ガニ湯の季節♪♪
長湯のシンボルといえば、こちらの“ガニ湯”ですが、
だんだん暑くなり、ガニ湯に入っている人を見かけることが多くなりました。
冬に入るのはかなりの勇気が要りますが(それでも入っている温泉好きさんはいます!)、
川のせせらぎを聞きながらゆっくりと浸かるには今がもってこいの時期!!
ガニ湯に入ってこそ、本当の長湯温泉好きといえるのでは・・・?
一度チャレンジしてみてはいかがでしょうか?
~ガニ湯伝説~
昔、長湯温泉を流れる川にカニがいました。ある日カニは色白の美しい村の娘に一目ぼれしてしまいました。そして人間になって娘を嫁にしたいと思いました。
たまたまそんなカニの切ない思いを知った、川のほとりにある寺の僧が「寺の鐘を百聞けば人間に生まれ変わる」と言い聞かせました。そこで娘が湯浴みに来たとき僧が鐘をつき、カニは川の中でこれを聞いていました。僧が鐘をつきながらふと娘に目をやると、娘の美しさにこれまた一目惚れ。鐘を九十九までついて「娘は俺がもらう」といって娘に近づいたとたん、空がかきくもって大雨になり僧もカニも落雷にやられてしまいました。
しばらくして川の水が引いたところ、川の中にカニの形をした大きな岩が現れ、無数の泡をともなった湯が湧き出しました。以来、村人達はこれをカニ湯(ガニ湯)と呼ぶようになりました。