断捨離男爵 6:コンデジと哀愁のウォークマン | まほろばのdaimal

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特にテーマがあるわけでもなく、自己満足の日記であります。

 関東では薔薇が綺麗な季節となりました。

断捨離が少しずつ進められている反面、愛着のある品々はなかなか手放すことが出来ません。 今回は断捨離男爵であるDaimalの隠し倉庫に残されていたコンデジとウォークマンをついに処分することに致しました。 すでに無くなってしまった物を含め、昔を懐かしみながら彼らと決別の記念撮影を掲載させて頂きました。 

 

。。。あえてコンデジと書くのですから、コンパクトで無いデジカメは未だに優柔不断という密室で匿われております。

 

 

1,カシオQV10

1995年登場のこのカメラは市販デジカメの草分け的存在で、販売当時は6万円くらいだったと思います。 たった35万画素でしたが、技術資料や報告書などの文書に写真が張り込めるとあって、個人的には画期的かつ衝撃的事件でありました。 次の型が出た時点で、半値以下になったところを会社の備品として購入し仕事で使っていました (20年程前に故障で廃棄処分済み。よって借用写真です)。

単三電池で動作し、内蔵メモリーのみでしたのでPCにつないで画像をダウンロードします。 プラスチックボデーで軽量。 今これを評価するとトイカメラ的なイメージです。 私のデジカメ道楽は、すべてここから始まりました。

 

2,東芝アレグレットM1:廃棄処分決定

個人的にもデジカメを使ってみたくなり購入した、最初のデジカメです。 150万画素で写真らしくなってきました。 他のデジカメを手に入れた後は、無くなっちゃってもいいや的な発想で海外出張用カメラとなりました。 単三電池で動き、メモリーカードに記録されます。

確か。。2001年の夏にパリに出張したときの写真。 シャンゼリゼ通りにツールドフランスラストランで帰ってくる催しがあり、大混雑していたことを思い出しました。

 

3,東芝アレグレットM70:廃棄処分済み

思い出のカメラです。 リチウム電池駆動で330万画素。 レンズがとても明るかったと記憶します。 マニアの間では未だに使用されている様です。 シャッターボタンが反応しなくなり、技術的興味も手伝って分解。。廃棄処分。 写真は借用画像です。

ちょこちょこ家庭写真を撮りましたが、残っているのは少しだけ。 

下の写真は、秋田大館市の家内実家宅で遊ぶ我が子。 手前の娘はジャズドラムを趣味としてこの間嫁に行き、奥の息子は神職となるなんて、このときはまったく想像だにしておりませんでした。

 

4,リコーRDC7:廃棄処分決定

ちょっとカッコ良かったのでオークションで格安落札。 334万画素で3番のカメラと同じバッテリーパックが使えました。 静止画・動画・音声録音が出来る優れものでありましたが、テスト的に使っているうちになぜか撮影不能になってしまった残念な思い出の逸品。

双眼鏡のようにして撮影が出来きます。 下の写真のように、ビデオ鑑賞機のごとくモニターも出来ました。 殆ど使えなかったけど、今回でおさらばであります。

 

5,日立マクセルWS30SILM:廃棄処分決定

ポケットに入れて気軽に撮影出来るコンデジが欲しくて、これまたオークションで購入 (たしか数千円)。 ワイシャツのポケットに入る名刺大サイズでしたが、35万画素では画質が当時のレベルとしても良くなく、トイカメラの範疇であると思いました。 メモリーカードは無く内蔵メモリのみに記録され、表示ディスプレイもありません。 今回動作テストで起動出来ましたがWin7およびWin10では認識されず、事実上使えない為に廃棄処分決定。

 

6,カシオEXILIM EX-FH100:残存決定

1062万画素で10倍光学ズームのずっしりとしたコンデジ(2011年頃購入)。 

ハイスピードを売り物としており、高速連写は最大で毎秒40枚って動画並み。 動画も高速度撮影(スローモーション)が出来ます。 今どきこんなカメラで街撮りしていると、さぞや銘のある逸品と間違われそうですが、画質含めコンデジです。 10倍光学ズームが気に入っており、今でも常にバックパックに常駐する予備カメラ。 電池パックも2個が使える状態なので、今後も使い続ける事として現役続行。

 

7,カシオEXILIM EX-S100:残存決定

名刺サイズで320万画素のコンデジ(2005年頃購入)。

最近は出番がありませんでしたが、かつてはちょい散歩などで持ち歩きました。 フランス赴任中も常にジャケットの内ポケットに入れて、気になる事柄は即撮影。 「スタイリッシュなので僕も欲しい」と現地スタッフに言われましたが、すでにそのときには市場にありませんでした。 帰国後かなり暫く秘密基地の奥底で眠っていた関係から動かないのではないかと心配しておりましたが、電池以外は無事に動作しました。

フルメタルボデーがとてもとっても美しく、大きさに似合わないずっしりとした質量感が大好きです。 中央のエンブレムは文字が構造色で虹色に見える加工がされており、お茶でも飲みながらいつまでもクリーニング布で撫で回していたくなる逸品 (危ないおじさんなんです)。 出たばかりの頃のIPhoneのように、ずっしりとハートにくる感覚で所有する喜びを与えてくれるカメラです。 電池が膨らんで怪しそうであったので、2個買い足して現役続投を決定しました。

このカメラで撮影した画像がこちら。

参考までに現在の主力デジイチ画像はこの下。 

ブログや文書で使うには、まったく問題ないレベルです。

スマフォのカメラが劇的に進化している現在ではコンデジの影が薄くなっていますが、特徴があってまだ使える2機を残すことにしました。 冒頭に記したように「コンパクトで無いカメラ&アクションカメラ」などと言う亡霊がおりますが、その懺悔は何れ後日に。

 

 

8,ソニー ウォークマン:廃却処分決定

ソニーからは数多のウォークマンが発売されましたが、これは後期のモデル。

ソニーによる世界的ヒットを受けて、様々なメーカーからコンパクトカセットヘッドフォンステレオプレーヤーが出ましたが、洗練されたデザインと質感は他の追従を許さない王者の風格です。 

カセットテープケースサイズに組み込まれているのは、ドルビーNRシステム・録音機能等々で、往事のステレオカセットデッキ並み。 専用バッテリーを使っていますが、写真にあるように単三乾電池ケースを装着して稼働させることが出来ます。 フルメタル筐体の冷たい感触。 この中にモーターまでが仕込まれた緻密なメカニズムが日本の技術力を誇示しているようです。

しかし、残念ながら新品電池を入れても稼働せず。 

よって廃却処分と決定。 

カセットテープは大分捨てましたが、まだ100本近く残っているのに口惜しい限りです (居間のオブジェにするとの案も出ていますが。。まだ迷ってます)。

 

9,ソニーデジタルウォークマン

時代の趨勢はデジタルに流れ、iPodや台湾・中国製の超小型デジタル音楽プレーヤーがカセットプレーヤーを駆逐。 当然ソニーもデジタル音楽プレーヤーを出すのですが、Apple社の勢いに追いつけていないように見えました。 私も中国製のデジタルプレーヤーを愛用していましたが、これを見つけた瞬間に即購入。 デジタル音楽プレーヤーですが、TVを見ることが出来て動画データを再生出来ます。 更にノイズキャンセルヘッドフォンシステム内蔵。 私の通勤電車は片道2時間の居眠りタイムから、TVニュースやお気に入り動画を鑑賞する動く居間に変わったのでした (って大げさな)。

残念ながらこの機体も充電不能&地上波終了で廃却処分としました。

 

 今回の撮影場所は毎度毎度の水元公園メタセコイアの森。 右に写るベンチで彼らの労をねぎらいながら、美味しくブランチを頂いたのでありました。

 

 確かに外国に見えないこともない。

 

 グリーンプラザに寄ってみた。

以前UPしたミツバチの巣箱で何やら。 遠巻きにしてズーム。

 

 大島桜(多分)のサクランボが真っ赤に熟しています。 

「食べても美味しくないよ」と、たまに会話するボランティアさんが笑っていました。 今年も山形のヤマザワへサクランボ調達の旅に行くのは難しそうであります。

 

 以上、道楽者の反省は続くのでありました。

 

 5/12撮影@メタセコイアの森

 

 そういえば、水元からの帰り道、適当に道を選んで迷子作戦で散策していたところ、ブルーベリー狩りが出来るファームがあるらしいことがわかりました。 覚えていたらの話ですが、6月後半に行ってみようかと思っております。