舞台本番前のアップにどれくらいの時間が必要ですか | DAG DANCE studio.

まずは先日のGroove6『LOVE‾』から少しお届け。

(photo by tomomi)

 

 

先日懇意にしているチームさんの舞台があり、本番はスケジュールが合わなかったのでゲネプロを観させていただいたことがありました。

 

 

ダンスをやって長い方もいれば、始めたばかりの方もいる。

皆が貪欲に、かつその場を存分に楽しんでいる素晴らしい舞台でした。

 

 

終わりに、僭越ながらマイクで皆さんへメッセージを、、、とお話しする機会をいただいたので、アップの仕方について少しメッセージを送らせていただきました。

 

舞台に立つ時は、F1の車体のようであるといいなというイメージを持っているのですが、ダンスを始めて間もないメンバーの皆は多分小屋入り後バタバタで忙しく時間が過ぎてゆき、あっという間にゲネプロの時間になってしまったんでしょう、

身体があったまらずに本番さながらの通し稽古をしているように見えました。

 

 

忙しいスケジュールの中であっという間に今のゲネプロになったんだね。それはわかる。けれど、諸々確認事項と同じくらい、自分の体のアップにはなんとか時間を割きたいね、という話。

 

 

 

ゲネプロは本番直前に、本番同様に演目を通すことで、

ここで本番さながらの体になっていないと結構危ないことが多いです。

 

 

本番は F1みたいに「GO!!!!」とサインが出たら皆が音速のごとく一気に飛び出していくのです。

 

そこでエンジンの温まっていない車体が1つあったら。

想像しただけで色々大変です。

ましてや楽屋でお菓子を食べてたら あ!出番! みたいな感じだと隣で本気で踊っている仲間の体感温度と可動域に差が出て想像していないところに手足が飛んできて衝突しかねません。

 

 

今まで時間をかけて練習してきた皆だから、

自分がどれくらいの動きをすると自分のTOPレベルに体を持っていけるか所要時間と必要な内容は自分が一番わかっている。

 

せっかく体を練ってきたのだもの、稽古場で最高だった先のパフォーマンスを最後に残したいものね!

 

 

 

それには、ステージに上がるまでにどれだけのことをすると自分が納得できる体になるのかを前もって練習の中で感じておくこと。そして、それが周りの皆とどうマリアージュできるのか。

 

ホールに入ると稽古場とは全く違う環境になる上に、会場ならではの注意点や変更点が必ず発生します。集中したいのに、自分のことばかりも考えている場合ではない状況になる。だから、練習では自分のことを自分でしっかり観察して、本番で最高のものができるようにしていきたいね。

 

 

 

そうだ、このブログで何度か登場しているレオニダスの言葉をシェアしよう。

なんか話がずれた気もする。

しかし普段の稽古での最高を目指すのではなく、ホールに入ってそんなにアップができていないのにMAXを出さねばならないかもしれないという点では一緒。

 

 

一気に周りが走り出しても耐えうる自分の体づくり。

練習のうちから体感しておきたいね!