快晴の木曜日。
真冬物のコートなどを日干しして、春物への交代準備を始めました。
今日は本所界隈に用事があり、好天に誘われて自転車で出発。 折角自転車で行くのなら、途中の向島百花園に寄り道。
残念、百花園は当面自粛閉園とのこと。
梅や桜などの季節に、密を避けるとの配慮であるのなら、これも致し方ない (ここが休憩地でありましたが)。
百花園の掲示板横には弔旗が掲げられています。
都内の多くの公共施設では、震災10年目を迎えた今日は、弔旗・半旗が掲げられているようです。
用事を済ませ、隅田川河畔へ向かいます。
長命寺桜もちを土産に購入。 大ぶりの塩漬け桜葉三枚に包まれた春香るもちは、葉ごと頂くと美味しいのですが、ちょっとゴワゴワするので一枚だけにして食します (私のばあい)。 残った葉は湯飲みに入れて熱湯を注ぎ、桜茶にでもしてみようか。。。 因みに桜もちの現物はというと、撮影前、目を離した隙に家族の胃袋に消えていたのでありました。
墨堤に向かう。
弘福禅寺の裏手、早咲きの桜は、すでに満開でありました。
緋寒桜(寒緋桜)
名前知らずの寒桜(大島桜?)
コブシかな?
墨堤通りに出る (隅田川左岸土手)
少し上流に戻って桜橋付近。
染井吉野は漸く蕾が膨らみはじめていました。
快晴!
川風が気持ちよくて暫し休息。
川下を見ると言問橋が望めます。
川上方向の白鬚橋。
右岸にはジョギングする善男善女がちらほら。
散歩日和であります。
この界隈は、由緒ある神社仏閣が多く、浅草から吾妻橋を渡り、隅田公園や牛嶋神社に詣でてから見番通りを歩いて社寺を巡るルートがあります。
墨堤通りを向島方向に降りて牛嶋神社に詣でる。
2018年の台風で倒壊した後に再建された、珍しい形の三輪鳥居。 中央部分が「明神鳥居」で、両側が「脇鳥居」と言うそうです。
菊の紋章ではなく、「丸に剣方喰」。 もう一つ、「九重菊」の紋章も使われておりました。
手抜きで、蘊蓄看板写真掲載。
今度、ゆっくり見学してみたくなりました。
撫牛さん。
我が腰をさすり、撫牛さんの腰をさすって、腰の快癒を祈願します。 顔と腰が黒光りしているのは、腰痛が多いからか?
スカイツリー方向に向かう。
スカイツリーから徒歩5分ほどの「小梅のやぶそば」で、牡蠣せいろを食す。 つけ汁に入っている大粒四つの牡蠣が旨い。 薬味を使わずに素で蕎麦をいただくと、つけ汁に入っている柚子が口内で香ります。 次にネギをほおばり甘みを堪能した後で、沈んでいる牡蠣を探して味わう。 ああ至福。 二年ぶりの「小梅のやぶそば」でありました。
向島の裏道をうろうろして帰路に。
帰路途中の交番にも半旗が掲げられておりました。
震災の当日、単身赴任先の山形・置賜地方は吹雪。
激震で外に避難するも、寒さと雪に耐えられずトラックヤードに戻れば大きな余震で再び外に出るの繰り返し。 やがて報じられた津波の映像。 仕事や交通の関係から、東京の実家に戻って家族と顔を合わせたのは、GW頃でありました。
3/11撮影@向島界隈
亡くなられた方々のご冥福を心よりお祈り致します。