券を買っている立場なら、終わったなと思う位置取りになった時点から嫌な予感がしてきました。

案の定嫌な予感というのは当たるもので、4 コーナーを回る時にはすでに後退し始めており、直線はまったく伸びずに画面から消えていき、ガッカリとか残念とかではない深い闇感に覆われた気分というのが正しいのかもしれません。

 

自分自身の持論ですが、牝馬は一度何か嫌な経験をすると、そこから立ち上がるのは難しいと考えています。

牡馬は違うのです、牡馬はどうにかなるのです、ですが牝馬はどうにもならないことが多いです。

オーディブルコールがそうだとは言いませんが、限りなくその状態に近いレースだったのではないかと推測しています。

その為、すべては次のレース次第で、今回と同じようなレースになってしまうようであれば、未勝利で終了という覚悟を決めた方がいいですし、そうではなくあの時は何だったのかと笑い話になるような良いレースをしてくれるならば、土曜日のレース前までとはいかないまでも期待値は戻ることでしょう。

 

いずれにしても次のレース次第であることは変わらないですが、左前脚落鉄の影響で痛がっているということですので、蹄が回復してからということを考慮すると、次のレースは 2 ~ 3 ヶ月先だと思われます。

そうなってくると、未勝利終了の期限も迫ってくるという状況ですので、もう後がないということには変わりはないのかもしれません。

セファーラジエル、オープンクラスに上がってから初めてのレースでしたが、良いレースをしてくれました。

勝てる可能性もあると思わせてくれただけでも収穫でしたが、吉田隼人騎手曰くまだ成長の余地があるというのが驚きです。

5 歳になってからも伸びしろがあるというのは、牡馬で良かったとしみじみと実感します。

これが牝馬であったら、あと 1 年しかないとなりますが、牡馬は引退制限がありませんので焦る必要がなく安心です。

 

さて、レースに関してですが、折り合って走れていたとは思いますが、騎手の腕によるところが大きかったです。

今後も吉田隼人騎手が乗ってくれたら良いなと思えるような、道中の内容でした。

3 着馬が早めに動いてきたために、4 コーナーで内に閉じ込められてしまったのが残念でしたが、その他はなにも言うことがないレースぶりでした。

最後までしっかりと伸びていたのも良かったと思います。

オープンクラスにしてはメンバー構成が手薄だったかもしれませんが、長距離のオープンレースはこうなりがちですので、気にしていません。

これだけ走れれば、今後も期待を持ってレースを見ることが出来ますし、応援しがいのある馬です。

 

次走に関してはまだなんとも分かりませんが、長距離でも走れることは分かりましたので、2400m 以上のオープンクラスのレースに出走していくことになりそうです。

夏の札幌日経オープンなどは面白そうな気もしますが、夏休みはしっかりと取るかもしれませんので、もしかするとメトロポリタンステークスに出走して夏は全休というのもありそうな気はしますが、果たしてどうなりますでしょうか。

高柳調教師の判断を楽しみに待ちたいと思います。

リュートフルシティの 21 についに馬名が決定いたしました。

今回は自分では応募せず、どんな馬名になるのかと楽しみにしておりましたが、グランドブレーカーとなりました。

開拓者という意味だそうで、先駆者という意味を持つハービンジャーの産駒としては良い馬名なのではないかと思っています。

 

そのグランドブレーカーですが、牧場で順調に成長しているようで、走り方や息遣いには問題がないようです。

ただ、気性面が難しいらしく、調教前にイレ込んだり集中力が欠けていたりするようです。

しかしながら、個人的にはですが、走りに問題があるより気性面での方がまだ矯正できる可能性が高いですし、現時点で動きに注文が付かない方が良いのではないかと考えています。

牡馬ですし、年齢を重ねる毎に気性面は落ち着いてくるでしょうし、牝馬ほど手が付けられないというようなことにはならないと思われるので、これはこれでひとつの個性として末永く付き合っていく必要があるでしょう。

 

ハービンジャー産駒であることから、洋芝適性があるはずですし、夏の北海道シリーズでデビューになってくれたら良いなという希望を持ちつつ、今後も順調に調整が進むことを願っています。