合格する生徒と落ちる生徒の違い | 大学受験対策のプロ

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特に、化学や日本史を克服するにはどうすればいいのかを中心に、受験全般の話題も取り扱っています。

これまで受験生を数多く

教えてきましたが、

合格する生徒には共通点があります。

 

どういう生徒が合格するのか。

それは、

 

「自分で物事を考えられる生徒」

 

です。

 

近年、受験問題は

従来の「知識を試す試験」から

「思考を試す試験」へと

移行してきています。

 

そこで試されるのは

本人の「考える力」です。

 

18歳くらいになってくると

自分で物事を考えられる子と

何も考えてない子の差が

かなり大きくなってきます。

 

その原因は何かというと、

勿論本人の元々の性格の違いも

あると思いますが、

環境要因による所が

かなり大きいように思います。

 

具体的に言うと、

親御さんが本人の身の回りの事を

あれこれやり過ぎているために、

本人が自分で考えて動く機会が

奪われているケースが

大変多く見受けられます。

 

お子さんを難関大に合格させたい

とおっしゃられる親御さんは

決して少なくありません。

 

しかし、よく考えてみて下さい。

 

難関大の問題が解けるためには

高いレベルの思考力、

つまり自分で考える力が

求められます。

 

また、

身に付けてきた自分の知識を

自分で維持するには、

自ら判断する力も必要です。

 

よっぽどの天才でもない限り

習った事は

暫く経ったら忘れます。

なので、

自分がどの部分を覚えていて

どこを忘れているのか、

自分自身が頭の中を把握し、

今どこを復習すべきなのかを

自分で適切に判断出来ないと

成績は上がりませんし、

難関大に通用するレベルにも

辿り着きません。

 

それについてはコチラ

 

 

 

それほど厳しいレベルが

要求されるモノを目指しているのに、

日常生活で

誰でも出来るような事すら

自分で考えられないなら、

難関大の問題に対応するのは

到底無理でしょう。

 

ところが、

「自分で考えられるかどうか」というのは

日ごろの生活習慣から身に付くモノなんです。

 

普段が何も考えてない生活なら

勉強の時だけ都合よく物事を

考えられるようにはなりません。

 

考える力というのは

日常生活の中で

「考える」という行為をする事で

培われていくものだからです。

 

ありていに言えば、

それは「知恵」というヤツです。

 

知恵は、それを使う状況に

迫られなければ身に付きません。

 

つまり、何も考えなかったせいで

本人が困った事にならないと、

知恵を使うようにはならない

という事です。

 

にも関わらず、親御さんが

日常生活の中で

本人が困らないように

お子さんの身の回りの事を

あれこれやってしまえば

本人が知恵を付けるチャンスが

奪われてしまいます。

 

私の授業の習い方も

考えている子とそうでない子で、

まず勉強以外の部分が

大きく違っています。

 

考えている子は、

スケジュール調整も自分で

私に相談してきますし、

習った問題の類題が欲しい時は

私に連絡して来ます。

 

勉強の進め方のペース

についても

8月までにこの単元を

終わらせる事って出来ますか?

などと質問してきます。

 

こういったやり取りは

本人が考えているからこそ

起きるやり取りなのです。

 

そしてそういう生徒は

例外なく成績が上がっていきます。

 

逆に、考えてない子は

前回どこまで習ったかすら

覚えてなかったり、

こちらが出した課題が

何だったかも忘れていたりします。

 

そういう生徒は

自分が今大丈夫なのか

それともヤバいのか、

それすら考えてなかったりします。

 

そんな状態で習っても

身に付くモノも身に付きません。

 

私も教え始めた頃は

出来る限りこちらが把握して

いろんな事を

やってあげようと思ってましたが、

そうなると、

本人が自分で考えなくなり、

ただ習う事を待っているだけの

受け身な人間になってしまいます。

 

そうすると、

一番困るのが受験前です。

 

高校3年間の総決算なのだから

全部が出来る状態で

試験を迎えなければならないのに

本人が自分の状態を

あまり把握出来てないがために

直前の1ヶ月になったら

どこを勉強すればいいのか

分からなくなってしまったりします。

 

しかし、いくら私でも

3年分の全範囲を前にして

「ここをやれば良いよ」と

指示を細かく出すのは無理です。

 

本人の頭の中は

本人が一番よく分かっていなくては

なりません。

 

自ら考える子であれば

もう1ヶ月前になったら

私から習う時間よりも

習ってきた事をパーフェクトな状態に

持っていく事の方に

本人がエネルギーを注ぎます。

 

そうでなくては

本番で力を発揮できません。

 

最後は本人が自力で

乗り越える事なのです。

 

私や親御さんは

試験を手助けする事は

出来ないのだから。

 

そういう意味で、

私は普段の授業でも

出した課題の内容や

前回どこまで教えたのかも

私自身は敢えて把握しません。

 

授業が始まる時に、こう聞きます。

「前回どこまでやったっけ?」と。

そして「宿題って何だったっけ?」と。

 

これは、勉強が私主導で行うモノではなく

本人主導で行われるモノだと

自覚して貰うためです。

 

受験で成功するためには

最高の授業が習える事も

もちろん大事ですが、

むしろ、

本人の習い方や取り組み方を

改善していく事の方が、よっぽど

成績が上がる事に繋がる場合が

多いように思います。

それについてはコチラ

 

 

 

その習い方や取り組み方の

根幹にあるのが

「自分で考える力」です。

 

そして、

今まで全く考えてなかった子でも

考えなければならない状況に

してあげるだけで、

「考える子」へ変貌していく一歩を

踏み出せるのだと思います。

 

そしてこの「考える力」は

受験のみならず、その先の

社会でやっていくために

必要不可欠なモノではないでしょうか。

 

それを身に付けるために

私は受験があるのだと思います。

 

それについてはコチラ

 

 

 

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