コンセントの話。 | まほろばのdaimal

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特にテーマがあるわけでもなく、自己満足の日記であります。

 コンセントの話。

暮れの買い物で家電量販店をひやかしてるときに気づいた、あるある。

量販店で売っているテーブルタップをよく見ると。。。下の写真は普通の製品です。

 

 

 こちらも同じ店で売られている別のテーブルタップ。 何かが違うのですが、判りますか?

コンセント差し込み口の大きさが左右(上下)で違うのが判るでしょうか。

 

 

 我が家で使っているテーブルタップで拡大してみると、左右で大きさが違っていて、大きい方には 「N」 と刻印されています。 このNとはニュートラルの略で、家庭用100vコンセントの場合ですと、アースと同じような電圧になる端子の意味になります (厳密にはアースと同じではありません。 また設備によってはN側に電圧が出てしまうケースがあります。 よって迂闊に触ってはいけません)。

 

 

 家庭の壁に設置されているコンセントも、よく見ると左右で大きさが違います。 皆さんもご自宅などのコンセントを、まじまじと見てみると判ります。

 

 

 どういう事かと申しますと、電気関連の規格や規制の関係から、誰もが同じであると思っていた家庭用コンセントとプラグには2種類が存在していると言うことです。 この背景には経産省と業界ですったもんだあったのですが、難しいので省略。 左右で大きさが異なるコンセント&プラグは、PSEという日本の安全規格に適合している機器に採用されています。

 

 中国などのメーカーでは、日本での販売をスムースに行うためにPSEマークを取得した製品が増え始めました。 そうすると、下の写真のような、左右で幅サイズの違うプラグを搭載した機器が販売されるようになっています。 これがネット販売の商品評価欄で物議を醸しているのをみかけます。 つまり、折角購入した機器が、壁のコンセントには差せるが、テーブルタップに差せないというものです。

 

 

 海外メーカーには一切の瑕疵がなく、ただ日本の安全規格を満足させて輸出しているだけですが、「非常識な製品」「中国製品はこれだからダメなんだ」という誹謗中傷とも読める評価が散見されます。 このブログを見て頂いている皆さんはお気づきですね、今後テーブルタップを買うときは、左右で大きさの違う物を購入すれば問題がないということを。 すでにテーブルタップをお持ちで、左右の大きさが異なるプラグを差せないとお悩みの方、100均で10cm延長3口対応とかいう製品が変換器として利用出来、100円で買えます (ダイソー)(三枚目の写真は、まさにその製品です)(口の大きさ差異をよく見て買ってくださいね念のために)。

 

 最後に、中国製の電源を取り扱う製品に記載されていることがある定格で「125V、15A、1875W」という表記は注意が必要です。 間違った表記ではありませんが、日本国内の電圧100Vに置き直すと「100V、15A、1500W」となります。 中国などの125V電圧地域では1875Wになりますが100Vの日本では1500Wになります。

 

 

米沢市羽黒神社付近(2017年1月