長湯温泉・大丸旅館からの季節便り -47ページ目

川のゴミ拾い

すでに何度か紹介してますが、当館の大きなウリの一つは清流「芹川」を間近にのぞむ環境にあるということです。

長湯温泉・大丸旅館からの季節便り
ちょっと見づらいでしょうか?クリックして大きくしてください。

大丸旅館の本館と新館に沿うように芹川がぐるっと流れてます。

対岸側は、自然公園が広がってます。自讃になりますが本当に良い場所です。


しかしながら先週まで続いた大雨の影響で、この芹川にずいぶんゴミが目立つようになってきてました。

そこに、私たち旅館組合と地元の中学生が一緒になって河川清掃をしよう、という話が持ち上がったものですから、一も二もなく参加してまいりました。なにせ当館の目の前での作業です。



長湯温泉・大丸旅館からの季節便り
中学生は、どちらかというと水浴びに来てたみたいです笑


しかし無理もありません。

昨日に続き今日も本当に猛暑でした。

大分県は、全国の猛暑記録にたびたび登場するくらい暑い場所です。

しかしそれは大分市や中津市などの平野部での話し。

長湯は標高が高い高原地のため、そういった都市部に比べると5度前後は

気温が低いんです。避暑地としていらっしゃるお客様もいるくらいです。

その長湯でさえ今日は30度を越えてきました。



長湯温泉・大丸旅館からの季節便り
長湯の夏が大人気のもうひとつの理由。

ラムネ温泉。

うだるような暑さの日の、32度の炭酸泉の爽快さを一度知ってしまうとヤミツキになりますよ。



長湯温泉・大丸旅館からの季節便り
話は戻って、仕事後?のひとっ風呂を浴びる中学生達。

こちらは長湯温泉のシンボル、ガニ湯。

こちらも温度は低めですので意外と暑い日にもお薦めできます。

実に気持ち良さそうでした。



長湯温泉・大丸旅館からの季節便り
大きくて綺麗な馬が通りましたのでワンショット。

長湯ではおなじみの光景です。

乗馬に興味がある方はお泊りの際にぜひおたずね下さい。



せっかく川をキレイにしたのだから、ということでエノハ(ヤマメ)の放流もいたしました。


これでお泊りに来て頂いたお客様に自信をもってお部屋からの風景をご覧いただけるようになりました。

いよいよ夏休み。是非、遊びに来て下さいね



源泉かけ流し全国温泉サミット in 十津川温泉

源泉かけ流しという言葉は、温泉業界のみならず、一般的にもずいぶん認知されてきた言葉になりました。(一応説明しますと・・・湧いてくる温泉を、循環して再利用したりせずに、あふれ出るままに排出している利用方法、のことです。)


源泉かけ流し方式、そしていわゆる循環方式、それぞれに一長一短はありますが、その温泉の持つ本来の個性(匂い・色・肌触りなど)や、効能を体感できるという意味においては掛け流し方式のほうが優れていることは言うまでもありません。


しかし、全国で掛け流し方式を採用している温泉施設は、実は全体の2割程度しかないのです。


掛け流しをするためには、まず豊富な湯量が必要になります。温泉は、空の湯船の状態から溜まりきるまでに要する時間が1~2時間くらいが理想です。これ以上かかる温泉を掛け流しにすると、お湯の質に問題が出てくるようになるのですが、この湯量はなかなかクリアできません。

規模の大きい温泉施設でプールのような浴槽を持っているところはほとんどが機械で循環しながら塩素殺菌をしているような温泉です(長湯の「御前湯」のような例外も稀にありますが)。

さらに、温度の問題もあります。湯船の温度は40~42度くらいが理想ですが、加水や加温をせずにこの温度を維持するためには、源泉温度で45度~50度前後という微妙な条件が求められます。


このように、源泉かけ流しには様々なハードルが存在するため、「大地から湧き出たそのままの温泉」に入浴できる施設というのは意外に少ないものなのです。

いわんや、それが「地域全体がかけ流しである」という条件でみるとどうなるのでしょうか?

日本には今、~温泉と呼べるような温泉地が3200ヶ所くらいあるといいます。そのなかで、「施設全部がかけ流し温泉を持っているという温泉地は私が知るかぎりで10ヶ所もありません。



前置きが長くなりましたが、ここからが本題です。

その施設全部がかけ流し温泉を持っているという温泉地が年に一度集まって行われるのがタイトルにある源泉かけ流し全国温泉サミットなのです。

今年は奈良県の十津川温泉で開催されました。

今回で6回目を数えるこのサミットですが、実は十津川温泉では第一回目のサミットが開催されております。前述しましたようにこのサミットを開催できる条件の温泉地は全国的に非常に少なく、第6回にして仕方なく「2周目」となった次第です笑。



長湯温泉・大丸旅館からの季節便り
泊まらせていただいた「ホテル昴」からの眺め。雄大な自然。

十津川村は日本一大きな村です。バスで村に入ってから一時間以上、

ずっとこんな景色が広がってました。



長湯温泉・大丸旅館からの季節便り
温泉の質は流石でした。

ここは飲泉場。「飲めるかどうか」は良い温泉の見分け方の一つですよ



長湯温泉・大丸旅館からの季節便り
前夜祭の様子。

今回は6ヶ所のかけ流し温泉地が参加となりました。



長湯温泉・大丸旅館からの季節便り
会場の前には噂の「せんと君」が登場。



長湯温泉・大丸旅館からの季節便り
左はサミットの仕掛け人、松田忠徳先生。

3人いるパネリストの左端が長湯温泉の伊東旅館組合長。

「ほんものの温泉」をテーマに存分に語っておりました。


最後に大切なご報告。

来年のかけ流しサミット開催地は、長湯温泉に決定いたしました!

長湯も二回目です。これから一年かけてじっくり準備していきます。

開催の折には皆様方のご参加をぜひぜひ宜しくお願いいたします!




立ち寄り湯、50%オフ


長湯温泉は昨年、開湯300年を迎えました。当館の目の前にある薬師堂が建立されて300年目だったのです。

そういうわけで去年は300年祭と銘打ち様々なイベントを催し、多くの方にご参加をいただきました。


あれから一年。

私たち旅館組合は、「去年は不況の中でも元気に頑張っている長湯をアピールできた。今年もやろう!」というわけで301年祭をただいま開催しております。


昨日一昨日に行われた、301年祭オープニングセレモニーの様子です。


長湯温泉・大丸旅館からの季節便り


長湯温泉・大丸旅館からの季節便り
お餅をついて


長湯温泉・大丸旅館からの季節便り
餅まき



長湯温泉・大丸旅館からの季節便り
恒例のすっぽんの放流



長湯温泉・大丸旅館からの季節便り
大分トリニータの社長とマスコットキャラクターのニータンも

駆けつけてくれました!

他のゲストにはプロレスラーの藤波さんやフットサルチームのバサジィ大分の面々

など豪華な顔ぶれが揃いました。


さて、この301年祭の特典としまして、6月30日まで、旅館組合加盟の旅館の立ち寄り湯が全館50%オフになります。

当館ですと、通常500円の外来入浴が250円になります(ラムネ温泉除く)。

※本当は各店舗にある301年祭パンフレットが必要になります。当館に限り、このブログを見たとおっしゃってくださればパンフレット無しでも割引いたします。