前回投稿のお散歩で行った向島百花園。
桜ではない写真も沢山撮ったので、羅列しました。
ヒトリシズカ(一人静)
静御前が一人で舞う姿にたとえられた名前。
開花前の鞘状の花芽が右下に見えます。
似たような植物で花の鞘(花序)が二本出て、ぽちぽちとした白花の二人静という植物もあるそうです。 (一人静も希に二本の花が出ていることがあるようです)
花を大きく撮ってみると、少々変わった花でした。
花弁とガクが無く、白い ”にょろにょろ” は雄しべの葯隔(やくかく)という物だそうです。 葯隔には、花粉が入っているのだそうです。 ちょっと難しかったので興味のあるよい子はWiki先生に聞いてみよう。
難しそうだなと思いを巡らせていると、
「私はわりやすいでしょ」とハナニラ(花韮)が横から顔をだしました。
でも注意してください
毒性なのでニラと間違えて食べてしまうと激しい下痢に悶絶することでしょう。
綺麗なんですけどね
誰かが桜の枝を手折って地面に差したような。
ニワザクラ(庭桜)
大きくならず庭にも植えられるということから命名されたようで、ニワウメ(庭梅)の変種らしいのですが諸説複雑らしい。 中国原産で、花の後に新葉がでてくるタイプ。
これ、鉢植えで欲しいかも。
バラ科サクラ属なので(?)、花の付き方が八重梅の様にも見えますが僅かに柄があります。
ユキヤナギっぽい花に遭遇
八重咲きのユキヤナギ?
シジミバナ(蜆花)
ユキヤナギが5枚の花弁に対して、シジミバナは8枚
花弁に見えるものの多くは雌雄のしべが花弁状に変化したもので
ある意味八重咲きのユキヤナギと見えても不思議はないですね
ユキヤナギより枝に腰がありそう。
双方共にこれでもバラ科だそうですよ。
小っちゃくて丸っこいような花を見ていると、蜆に見えてきた
(それが名前の由来らしい)。
花弁が反って丸っこくなっている感じ
ショッキングピンクで目立つハナズオウ(花蘇芳)
蘇芳という植物を使った染め物の色に似ていることから付けられた名前だそうです。
マメ科の特徴が出ている花です。
藤・アカシア・エンドウ・スイートピー等の花に似ていますよね。
もう終わってしまったかと思っていたボケ(木瓜)が春光と遊んでいました。
トゲが結構刺さりそうですね。
ボケの実は、木に瓜がなるように見える事から木瓜だそうですが、諸説あり。 桜同様に木瓜もバラ科ですから、バラ科植物ばかりが元気です。
カリン(花梨)の花期はもうおしまいでしょうか。
ヤマブキ(山吹)
” 七重八重 花は咲けども 山吹の 実の一つだに 無きぞ悲しき ”
太田道灌の逸話にあるように八重の山吹は実をつけません。 八重の花は三倍体DNAを持つ変異種で、雄しべが花弁化し雌しべが退化しており、挿し木や株分けで繁殖させるのだそうです(すべてネット受け売りですが)。
誰かがどこかで見つけて枝を持ち帰って繁殖させたということなのでしょう。 写真は一重の花で実を付けます。 これも、バラ科です。。
とってもシックなモクレン(木蓮)が色っぽい
1億年以上前の白亜紀化石が残る地球最古の 花木 だそうです(最古の花は別です)。 (花木:樹木類のなかでも特に花が美しい、木本性の観賞植物の総称)
現物は写真よりもっと濃い色でした。
早咲きのミツバツツジ(三葉躑躅)。
秋に落葉し、春には先に花を咲かせます。
そうです、ツツジの季節です。
桜の遅れで油断していました。
幼木が地面ギリギリで咲かせたツツジの仲間のシャクナゲ(石楠花)
さて、ここからはバラ科にかわってツツジ科の季節になります。
ハナミズキ(花水木)
昨年の今頃は見頃だったと記憶するハナミズキ。
ツツジに負けないよう、密かに開花の準備が出来上がっているようです。
日比谷公園のチューリップやネモフィラそしてハナミズキはどうしているだろうか。 亀戸天神の藤まつりは四月中旬からだとか。 花偵察隊を送り込もう。
4/10撮影@向島百花園
関東では開花や満開が遅くなった桜ですが、GW頃に見頃になる東北の桜が既に見頃の域に達しているとか。 気候の揺らぎが気になるところです。