全統記述模試の感想 | 大学受験対策のプロ

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特に、化学や日本史を克服するにはどうすればいいのかを中心に、受験全般の話題も取り扱っています。

生徒達が8月末に

全統記述模試を受けてきました。

 

その感想は

化学については「まずまず」

といった感じでした。

 

恐らく私の生徒で

全統記述模試を受けた生徒は

どの生徒も今回の模試で

偏差値が上がってくると思います。

 

びっくりするような偏差値は

出ないにしても

恐らく10月の第3回全統記述では

高い偏差値が出るくらいに

仕上がってくると思います。

 

少なくとも私は

偏差値70あたりが出せる所まで

仕上げていこうと思っています。

 

受験化学では、

夏のこの時期から

無機と有機が出題され始めます。

そして世間一般的に言うと

この無機と有機で

多くの生徒が撃沈するのが

この8月の全統記述模試です。

 

しかし私の生徒は逆です。

高2の3月あたりから夏までの間に

無機と有機はかなり仕上げてきたので

今回も、生徒達は

無機と有機は結構出来たと言っていました。

 

比較的出来なかったのは

計算系の理論の問題。

 

しかしそれも心配はしていません。

最終的には有機と無機を

先に仕上げていけば

理論の方は追い上げが利きます。

 

なぜ無機と有機を先に

仕上げるかというと

知識系は身に付けるのに

時間がかかってしまうからです。

 

しかし、

理論も、マーク問題レベルは

そんなに苦にしないくらいに

仕上げてあるので、

これからの対策で一気に

2次試験レベルの理論が

解けるようになると思います。

 

今回の全統記述模試では

一般的には多くの生徒達が

「やられた」と言うでしょう。

 

ではその生徒達は

これから頑張っていけば

巻き返せるのか?

 

いいえ。

もはやこの時点でやられたなら、

完全に手遅れです。

 

次の全統記述模試は

たったの1ヶ月半後です。

 

しかもその時には更に

問題のレベルは上がっています。

出題範囲も広がっています。

 

今回の模試が出来なかった生徒が

1ヶ月半後に更に難易度が上がった問題を

どうして解けるようになるでしょうか。

 

そしてその10月の模試に

間に合った人達だけが

本番でも合格点を取るのです。

 

それについてはコチラ↓

 

 

 

 

つまり、

夏の終わりの全統記述模試の時点で

もう勝負があったも同然なのです。

 

というよりは、厳密に言うと

手遅れである事が、この時期に

完全に成績として明るみに出る、

というのが正しい表現かもしれません。

 

受験の流れをちゃんと理解して

逆算して対策をしていけば、

この時期の全統記述模試からは

まぁまぁ解けるなぁと

感じるようになります。

 

そうでないと、

まずこれから先の模擬試験ラッシュを

乗り越えていく事は厳しいでしょう。

 

そしてこの夏の終わりの時期に

良い手応えが

感じれるようになるためには

その1年前の高2の段階から

しっかり下ごしらえをしておく事が

肝心なのです。

 

どんなに遅くとも

高3の春からは

対策を始めるべきです。

 

それでも高3の春からなら、

本人にある程度の力量が必要な上に、

最短・最速で身に付けられるような

最高のカリキュラムでないと

この合格のレールには乗れないでしょう。

 

高3の春の時点で

問合せてくれた2人の生徒は、

最初は週1で習いたいと

問合せしてきました。

 

しかしその時点で私は

もう今からハイペースでやってかないと

まず間に合わないので、

週2で授業を入れさせて下さいと

無理を言ってお願いしました。

 

それに対応して下さったからこそ

これから大きな成績の巻き返しが

実現できるワケです。

 

一旦レールに乗れば

そこから先は実力がどんどん上がるので

沢山授業をする必要が

無くなってきます。

 

ならばその時点で授業を

減らせばいいのです。

 

2人とも、高3の春の時点で

マーク模試も記述模試も

全く解けない状態でしたが

今はかなりの手応えを感じて

とても良い集中力で取り組んでいます。

 

そうです。

 

本人が出来る兆しを感じた時

それは大きなモチベーションに

変わります。

それが更なる実力の上昇を

加速させていくのです。

 

それも、どれくらいのペースで

やれば間に合うのかを

熟知している私の言葉を

信じて貰えたからこその結果です。

 

高3の春の時点では

多くの生徒がまだ

危機感を持っていません。

 

そしてその時期に私が

「ここで頑張らないと間に合いません」

と言っても、

なかなか聞いて貰えない事が多いです。

 

しかしそういう人達も

受験が近付いてきて

成績がなかなか上がらないと

なり振り構わなくなってきて

「どれだけでも授業を入れて下さい!」

と仰ったりします。

 

しかし、その時には遅いのです。

皆さんが「やばい」と感じる時には

実はもうとっくに手遅れで、

実際にはその半年以上前に

勝負が決まっているんです。

 

受験で自分の志望校に

予定通りに合格したいと思うなら

やはり早めからの対策が

絶対に必要です。

 

なぜならば、学力というのは

指数関数的に上がっていくので

最初の方はゆっくり少しずつしか

上がらないからです。

 

そして学力が一気に

上昇していく段階を

秋の時期に持ってこないと

秋の多くの模擬試験が

血肉に変わっていかないのです。

 

この秋の時期の模擬試験を

糧にするのか無駄にするのかで

大きな実力の差が生まれます。

 

だからこそ、力が付いてくる時期を

高3の秋に持って来る事が重要なのです。

 

私の所に問合せ頂く場合は

出来れば高2から習って頂く事を

強くお勧めします。

 

あわよくば、高1からならば

充分余裕を持って対策出来ます。

部活もしっかり頑張って

文武両道で高校3年間を過ごせます。

 

現時点では枠は完全に埋まっていますが

来年度には枠が大きく空きます。

 

その時に、

もし高3から私に習い始めるとなれば

その時点で

かなり負担をして貰わないと

(少なくとも週2で習うペースになります)

遅れは取り返せないでしょう。

 

高2からならば

ある程度ほど良いペースで習いながら

遅れを取り戻していけます。

 

将来の受験を成功させたいと

思ってらっしゃる方は

来年度の枠を

ご予約頂ければと思います。

 

次回は、

学力をスムーズに上げるには

何が大事なのか、

についてお話をします。