北海道大雑把な旅も実質的に最終日は雨の函館。
昨年は主要な観光スポットを巡ったので、観光客が少ないだろうと思われる場所を考えていました。 あいにくの雨降りなのでレンタサイクルが使えずお散歩範囲を縮小して腰を労りつつ進みます。
①市電で谷地頭駅で降り
②函館八幡宮の社殿を鑑賞し
③緩い坂を延々と登って石川啄木一族の墓を過ぎ
④立待岬まで散歩
⑤谷地頭温泉で腰を労り
⑥函館公園の市立函館博物館を見学
⑦護国神社に参拝し
⑧市電駅宝来町から函館駅に戻る
雨の函館市電終着駅である谷地頭(やちがしら)。
先に降りようとしている中年男性が、岬はどうやって行くのかと運転手に聞いていたが、その手に持っているスマフォとかいう道具は何のためにあるのだろう。 お願いだから先に降ろしてくれませんか。
ほぼ人影が無い駅舎から直ぐ近くの函館八幡宮に向かいます。
一の鳥居でしょうか。
雨降りとはいえ、しっとりとした佇まいが気を放っています。
石段を少し登ると二ノ鳥居。
ここからは別世界という感じが伝わってきます。
二ノ鳥居をくぐり、良く整備清めがされている石段を登っていくと三の鳥居があります。
屋根のある手水舎で清めを行い一休み。
函館山の色付きはじめた杜に浮かぶ美しい社殿
社殿様式は聖帝八棟造と云うそうですので、ご興味のある方はWEBで検索すると様式などが出てきます。 ちょっと難しかったのでここでは省略。
雨が疎ましいと思っていましたが、むしろ社殿と杜は雨降りだからこそ一層ときめく姿を見せて頂けました。 濡れた銅板葺きの反射に魅入られます。 またこれも幸運かな。
綺麗な色のおみくじかな?
傘みくじ
傘が閉じた状態で授与され、運を開くのだとか。
天候になぞらえて、快晴(大吉)、曇(吉)、大雨(末吉)と運気が表されているそうです。
外界を威嚇するでもなく見合う狛犬も社殿に合った威風がありました。 (といいながら吽の狛犬しか写っていませんが)。
外の世界をふりさけ見れば海。
晴れていれば、ずっと右側に青森大間が見えるのでしょうか。
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函館八幡宮から海沿いを岬に向けて歩く。
小雨になったとはいえ、ダラダラと続く坂道を傘をさして歩くのは少々厄介。 坂道は途中から両側が墓地となり、日暮れてからは歩きたくない雰囲気です(治安上も)。
途中で遭遇したのは石川啄木一族の墓。
小樽の記事でも触れましたが、小樽にも少しの期間済んでいたそうです。
漂泊の文人だったのですね。
腰を押さえつつ登り切ると立待岬。
晴れていれば、青森側が見えるにちがいない。
因みに与謝野寛・晶子の歌碑は、写真左下にポチッと見える案内板先です(行っていない!)。
天気のせいもあって腰に来ているので、トイレと屋根のある休憩施設を探す。
中央下の小屋がトイレで、岬の方に東屋と売店(閉店中)がありました、やれやれ。
どっぱ~ん 小雨は降り続く。
晴れると綺麗だろうなぁ。
手前の山からも、奥の函館山に向かう幾本かのトレイルコースがあります。
右下の松の木は普段から強い海風が吹いていることを物語っていますね。
風が強くなってきました。
そろそろ街へ引き揚げましょう。
漁港に寄せる波も心なしか高くなってきたように感じます。
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谷地頭駅近くの、谷地頭温泉に寄る。
ここで暖まれば、疼く腰も治まろうかというものです。
入り口脇のロッカーは下足用(無料)です。
玄関で脱いだ靴はここへ収納して裸足で施設内に向かいます。
チケット券売機で入場料を支払います。
温泉利用料は大人一人460円(だったと思う)。
タオルは買い取りで150円(バスタオル販売もある)。
写真右方向に受付がありますので、買ったチケットを渡してください。
食事も出来ます(写真左が食堂スペース)。
階段を登って二階が浴場です
流石に風呂の中は撮影出来ないのでHPより借用。
赤っぽい湯は手前が一番ぬるく、奥に行くほど熱くなります。 露天風呂もあって、冷たい風が気持ちよかったですよ。
ひとっ風呂浴びてだら~っと休憩。 ビールが呑みたい。
昼から温泉は久しぶり。
元気を取り戻して、次の散歩先は函館公園です。
10/4撮影@函館
次回の函館公園散歩で北海道大雑把の旅もおしまいです。