丸窓から見える錨。

ランドマークタワーと競り合うが如く青空に突き刺さるマスト。

日本丸に逢いに、横浜まで散歩してきました。

以前から見学を狙っていた日本丸。
唐突ではありますが、新年を機に電車でおでかけ約1時間弱。
博物館と抱き合わせチケットで乗船です。
↓拡大して見てね、構造がよくわかります。

動力航行時の操舵室。
開館とほぼ同時の乗船だったので、ボランティアさんにマンツーマンで説明して頂けました。 でも、とても詳しく説明してくれるので、撮影するチャンスが難しい!!

第三層(第二甲板)の居住区。
写真はメインマスト基部です。 撮影が傾いているのではなく、マスト自体が進行方向に対して後退角を持っています。 日本丸は4本のマストがあり、ファーストマストの後退角に対して以降はそれぞれ+1°更に傾斜させているとの事です(ガイドさん情報。。こういうのは見ているだけじゃ判りませんね。)。

日本丸は鋼鉄船ですが、マストも2/3は鉄製で上部は木製だとか。
これは重量バランス(重心)を低くして揺れた際の復元力を維持するためだそうです。
下の写真は乗組員=研修生の居室。 そうです、歴史的に紆余曲折があったものの商船校の練習船が日本丸です(兄弟船が海王丸)。

一室8名で、全15部屋。
高校時代の山荘(合宿所)に似ています。
私物は殆ど置けませんね。

士官室。
扇風機が有るんだぁ~

船長室。
執務室+居住室(写真奥)+専用浴室(写真更に奥にある)。
執務室は来客時の応接室になったそうな。
エアコンあるよね。。。

士官サロン(会議室兼士官食堂)

外光に浮かび上がるステンドグラス

船尾の操舵輪。
帆航行ではここで操舵するそうです。
映画の海賊船でも、艦橋は船尾で、その上に蛇輪がありますよね。
荒れた海では2つの蛇輪を4人で操作するのだそうです(重い)。
尚、蛇輪後ろのシェルター状のものは風よけだそうです。

日本丸の船尾。

昼食。
折角横浜まで来ているのですが、腰の具合も思わしくなく、日本丸前の博物館内レストランで。 空いている皿は、サラダとピザ。 更にパスタと飲み物も入ったランチコースで980円。

風を頼りに目的地まで行くという航海術は、有る意味現代の航海に比べ、人間くさい知識と経験+勇気が重要なのだろうと思いを馳せるのでありました。


本日の予定はカップヌードル博物館経由で煉瓦倉庫まで散歩する予定でしたが、腰痛の兆しを感じて断念。 次は暖かくなってから再訪問です。
1/6撮影@神奈川県横浜