秋晴れ。
家で衣替えとか絵を描くとかしている場合じゃぁない。
そこで向島百花園まで自転車散歩。
百花園の入り口に、
彼岸花の一輪ざしとは粋なあつらえ。
九時半に入園したときには数名の観秋人でありましたが、十時を過ぎると次第に人が集まり始めていました。
この季節の百花園は萩。
萩のトンネルが有名です。
見頃はもう少し先のようです。
今日の百花園で光を集めていたのは、芙蓉の花たちでした。
芙蓉って、蓮の別名だそうで、
これは蕾じゃなくて、咲き終わったあとの額(苞?)。
桔梗の青紫はいつ見ても惹かれます。
フジバカマ
接近撮影してみると、珊瑚やイソギンチャクの様にも見えます。
風船カズラ。
節にあるゼンマイ状のツルは何に使われるのだろうか。
こんな小さな花から風船が結実するんですねぇ。
アケビじゃないですか。
中身も美味しいんでしょうけど、山形置賜のそば屋で食べたアケビの皮の天麩羅が美味しかった。 サクッとトロっと。 もっと有名になっても良さそうですが、数量が取れないかな。
ススキも開いてきましたね。
沢山いろいろな植物を撮影出来ましたが、一部のご紹介のみで帰路に就きます。
白鬚神社に散歩の安全を祈願。
寺島ナスの蘊蓄板発見。
ざっくり申し上げますと、白鬚神社付近は昔寺島村と云い、そこでお江戸のお台所に向けて沢山ナスが栽培されてとのことであります。
偶然!
百花園で鉢植えされていた、寺島ナスを撮影していました。
紫の京茄子っぽいというか、山形等でまるごと漬け込まれる丸茄子(梵天丸)の大きいヤツとでももうしましょうか。 冷やした梵天丸(東北で広く栽培されているようです)の漬物をまるごと口に放り込んでから頂くビールは最高でありました。
白鬚神社から少し北上した隅田二丁目辺りで東へ向かう道に入ります。
これ、「古代東海道」なんだそうです。 江戸時代に制定された東海道ではなく、律令時代に整備された古代官道の名残で、隅田二丁目から葛飾立石~小岩を通り、千葉県国府台へと通じていたそうです。 G先生のマップにも、ここから立石までは「古代東海道」との記載があるので、ついでに見学に来てみました (ちょっと興味が出てきたので勉強中)。
直進してすぐに東武線の鐘ヶ淵駅前に到着。
鐘ヶ淵でピンと来ますか? 鐘ヶ淵紡績 (カネボウ) があった街です。 1620年、寺院移転の際に船で現隅田川を輸送中であった鐘を落としてしまった事に由来する地名から駅名が付けられたそうです。
そのまま直進して荒川 (荒川放水路) へ。
このまま走ると空に駆け上がれそうな気がする爽快な風が吹いていました。
9/28撮影@向島百花園界隈
帰宅後、ノンアルならいいだろうと開けた缶が実は普通のビールだったので、不可抗力であると一気に飲み干したのですが、確信犯であるとの嫌疑がかけられているのでありました。
美味かった。。。