「罪悪感」ではなく、笑顔を育む距離感

 

最近、90代のTさんが施設に入所されました。

Tさんのご家族は毎日のように面会に来られ、

そのたびにTさんの笑顔が輝きます。

それを見守る私も、

ほっと心が温かくなる瞬間です。

 

 

先日、ご長女さまとお話しをしていると、

「施設に預ける」ということへの罪悪感を

感じていると打ち明けられました。

 

私は、「“ある程度の距離””は時には必要なことだと思います」

とお伝えしました。

 

 

 

 

 

 

 

実際、ご自宅で介護されていたときは、

夜間のトイレの介助が非常に負担だったそうです。

 

 

 

施設では大きな問題にはならないことであっても、

長女さまが一緒に夜中何度も起きる生活は、

とても大変だったことでしょう。

 

 

Tさんのケースに限らず、「施設に預ける」ことへ

の葛藤や罪悪感を抱える方は多いようです。

 

私自身も、母を施設に預けたとき、

まったく罪悪感がなかったわけではありません。

 

しかし、自宅で介護を続けるのは現実的に難しいと判断し、

「これでいいんだ」と思っています。

 

週1回、母に会いに行くと、

うれしそうな笑顔を見せてくれます。

 

 

その笑顔を見るたびに、これで良かったんだと感じます。

そして、心に余裕がある私自身も、

母に笑顔で接することができています。

 

 

 

 

 

「介護」は、もう家族だけが全てを

抱えるものではないと感じています。

 

自分の心や身体を守り、笑顔で接するためには、

人を頼ることも大切です。

 

罪悪感ではなく、

お互いにとってベストな形を選ぶこと。

それも、愛情の一つの形だと私は感じています。

 

 

 

 

 

 

 

身体のシグナルに気づく個人セッションを受けてみませんか?

↓↓↓↓