手術の朝、7時までは無糖の飲料はOKなのでペットボトルの麦茶が朝ご飯。 9時頃になると看護師さんに手術着を渡されて着替えて点滴開始です。 「手術にはタイツをはいて頂きます」との説明に、「江頭みたいな格好になるのかなぁ」との私の発言で家内と看護師さん爆笑。 実際はハイソックスのようなタイツでありました。 少々緊張気味の家内をリラックスさせるつもりで、「記念写真撮って」と言ってみる。 本人至って平静のつもりでしたが、顔が緊張しておりますね。
「行きま~す」
と迎えに来た看護師さんのストレッチャーに自ら乗って手術室へ。 乗っていて感じたのは、結構移動速度が速いこと。 実際にはさほど速いわけではないのでしょうが、寝転がって天井だけの視界であると速く感じるのかもしれません。
手術室に到着すると、スタッフが次々と自己紹介し、手際よく全身に測定プローブを取り付けていきます。 オペ看が大きな声で私の症状から術式並びに現在のバイタルを読み上げると、麻酔医が覗き込むようにして、「では麻酔開始しますね」と。 「麻酔入ります、気分悪くないですかぁ」 「大丈夫ですよ、もうぼ~っとしてきま。。。。。。。。。。」
名前を呼ばれ、気がつけば約2時間経過。 手術室の天井がぼ~っと見えた気がしましたが、意識を完全に取り戻したのは病室の天井を見た記憶から。 いったいどういう仕掛けになっているのだろう、まったく何も記憶がありません。 ホワイトアウトやブラックアウトでもない、何もなく突然に途切れてワープした感じでありました。
開口一番「写真撮って」だったそうです。(あまり記憶にない)
「おしっこは大丈夫ですか?」
「ちょっと行きたいかなぁ」
「じゃ尿瓶で。。。」
「点滴とれるまで我慢できます!」
術後約2時間で点滴やプローブが外され、トイレへ。
看護師さんが、起き上がる姿と歩き始める姿を確認し、自力歩行開始。
プライバシーを考慮して、密かに壁側だけ撮影。 トイレやシャワー室などは新しく機能的で広い。
夕食!
午前中に手術開始の場合には夕食が食べられるとの事で、期待していた夕食(内視鏡手術の場合)。
一夜明けて、部屋下の廃棄物置き場にゴミを投げる騒音で目覚める午前6時。
この部屋は昼間も結構騒々しくて、長期療養には向きませんね(これが唯一の玉に瑕でした)。
実はあまりよく眠れていません。
沢山の点滴などが影響しているのか、2時間に1回くらいの割合でトイレに起きてしまいました。
朝ご飯は8時。 卵かけご飯か納豆が食べたかったけれど、これはこれで美味しかった。
上の写真右上に見える、茶色の袋に入った怪しい「お土産」を頂く。 そこにはヘルニアと書かれております。 そうです、切除したヘルニアがお土産。 イメージとしては下の秋空雲写真みたいな感じでありまして、ただただ白い物体がアルコールの入った瓶に収められています。
病院スタッフには、本当にお世話になりました。 特に思ったのは、病棟は看護師さんと各種補助員さんのおかげであること。 女性が多いスタッフですが、激務なのに気遣いのある言葉、感謝いたします。
帰りはもちろんバス。
ちょっと路線を変えて、柴又経由で金町駅行きに乗車。 流石に内視鏡手術、あっという間の退院です。 痛み止めの効果(?)と前夜の寝不足もあって、またまたぼ~っと揺られる車内。
柴又の南にある街「鎌倉」
そこには鎌倉交番などという交番があることを知っていましたが、偶然発見。
葛飾区には「新宿:にいじゅく」「鎌倉:かまくら」「白鳥:しらとり」などといった街があります。
現在自宅療養中のDaimal、元気であります。
重篤な病気で長く入院を余儀なくされておられる方には不謹慎な投稿になってしまったかもしれませんが、こうしてDaimalの腰椎狭窄症の内視鏡手術は無事終了し、なぜか病院食の写真だけが残りました。 療養は概ね一週間程度、自主リハビリ含めての休養となります。 天気次第ですが、明日辺りから自転車で軽い散歩を開始する予定です。