千葉県松戸市の「戸定が丘歴史公園」まで自転車散歩 | まほろばのdaimal

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特にテーマがあるわけでもなく、自己満足の日記であります。

 

 東京地方では、染井吉野が三分咲き~五分咲きで快晴。

 

 今年もまた、愛でることが出来そうです。

 

 そんな水元公園経由で、お隣松戸市 「戸定が丘歴史公園」 まで自転車散歩。

 

 水元公園から江戸川右岸に駆け上ると目の前に松戸市。

目的地は写真中央よりやや右側のこんもりとした台地なのですが、松戸駅南部はちょっと真っ直ぐには行けない事情があります。 そこにはJR線路や高架の国道6号並びに外環自動車道などがあり、市川市方面からせり出してきている台地 (段丘) などと相まって、自転車では大回りに走らなければなりません。

 

 先ず外環自動車道高架の手前の葛飾橋で江戸川を渡り、

 

 国道6号線と合流してJR常磐線を跨ぎ、

 

 更にJRの松戸車両センターにつながる引き込み線を越えて行きます。

 この界隈は、東京のすぐ隣の割には開発が進んでいないのも、住むには結構面倒な地勢だからでしょうか。

 

 

 トンネルの前に見えてくる千葉大学松戸キャンパス (園芸学部) のところで左折して、戸定が丘裾野をぐるっと回り込みます。 

 園芸学部は卒業式だったのかな。

 

 

 急な坂を登った先に、「戸定が丘歴史公園」の入り口があります。

 

 徳川家由来の当地は、明治の夜明けに関わる静かな歴史が流れた場所です。

 

 この公園の桜といえば、この枝垂れ桜。

 

 

 花を付けた枝は見事ですが、全体的には勢いが無くなってきた大きな老木といった感じです。 

 写真右下に見える紫の花は?

 

 葉を付けていませんが、ツツジのように見えます。

 

 帰宅後にネットで調べてみると、「ミツバツツジ」であるようで、早咲きで落葉するツツジなのだそうです。

 

 戸定邸

徳川慶喜の実弟で最後の水戸藩主、幻の将軍とも呼ばれる徳川昭武が隠居生活をしていた邸宅 です。

 

 折角ですから、中を拝見してきました。

 

 鴬張り廊下が巡らされている庭園に面した室内は質素。

 

 欄間に透かし彫りされているのは、

 

 二葉葵。 徳川家の三つ葉葵紋の原型だそうです。

 

 南側の庭を望む。

 

 東側。

ここからは江戸川 が見えますが、その先に江戸城跡を探していたのでしょうか。

 

 離れに続く廊下。

 

 離れは八畳間二つと四畳半一つが建てられています。

 

 

 引き戸の鍵。 昔の実家にありました!

締めるときに、雄ネジと雌ネジが上手くかみ合わずイライラした記憶があります。 他方で、「家族の食卓」なんて言葉がよぎるのは、歳を取った証拠でありましょうか。

 

 戸定邸。 造りは武家の堅牢さが感じられないのですが、品格が違うと勝手に納得するのでした。

 

 中継地である、水元公園に戻る。

緋色のコケモモハナモモが燃え立つように咲き誇っています。

 

 水元公園唯一の園内食事処 「涼亭」 で春御膳 (多分) を頂く。 

 正直、期待していない¥1,450なり。

 しかし予想に反して、結構美味しかったんだなこれが。 

 もしこれを注文したのなら、必ず右上の桜蕎麦から食してください。 他を先に口に入れてしまうと、ほんのりと薫る桜の香りが判らなくなってしまいます。 天麩羅もサクッとしていたし、なにより左上の鯛飯 (推測ですが) がイケる。 中央にある長芋をかけると尚よろし。 因みに従業員各位は注文をこなすのに精一杯なので、接客には期待しないこと。

 

 この様子だと、週末が見頃の染井吉野。

土日は名所に近づかない方が無難なようであります。

 

3/23撮影@戸定が丘歴史公園&水元公園