1.非クラスタ側設定
■環境変数
ダ> export HULEXEP=/usr/local/HULFT/bin
ダ> PATH=/usr/local/HULFT/bin:$PATH
ダ> export HULPATH=/usr/local/HULFT/etc
■HULFT管理画面起動
ダ> utladmin -jpn -s
※「-jpn」は日本語で管理画面を表示。「-s」はShift-JISでHULFT管理画面を表示。
→CLIで下記の画面が表示される。ちなみにUTF-8の場合は、「utladmin -jpn -8」
HULFT8 for <<処理選択メニュー>> ESC :終了
Linux-Enterprise TAB :項目移動
Ver.08.01.03
1.配信状況照会
2.集信状況照会
3.要求状態確認
4.転送状況一覧
5.再配信待ち状況一覧
6.システム管理
区分 ===> F F:ファイルID別
H:ホスト名別
ファイルIDまたはホスト名 ※省略時は、ファイルID別
→ 「6.システム管理」を選択
→下記の画面に遷移
<<システム管理メニュー>> ESC :前画面
1.配信管理情報
2.集信管理情報
3.ジョブ起動情報
4.詳細ホスト情報
5.転送グループ情報
6.フォーマット情報
7.マルチフォーマット情報
8.ファイルトリガ情報
9.システム動作環境設定
IDまたはホスト名
→ 「9.システム動作環境設定」を選択
→下記の画面に遷移
<<システム動作環境設定>> ESC :前画面
1.起動関連設定
2.コード変換関連設定
3.属性変換関連設定
4.集配信関連設定
5.通信関連設定
6.セキュリティ関連設定
7.グローバル関連設定
8.転送テスト関連設定
9.その他設定
10.HULFT製品間共有設定
→ 「1.起動関連設定」を選択
→デフォルトでは下記のようになってるんご
<<起動関連設定>> ESC :キャンセル
TAB :項目移動
ワークファイル作成パス: /usr/local/HULFT/tmp
fifoパス : /usr/local/HULFT/tmp
配信要求受付ポートNo. : 32000
集信ポートNo. : 30000
要求受付ポートNo. : 31000
配信プロセスの多重度 : 10
集信プロセスの多重度 : 0
pidファイル作成パス : /usr/local/HULFT/etc
------------------------------------------------------------------------------
HULFTが一時的に作成するファイルを置くパスを指定します。
HULFTは、配信データおよび集信データを一時的に加工してワークファイルを作成する
場合があります。したがって、このパーティションの未使用エリアが十分とられて
いることを確認し設定してください。
200バイト以内の英数字で指定します。
「ESC」キー押下して前の画面に戻る
→ 「2.コード変換関連設定」を選択
→デフォルトでは下記のようになってるんご
<<コード変換関連設定>> ESC :キャンセル
TAB :項目移動
転送コードセット : S (E:S:8:G)
日本語規格 : 1 (0:1)
タブの処理 : 0 (0:1)
KEIS全角スペースモード: 0 (0:1)
外字テーブル使用 : 0 (0:1:2)
外字未登録時処理 : 0 (0:1)
コード変換モード : 0 (0:1)
------------------------------------------------------------------------------
使用しているシステムの文字コードを指定します。
E:EUC-JP
S:SHIFT-JIS
8:UTF-8
G:GB18030
「ESC」キー押下して前の画面に戻る
→ 「3.属性変換関連設定」を選択
→デフォルトでは下記のようになってるんご
<<属性変換関連設定>> ESC :キャンセル
TAB :項目移動
パック・ゾーン変換 : 0 (0:1:B:F:N:S:9)
ASCII用符号部 : 1 (1:2)
EBCDIC用符号部 : 1 (1:2)
Xタイプの変換 : 0 (0:1)
------------------------------------------------------------------------------
フォーマット転送またはマルチフォーマット転送での、サイン付内部10進数(P)と
サイン付外部10進数(S)の変換規則を指定します。
0:モード0 1:モード1 B:モードB F:モードF
N:モードN S:モードS 9:モード9
初期値は"0"です。
詳細は、「コード変換マニュアル」を参照してください。
「ESC」キー押下して前の画面に戻る
→ 「4.集配信関連設定」を選択
→デフォルトでは下記のようになってるんご
<<集配信関連設定>> ESC :キャンセル
TAB :項目移動
暗号化方式 : 0 (0:1)
集信オープンモード : 1 (0:1)
転送グループチェック : 0 (0:1:2)
動的パラメータ指定 : 1 (0:1)
メッセージ動的パラメータ指定 : 3 (0:1:2:3)
集信多重度オーバーリトライ : 0 (0:1)
配信転送後異常時の処置 : 0 (0:1)
再配信待ちキューの削除条件 : 1 (1:2)
集信ファイル最大サイズ : 0
自ホスト名
linux-x1fa
------------------------------------------------------------------------------
暗号化する場合の方式を指定します。
0:HULFT暗号化方式を使用
1:暗号出口ルーチンを組み込んで、その他の暗号化方式を使用
詳細は、「アドミニストレーション マニュアル」を参照してください。
「ESC」キー押下して前の画面に戻る
→ 「5.通信関連設定」を選択
→デフォルトでは下記のようになってるんご
<<通信関連設定>> ESC :キャンセル
TAB :項目移動
ソケット接続リトライ回数 : 5
ソケット接続リトライ待ち時間 : 20
自動再配信リトライ回数 : 0
ソケット通信応答待ち時間 : 3600
ソケット送信バッファサイズ : 0
ソケット受信バッファサイズ : 0
要求受付応答待ち時間 : 86400
使用するIPのバージョン : 4 (4:4/6:6/4:6)
電文転送タイプ : A (N:S:R:A)
------------------------------------------------------------------------------
ソケット接続に失敗したとき、再接続を試みる回数を指定します。
0~9999:再接続を試みる回数(回)
"0"を設定した場合、再接続は行いません。
初期値は"5"です。
「ESC」キー押下して前の画面に戻る
→ 「6.セキュリティ関連設定」を選択
→デフォルトでは下記のようになってるんご
<<セキュリティ関連設定>> ESC :キャンセル
TAB :項目移動
管理画面のセキュリティ : 0 (0:1)
要求受付ホストチェック : 0 (0:1)
HULFTManagerパスワードチェック: 0 (0:1)
操作ログ出力選択 : 0 (0:1:2:3)
操作ログ自動切り替えサイズ : 0
操作ログ切り替え世代管理数 : 9999
------------------------------------------------------------------------------
管理画面セキュリティ機能を使用するかどうかを指定します。
0:管理画面セキュリティ機能無効
1:管理画面セキュリティ機能を使用
初期値は"0"です。
「ESC」キー押下して前の画面に戻る
→ 「7.グローバル関連設定」を選択
→デフォルトでは下記のようになってるんご
<<グローバル関連設定>> ESC :キャンセル
TAB :項目移動
HULFT動作言語 : JPN (ENG:JPN)
日付形式 : 1 (1:2:3)
------------------------------------------------------------------------------
HULFTが動作する言語を設定します。
設定後、HULFT管理画面を再起動することで、管理画面の言語が切り替わります。
ENG: 英語
JPN: 日本語
「ESC」キー押下して前の画面に戻る
→ 「8.転送テスト関連設定」を選択
→デフォルトでは下記のようになってるんご
<<転送テスト関連設定>> ESC :キャンセル
TAB :項目移動
転送動作モード : 0 (0:1)
集信結果制御 : 0 (0:1)
集信ファイル出力 : 0 (0:1)
配信前ジョブ実行 : 0 (0:1)
配信後ジョブ実行 : 0 (0:1)
集信後ジョブ実行 : 0 (0:1)
転送履歴出力 : 1 (0:1)
------------------------------------------------------------------------------
HULFTが連動モードで動作するか、テストモードで動作するかを指定します。
0: 連動モード
1: テストモード
初期値は"0"です。
「ESC」キー押下して前の画面に戻る
- 「9.その他設定」を選択
→デフォルトでは下記のようになってるんご
<<その他設定>> ESC :キャンセル
TAB :項目移動
ユーティリティ応答待ち時間 : 60
ジョブ終了待ち時間 : 999999
ログ切り替え値 : 0
状況表示選択 : 1 (0:1)
HULFT識別文字 :
トレース出力バージョン : 8 (6:7:8)
トレース出力モード : 1 (0:1:2)
トレース出力ファイルサイズ : 10
トレース出力ファイル名
/usr/local/HULFT/etc/trace
HULFT ScriptポートNo. :
------------------------------------------------------------------------------
以下のユーティリティがHULFTのデーモンへ要求を発行した際の応答待ち時間を
秒単位で指定します。
・utlsend ・utlrecv ・utlscan ・utlschange
・utlkillsnd ・utlalivecheck ・utltriggerconf
10~259200:デーモンからの応答待ち時間(秒)
999999 :無限待ち
初期値は"60"です。
「ESC」キー押下して前の画面に戻る
→ 「10.HULFT製品間共有設定」を選択
→デフォルトでは下記のようになってるんご
<<HULFT製品間共有設定>> ESC :キャンセル
TAB :項目移動
ローカルファイルロックモード : 0 (0:1)
HULFT製品間共有環境設定パス
/usr/local/HULFT/etc
------------------------------------------------------------------------------
ローカルファイルに対して使用するロックシステムを指定します。
0 :ローカルファイルに対して、ネットワークファイルロックを使用しない
1 :ローカルファイルに対して、ネットワークファイルロックを使用する
初期値は"0"です。
ネットワークファイルロックについては、「アドミニストレーション マニュアル」を
参照してください。
■hulft起動
・hulft起動前確認
ダ> ps -ef | grep hu[l]
ダ> ←何も表示されない
・配信デーモンの起動
ダ> hulsndd
・集信デーモンの起動
ダ> hulrcvd
・要求受付デーモンの起動
ダ> hulobsd
・hulft起動前確認
ダ> ps -ef | grep hu[l]
root 6094 1 0 19:47 pts/0 00:00:00 hulsndd
root 6096 1 0 19:47 pts/0 00:00:00 hulrcvd
root 6112 1 0 19:47 pts/0 00:00:00 hulobsd
root 6113 6112 0 19:47 pts/0 00:00:00 hulobsd
2.クラスタ側設定
非クラスタ側と全く同じようにする。
3.集配信テスト
(HULFT8_JP_INS_UX.PDF 第5章 P.64~)
■ping疎通テスト
ダ> ping -c 1 suse12c
PING suse12c (192.168.2.13) 56(84) bytes of data.
64 bytes from linux-2l13 (192.168.2.13): icmp_req=1 ttl=64 time=0.259 ms
linux-2l13:~ # ping -c 1 linux-x1fa
PING linux-x1fa (192.168.2.11) 56(84) bytes of data.
64 bytes from linux-x1fa (192.168.2.11): icmp_seq=1 ttl=64 time=0.437 ms
■配信ファイル作成
・ワークファイル作成パス
「起動関連設定」→「ワークファイル作成パス」で指定したパス
/usr/local/HULFT/tmp
■ファイル転送を行う際に配信側および集信側で最低限必要な管理情報
・HULFT用語
- HULFTではデータ送信を配信、データ受信を集信という
- HULFTでは受信側から送信側へ配信要求と集信要求の両方をできる一方、
送信側から受信側へ配信要求と集信要求の両方をできる
- HULFTでは詳細ホスト情報にあらかじめデータ送受信するホスト情報を登録しておく必要がある。各ホストの文字コードも登録しており、文字コードのエンコードは配信側と受信側どちらでも行え、配信管理情報で指定する。
- ファイルIDとは配信側と集信側で同一のファイルに対して指定したID。ファイルを配信する場合は配信側の配信管理情報にファイルIDをキーとしたエントリーが必要で、かつ、集信側にも同一ファイルIDをキーとした集信管理情報のエントリーが必要。ようするに、ひとつのファイルIDを送受信する際には、そのファイルIDに対して配信側と集信側の両方に管理情報を登録する必要がある。
- 集信管理情報、配信管理情報では、データの差分取得、転送失敗時のリトライなどのルール、履歴管理などをきめ細かく設定できる。
・配信側・集信側共通
HULFTでは配信側と集信側に同一のファイルIDを指定します。ファイルIDは50文字以内の英数字で指定します。 ファイルIDに関連付けられた管理情報を元にファイル転送を行います。 ファイルIDは1ファイルごとに配信側(配信管理情報)および集信側(集信管理情報)に登録する必要があります。
・配信側HULFT
- 詳細ホスト情報(集信側ホストのホスト名) ←①
- 配信管理情報(配信ファイルID) ←②
- 転送グループ情報(転送グループID) ←③
・集信側HULFT
- 詳細ホスト情報(配信側ホストのホスト名) ←④
- 集信管理情報(集信ファイルID) ←⑤
- 転送グループ情報(転送グループID) ←⑥
【ポイント】
・詳細ホスト情報(①④)
詳細ホスト情報は通信先ホストの他に自ホストも登録が必要? ←確認予定
・配信管理情報と集信管理情報(②⑤)
一つのファイルIDをキーにして、配信側の配信管理情報と、集信側の集信管理情報の両方に整合性の取れた設定がないと送受信は失敗する
・転送グループ情報(③⑥)
ひとつのHULFTが同時に複数のHULFTに配信したり集信できるように、転送相手をグループ化する機能
【課題】
いろいろ含蓄があるので下記を調べる。
・ストレージネットワークが切断した場合、データロストやファイルシステム破壊が起こらないようにどの仕様のどの設定で担保されているか
・起動と停止は3つのコマンドだけみたいなのでapache httpdサーバ同様、TSAでHAクラスタ構築できそう
・配信側と集信側で文字コードをエンコードさせてみて文字化けしないか確認
・L7のHULFTヘッダに、どんな情報を乗せて集配信しているのかwiresharkで調べる。HULFTどうしの詳細ホスト情報上のホスト名が一致してないと通信に失敗するらしいのを試す
・配信要求
1. システム管理メニュー画面から、[↑]キー、[↓]キーで「1.配信管理情報」へカーソルを合わせ、 [ENTER]キーを押します。 配信管理情報一覧画面が表示されます。
2. [↑]キー、[↓]キーで配信要求を発行したいレコード「LOOPTEST」へカーソルを合わせ、[Ctrl]+ [u]キーを押します。
・ 配信履歴の確認
1. 処理選択メニュー画面から、[↑]キー、[↓]キーで「1.配信状況照会」へカーソルを合わせ、 [ENTER]キーを押します。 配信ファイル一覧画面が表示されます。
2. [↑]キー、[↓]キーで確認したいファイルIDへカーソルを合わせ、[ENTER]キーを押します。
・送信要求
1. システム管理メニュー画面から、[↑]キー、[↓]キーで「2.集信管理情報」へカーソルを合わせ、 [ENTER]キーを押します。 集信管理情報一覧画面が表示されます。
2. [↑]キー、[↓]キーで送信要求を発行したいレコードへカーソルを合わせ、[Ctrl]+[u]キーを押し ます
・集信履歴の確認
1. 処理選択メニュー画面から、[↑]キー、[↓]キーで「2.集信状況照会」へカーソルを合わせ、 [ENTER]キーを押します。 集信ファイル一覧画面が表示されます。
2. [↑]キー、[↓]キーで確認したいファイルIDへカーソルを合わせ、[ENTER]キーを押します。
・要求状態の確認
1. 処理選択メニュー画面から、[↑]キー、[↓]キーで「3.要求状態確認」へカーソルを合わせ、 [ENTER]キーを押します。 要求状態確認画面が表示されます。
2. [→]キーを押すと、要求状態確認(処理識別子表示)画面が表示されます。
4.hulft終了
・配信デーモンの終了コマンド
ダ> utlkillsnd
・集信デーモンの終了コマンド
ダ> utlkillrcv
・要求受付デーモンの終了コマンド
ダ> utlkillobs
・HULFTの終了確認
ダ> ps -ef|grep hu[l]
ダ> ←何も表示されない
※今のおいらの検証環境では下記のようにしないと使えないので備忘録するんご
1.NFSサーバ(CentOS:192.168.2.26)をシステムブート
2.非クラスタHULFTサーバ起動(opensuse11.4:192.168.2.11)をシステムブート
3.クラスタHULFTサーバ起動(opensuse12.3:192.168.2.13)をシステムブート
4.クラスタHULFTでNFSマウント 「mount 10.0.0.26:/exportfsdir /exportfsdir」
5.両HULFTで環境変数設定
export HULEXEP=/usr/local/HULFT/bin
PATH=/usr/local/HULFT/bin:$PATH
export HULPATH=/usr/local/HULFT/etc
6.両HULFT起動
hulsndd
hulrcvd
hulobsd
環境変数は/etc/profileか.bashrcか、.bash_profileに書いちゃうか・・・
クラスタHULFTはまだクラスタしてないけど、クラスタするときに/etc/fstabにautoでマウントしちゃいけないのでとりあえず手動でNFSマウントすることにするんご
7.TSAの設定時に「opensuse12.3:192.168.2.13」のホスト名を/etc/HOSTNAMEと/etc/hostsに「node1」って書いちまった。このままだと集配信できないはず