前の記事から続いています。
どんよりとした札幌丘珠空港は陸上自衛隊丘珠基地のお隣。
札幌市内でラーメンを食べられなかったので、この食堂で昼食をと思っていたのですが、時間が足りず写真だけ。 丘珠カレーが食べたかった。
函館行きのJAL
空港ビルから歩いて搭乗機へ向かいます。
このプロペラを見ていると、水泳バタフライ選手の腕を連想しました。 翼両側のプロペラに全推進荷重がかかると思うと丈夫に出来ているんでしょうね。
さらば札幌、また来るね。
一旦北上してから南下し、洞爺湖の東側を通過中。 洞爺湖の右に見えるのは羊蹄山でしょうか。 洞爺湖はカルデラ湖ですが、空から見ると内浦湾(左の水面)もカルデラに見えます。 学術的には幾つかの状況からカルデラではないと考えられているそうです。
北海道駒ヶ岳。 もうすぐ函館ですね。
函館にやって来ました。
明日の函館散歩は、今見えている函館山左裾の岬付近を歩こうかと計画しています。 晴れればレンタサイクルで、小雨なら谷地頭まで市電で行ってから徒歩。
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空港について直ぐタクシーに乗り込みトラピスチヌ修道院へ。
空港からバスでも行けるのですが、修道院から函館駅へのバス(終バス)までの時間が僅かなのでタクシーでショートカット。
慈しみの聖母マリア像
トラピスチヌ修道院とトラピスト修道院の区別がつかなかったのですが、ようやく理解しました。
・トラピスチヌ修道院 函館市 修道女に依って運営されている
・トラピスト修道院 北杜市(函館の隣) 修道士によって運営
何れもフランスからやって来た修道女・修道士によって設立されたとか。
小雨が降ってきました。
ここの見学可能なエリアは先ほどの門から坂上の司祭館まで。 普通に歩いて往復しても20分くらいでしょうか。 私の場合は色々と撮影していると一時間はかかるとふんでいますが、あいにくの雨で少々意欲が薄れてしまいました。
司祭館前の広場。
後で知ったのですがジャンヌダルク像が中央にあります。 オルレアンに住んでいたことがある身としては、事前に知っていればもっと接近して敬意と共に撮影したかった。
振り返れば函館山。
30分ほどで門まで戻る(雨が降ってきたし)。
青空のレンガ造り修道院を撮影したかったのですが、少々湿った結果となってしまいました。
函館行きバスまで40分ほどなので、売店に寄ってみます。
売店に入ると、先ずは小さな博物館があります
ここに入って正解です
修道院の歴史や蘊蓄が展示されており
修道院に来たんだなぁと漸く実感する次第
空撮写真で見ると、拝見出来るのは左側のほんの一部です。 右側に広がる建物に修道女さん達の祈りと生活の場があります。
聖堂でのミサの様子
製菓製パンのお仕事
売店ではパン・焼き菓子・チョコレートなどが販売されています。
函館駅行きのバスまであと10分なのですが、軽い腰痛と雨。 たまやま客待ちしていたタクシーの運転手さんと目が合って、これはお導きではないかと函館駅まで乗車してしまうのでした。
実は、これがほんとうに幸いでした。 タクシー乗車時にカメラレンズの先端ユーティティリングが落下。 眼鏡用ネジのような極小ネジ6本が緩んでしまったようで、なんとか部品を回収することが出来ました。 バスの車内だったら座れたとしても絶望的。
ホテルで精密ドライバーを借りて修理出来たのですが、ある意味、ホテルへ向かうあのタイミングの出来事であったことが幸運。 明日の街散歩中だったら、部品は無くなるし、レンズキャップやフィルターにフードも取り付けられず、メーカー修理になっていました。
さて幸運に恵まれて函館駅前は曇り。
ちょとした場所の差で雨の降り方が全然違います。
駅近くのラーメン屋でありふれた一杯を頂きコンビニでは「メロンミルクコーヒー」と「ミルクコーヒー」を手に入れる。 本日の”昼間”の収穫物は、お土産用のトラピスチヌチョコレートとクッキーに北海道の牛乳を使っているミルクコーヒーで御座いました。
投宿したホテルは天然温泉付き。
ひとっ風呂浴びて、腰を労ることに致します。
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腰と天候に恵まれずと言えども、振り返れば数々の幸運に助けられ続けている大雑把な旅。 函館なので当然居酒屋で心も清めることと致します。
今回の一押し店「魚さんこ(ぎょさんこ)」
大衆居酒屋ですが、まぁ価格に観光地バイアスはかかっております。
兎にも角にも、若手大将の爽やかでメリハリのある声と接客が清々しい。 もちろん接客店員さんもハキハキしていて好感度高し。
お通しとホタテ焼きで一杯目生ビールを呑み乾し。
二杯目に間に合ったのはホッケの刺身。
少々お顔が個性的なので、一応ボカシを入れておきました。
焼きサンマ(写真がなぜか残っていない)を注文したきっかけで、吟醸ひや酒をなみなみで頂く。 因みにホッケ刺しは甘みが結構あるので、醤油よりは塩が合うと思い小皿に塩を出してもらう(テーブルに塩が置いてなかった)。
裏の皮目がぱりぱりで味もボリュームも大満足な鮭のハラス焼き。
二杯目がどんどん消えていきました。
三杯目ひや酒は辛口にして、お供はカワハギ差しキモ付き。
かつて大坂に月一で出張していた時には必ず注文したカワハギ(ハゲ)。 ほんとうはキモだけ沢山頂きたかったのですが、ちょっとだけ摘まみます。
醤油を少し入れて溶いたキモを刺身に載せて、ひや酒を呑む。
お会計をお願いするとサービスのアラ汁が出てきました。
内緒ですが。。。これが旨い。 焼きおにぎりが欲しくなります(が、食べ過ぎなのでお願いしませんでした)。
m(_ _)m ごちそうさまでした。
函館の夜は冷たい雨に濡れています。
10/3撮影@函館
予報では風速7m/sなのですが、幸いにも風は弱くて一安心です。