名古屋&オンラインで英語・フランス語
☆マンツーマンレッスン☆
講師の前田真理子です。
WBCの劇的な優勝から数ヶ月経ちましたが、日米の野球が大注目されていますね!
私は完全な ”にわかファン” で、野球のルールも曖昧ですが、テレビに日本代表選手が出るとついつい観てしまいます。
ところで、ほぼ全てのプロ野球チーム名には複数形の s がついています。
唯一の例外は広島東洋カープですが、carp(鯉)は fishと同じく単複同形なので s はつきません。
ただ、英語表記では同じ s がついていても、ドラゴン「ズ」・ホーク「ス」・ジャイアン「ツ」のように発音が微妙に異なっています。
その理由は、英語の綴りによる発音のルール。
複数形の s で一番多いのは「ズ」の発音ですが、これは単語が有声子音や母音で終わる場合です。
一方、無声子音で終わる場合は s の音が濁らずに「ス」となります。(無声子音とは声帯振動が伴わない音で、k や p などが該当します)
さらに、t で終わる単語に s がつくと「ツ」と発音します。ジャイアンツ以外では、大リーグの New York Mets もメッツと呼びますね。
チーム名はよく知られているので s の発音が自然に使い分けられますが、一般的な複数形で発音に迷った時は上記の法則が役立ちます。
真ん中やや左寄りに見えるのは、バンテリンドーム(旧ナゴヤドーム)です☆
ちなみに、フランス語でも複数形には s をつけますが、語尾の子音をほとんど発音しない言語のため、音には反映されません。
そのため、名詞の単複を見分けるには、冠詞の種類や動詞の活用など前後の文脈から判断しなければならず、慣れるまでは非常に厄介です・・
複数形の s ひとつとっても、深淵な言語の世界を実感いただけるかと思います。
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