増山です。
焚き火は楽しいですね。
さて、、、
顧問先さんから
狭めの単身向けの空室対策について
「将来が不安です」
と相談を受けました。
狭め単身向けとは
・18平米程度で居室が6畳
・洗濯機置場が室外(ベランダ)
・バストイレ3点ユニット
と言う昭和末(62年)には
当たり前のように建てられたものを
定義しましょう。
昭和末頃に設計マンとして
勤めていたハウスメーカーでは
地主向け新築アパートがまさに
コレでした。
その後、13年、そのハウスメーカーに
勤めたわけですが、その間
日本の人口はまだまだ増えていて、
相変わらず「狭め」は、
世の中に大量供給されて行ったのでした。
やがて
・洗濯機置場は室内に
更には
・3点ユニットのトイレは独立
そして今では
・単身でも30平米以上
・バストイレ洗面は全て独立
と言うように
世の中が変わって来たのは
あなたもご存知かと思います。
昭和の設計マン当時、
私も当然「狭め」を設計しており、
その大量供給に加担していたわけです。
そして当時は同時にこんなことも
思っていたものです。
「こんな狭い間取りを世の中に沢山、
送り出してしまって、
将来、大丈夫?
余ってしまわないかなあ?」
当時、将来の人口減を知らないわけですが、
設計マンとしての多少、
罪悪感があったのです。
さて、、、
時は30年以上過ぎ、
結果、どうなったか?
結論)
狭め単身向け賃貸住宅は今でも
ニーズがある。
理由)
確かに狭め単身向け賃貸は
余り気味ではあります。
しかし、
ニーズはあると私は考えます。
なぜならば、、、
近年の新築単身向け賃貸は
多くが広さは30平米以上だし、
当然、バストイレ洗面は独立。
狭め、は東京都心では
新築、供給されるでしょう。
が、地方では新たにはまず
供給されないのです。
もちろん、狭め、は
高家賃は取れませんが
低収入者は増えるため、
その層が狭め、
をチョイスすることに
なるからです。
と言ったことで
もしあなたが狭め、
のオーナーだからと言って
悲観することはないですね。
実践不動産投資家
増山大@横田啓(一級建築士)