前回アップした向島百花園を後にして、明治通りを更に進み、白鬚橋で隅田川を渡河して平賀源内先生の墓所を探します。
白鬚橋を渡って5分とかからない場所にあるはずでしたが、なかなか見つかりません。 そうこうしているうちに「お化け地蔵」なる旧跡に遭遇致しました。
蘊蓄は台東区教育委員会ボードで。。
もともと、総泉寺にあった地蔵様が、寺の移転で残されたようですが、ボードによれば住所は松吟寺となっていますね。
地蔵様右手の生活感が無い建物の表札に、松吟寺と書かれておりました。
この界隈は、先ほどの松吟寺のような古い建物が散見される、微妙に不思議ちゃんの街というイメージを持ちました。 そうこうするうちに、漸く源内先生墓所を発見。 住宅街の中に紛れるようにして、ひっそりとしていながらも、立派な築地塀の墓所。
鉄扉の入り口が閉まっておりましたが、写真に写るお隣さんが「入っていいですよ」と教えてくれました。
肉眼でも可成り読みづらい蘊蓄版。
源内先生は高松藩士の三男坊で、数々の功績を残しながらも1779年11月に誤って殺傷事件をおこし、小伝馬町に収監されたまま12月に獄中死したそうです。 「お化け地蔵」にも出てきた総泉寺に埋葬されましたが、昭和3年に寺が板橋区へ移転した際、先生の墓所はこの地に残され、昭和6年に伯爵松平氏(旧高松藩当主)によって整備されたとのことであります。
小さな東屋風の屋根の下に、
源内先生の墓石がありました。
右奥の小さな墓石は、従僕福助氏の墓であるそうです。
気になる石碑、この紋章は天神様?
墓所に咲く彼岸花。 UPする予定ではありませんでしたが、右下方「Daimal」スタンプの上辺りに、白くポチッと何かが写っています。 ヤブ蚊です。 ともかくヤブ蚊が多く、再三アタックを受けました。
都内旧跡を訪問させて頂き、今回の都内自転車散歩は終了です。
秋風のなか、白鬚橋を再び戻り帰路につきました。 (この橋も優美ですね)
9/30撮影@東向島とか色々
PS:白鬚橋近く(上写真の真後ろ)バーミヤンで酸辣湯麺セットで昼食をとってから帰ったとさ。。