錦糸町から両国までお散歩(1/2) | まほろばのdaimal

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特にテーマがあるわけでもなく、自己満足の日記であります。

 ようやく酷暑から脱出した東京地方。

ハローワークに行ったついでに、錦糸町から両国まで徒歩散歩してきました。

錦糸町駅から徒歩3分のハローワークで用事をすませ、約2時間の予定で出発。

 

 

 総武線の高架をくぐり大横川親水公園に出ます。

ここは大横川の暗渠(あんきょ)で、スカイツリーのある吾妻橋から東京湾につながる運河跡です。

それに東西方向に交差するのは、北斎通り。

 

 

 この北斎通りも、かつては東西方向の運河であったそうで、埋め立てられて道路となったとか。

 

 

 ビルばかりの街並みに、まれに戦後建てられてと思われる家屋がわずかに残って居ます。

張り出した屋根を支える金具に味がある。

 

 

 小さな神社に遭遇。

相撲の始祖といわれる野見宿禰を祭る野見宿禰神社だそうです。

残念ながら鳥居前の柵が閉まっておりましたので、外から見学。

 

 

 歴代横綱の碑。

 

 

 金文字と他の横綱の違いや如何に?

 

 

 奥にある二枚目碑はまだこれから下方に名前が刻まれる余地があります。

六十六代若乃花以降、外国人なんですね。

 

 

 そして、すぐご近所には「すみだ北斎美術館」。

葛飾北斎生誕地 (看板くらいしかない) の隣に創建された狭いけれど立派な美術館です。

館内はさほど広くありませんが、入館料1,000円(企画展含む)の価値があるかどうかは貴方しだいです。

 

 

 モダンな造りで3,4階が展示室。

もうちょっと和の味がほしいかなぁ。

 

 

 ここには主に精密レプリカや復刻版が展示されています。

 

 

 4階の企画展は撮影禁止ですが、常設展の一部は撮影可。

定番を撮影させて頂きました。 北斎漫画(スケッチ)のレプリカを手に取って見ることが出来ます。 精緻な線画が素晴らしかった。

人の動きもそうですが、デフォルメされた表現が浮世絵には丁度良いのかなぁと思うのでありました。

 

 

 晩年、娘の阿栄 (おえい)と過ごした北斎の再現家風景。

実にリアルに出来ており、暫し釘付けになる。 文机のような台を用いて背筋を伸ばしスマートに筆を走らせているイメージがあったのですが、北斎 (右側) はコタツにもぐり込んで畳の上で描いており、少々イメージが変わってきました。

 

 

 北斎生誕地 (うっかり蘊蓄看板撮影もれ) 前の北斎通りに戻る。

お江戸から東京に戻った感じがして、なぜか深呼吸してしまいました。

 

 

 西側を見れば、「江戸東京博物館」が間近に見えます。

 

 

 場所中の国技館も近いので。。。

 

 

 今回は江戸東京博物館には入りません。

以前は外国人が多かったのですが、外から見る感じでは閑散としておりました。

 

 

 博物館の横を通過。

右は両国中学校ってなんか名前はかっこいい感じ。

 

 

 両国界隈もビルの街並みですが、一部に古い家が残って居ました。

下のお宅、良い感じです。 左のお宅は、奥に造りのよい瓦屋根の本宅があり、手前は白いちょっとモダンな新宅ってところでしょうか。 新宅 (勝手にそう呼んでいますが) の瓦屋根は恐らくコンクリートのような材料の成型品で、青色のトタン部分にかつて続きの家屋が駐車場まであったに違いない! 左端の入り口には、透かし彫りが施されており、可成り朽ちてはいるものの、かつては素敵なお宅であったに違いない。。と妄想する次第です。 右のお宅も種々妄想があるのですが、これくらいで。

 

 

 こちらも、通りに面する部分は現代風に綺麗に仕上げていますが、側面の板張りと瓦屋根からすると、元々は日本家屋だったと思われます (人の家を勝手に話題にして申し訳ありません)。

 

 

 たまたま見かけた、古い木造建築のリノベーション現場。

古い柱を切ってパイプで支え、痛んだ接地部分の基礎と柱接ぎしているんだと妄想しております。

 

 

 旧安田庭園に到着。

 

 

 

 現在位置は、赤く表示されているところ。

庭園を抜け、刀剣美術館に向かいますが、次回に続く。

 

 

9/15撮影@錦糸町~両国界隈

 

 

 涼しくなったけど、週末に再び30℃越えの予報。

溶けてしまうかも。 それでも夏は去りゆくのでありました。