新小岩でモンチッチを愛でる前に閻魔様に会う。 | まほろばのdaimal

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特にテーマがあるわけでもなく、自己満足の日記であります。

 『 広報かつしか 』 を寝そべって読んでいると気になる記事。

かつてのおもちゃの街葛飾区のメーカーが生んだ往年の大ヒットキャラクター 『 モンチッチ 』 像が新小岩北口に完成したそうな。 更に寅さんと習合した寅チッチが観光大使に任命されたとか。

 モンチッチを知らないよい子はネットで調べてみよう、結構流行ったんだぞ。

 

 買い物ついでに新小岩を目指す ( はっきり言って逆方向なんだけどね )。

 

 高校生の頃に自転車で通った新小岩への道は様変わりしているところが多々あれど、妙に懐かしい。 中川の土手道から平和橋通りに出て南下し平和橋を渡り、清楚というイメージがある天祖神社脇を過ぎて直ぐに上品寺 ( じょうほんじ ) というお寺さんがあります。

 

 ここには閻魔堂 ( えんまどう ) があります。 

大分前にも記事を載せた記憶がありますが、今日も寄らせて頂きました。

 

 境内

左にちょっと写っているのが閻魔堂で、ほぼ中央が本堂、右に写って知るのが八幡宮さんです。 墓地は正面に見える二本の木の奥になります。

 

 先ずは閻魔堂に挨拶させて頂きます。

 

因みに以下のような事であるそうですので、各自で自習しておくように。

 

 「 お地蔵様は閻魔様のことなんだよ 」 と、どこかで読んだ記憶がありますが定かではありません。 よく見ると、賽銭箱に刻まれた 『 王 』 の枠囲が将棋の駒のように立体視細線が右側にある。。。

 

 手を合わせて無病息災家内安全を祈願する。

行く先々の神社仏閣で祈願しているという ちゃっかり詣でのDaimaでありますが、今年に入って菩提寺に行っていないことを思い出してしまったのでありました ( 取り敢えず仏壇にお土産買って帰ろう )。

 

 舌を抜くペンチみたいな 『 やっとこ 』 が正面左にあることに気づきましたか? 酷似している大工道具で平釘を抜くペンチ状の釘抜きをエンマと言うそうです。 建て替え前のウチの物置に一丁あったなぁ。

 

 本堂

スっとした屋根の造形が素敵です。

屋根の最上である大棟が小さく造られ、下り棟が長く伸びてる姿がそう見せるのでしょう。

天井裏とか、内部構造にものすごく興味があります。 わざわざお邪魔する勇気もなく、外側を堪能させて頂きました。

 

 新義真言宗 八幡山 上品寺

 

阿形の左獅子に

破風の鶴(?)と

      

 

荒ぶる中央の龍

    

 

吽形の獅子

 

 波に浮かぶが如く造作されたシンボルは何だろう。

中央の十字に見えるモチーフですが、三鈷杵 ( さんこしょ ) に見えます。

 これは三鈷杵を十字にした法具で、羯磨 (かつま/こんま)と云うそうです。

三鈷杵とは金剛杵の一種で古代インドの武器から生まれた密教の法具です。

真言密教の本堂にふさわしい魔除けではあります。

 

 ネット情報に依ると 「 金剛杵とは、修法(しゅほう)の時に、これを持つことによって心中の煩悩を破り、本有仏性 ( ほんうぶっしょう ) の姿を明らかにするもので、堅固であらゆるものをうち砕くさまより【金剛】と名付けられた。 中央に握りの把 (つか )、両端に突起の ( こ ) をつくるものをいう」 とありました。 金剛石ってダイヤモンドの事ですよね。 

 

 鈷の部分が刃物であると推測しますが、鈷が一つの物を独鈷杵 ( どっこしょ ) で三つ叉が三鈷杵という具合です。 立体配置で五鈷杵というのもあります。

 
 三鈷杵を十字に配する法具なんて、最強だね。

 

 因みに羯磨 (かつま/こんま)は、サンスクリットのKarma(カルマ)の音訳で、業(ごう)や所作を表すとされている言葉であるそうです。

 

 境内の八幡宫にも挨拶させて頂きました。

八幡山 上品寺。 300年以上前の創建や神仏習合時代に色々あったのだろうと妄想。

 

賽銭箱には八幡神の神使である鳩が八の字に描かれておりました。

 

 モンチッチまで行かなかったですね今回は。

次回は、モンチッチですが、決して期待しないように、「 あぁ。。 」 という感想になるからね。

 

 2/9撮影@東新小岩

 

 この記事が公開されるであろう2月10日の朝は関東大雪か?

母のブースター接種はタクシー利用もいいけれど、確保出来るかちょっと心配な9日夜であります。